乙種7類、全範囲をこの1ページから
消防設備士 乙種7類(通称「乙7」)の試験範囲を全4記事でカバーしました。
この記事は、その全記事をおすすめの学習順に並べたロードマップです。乙7は対象設備が漏電火災警報器1つだけなので、全類の中で最も範囲が狭く、短期間で合格を狙える資格です。
乙種7類の試験構成
まず、試験で「何がどれだけ出るか」を把握しておきましょう。
乙7の最大の特徴は対象設備が「漏電火災警報器」のみということ。構造・機能・整備の15問はすべて漏電火災警報器に関する問題です。範囲が絞られている分、集中的に学べば短期間で合格できます。
おすすめの学習順序
たった3ステップ・4記事で類別科目をカバーできます。構造を理解してから法令と整備に進む ── この順番が最も効率的です。
Step 1:構造・機能(1記事)
まずは漏電火災警報器の仕組みと各機器の役割を理解しましょう。ここが全学習の土台になります。
- 漏電火災警報器の構造と動作原理
── ZCT(零相変流器)の検出原理・受信機の種類(集合型/分離型)・公称作動電流値・音響装置・漏電ブレーカーとの違い
Step 2:法令類別(2記事)
構造がわかったら、「どんな建物に」「どう設置するか」を学びます。
- 設置義務と対象建物(施行令第22条)
── ラスモルタル造の定義・契約電流容量50A超・自火報との判断基準の違い - 設置基準
── 警戒電路・B種接地線との位置関係・公称作動電流値400mA以下・受信機の設置位置
Step 3:点検・整備(1記事)
最後に、実際の試験方法と整備を学びます。実技試験にも直結する内容です。
- 点検・整備と試験方法
── 作動試験・絶縁抵抗試験(5MΩ以上)・接地抵抗試験(D種100Ω以下)・乙7の業務範囲
電気の基礎もチェックしよう
乙7の筆記試験には「電気の基礎知識」が5問出題されます。甲種4類の記事がそのまま使えます。
- ★ オームの法則と合成抵抗 ── V=IR、直列・並列の計算
- ★ 電力・電力量・ジュール熱 ── P=VI、漏電による発熱の理解に直結
- 交流回路の基礎 ── 実効値・インピーダンス・力率
- ★ 電気計測器の基礎 ── 絶縁抵抗計・接地抵抗計は鑑別でも出る
- 電磁気の基礎 ── ZCTの動作原理(電磁誘導)の理解に直結
法令共通もチェックしよう
筆記試験には「法令共通」が6問出題されます。以下の記事で対策できます。特に重要なものに「★」を付けています。
消防法の基本
- ★ 消防法の目的(第1条) ── 予防・警戒・鎮圧、生命・身体・財産
- ★ 消防法令上の定義 ── 防火対象物・消防対象物・関係者の違い
- ★ 特定防火対象物と非特定防火対象物 ── 判断基準と具体例
- 防火対象物の数え方 ── 令8区画・複合用途の考え方
消防用設備等の制度
- ★ 消防用設備等の種類(施行令第7条) ── 消火設備・警報設備・避難設備
- ★ 設置及び維持(消防法17条1項) ── 施行令別表第一と備考4カ条
- 既存遡及と特例(消防法17条の2の5) ── 遡及される設備とされない設備
- 附加条例(消防法17条2項) ── 市町村条例で基準を強化できる理由
- 措置命令(消防法17条の4) ── 設置命令・維持命令・罰則
防火管理・点検制度
- ★ 防火管理者(消防法8条) ── 選任義務・管理権原者・甲種と乙種
- 統括防火管理者(消防法8条の2) ── 協議選任・共用部分管理
- 防炎規制(消防法8条の3) ── 対象建物と防炎対象物品
- ★ 点検報告制度(消防法17条の3の3) ── 機器点検・総合点検の頻度
- 防火対象物点検報告制度 ── 300人以上の建物・特例認定
消防設備士・検定制度
- ★ 消防設備士制度(消防法17条の5) ── 甲種と乙種の違い・独占業務
- 消防設備点検資格者 ── 第1種と第2種の権限比較
- 検定制度(消防法21条の2) ── 型式承認・型式適合検定・12品目
- 消防同意(消防法7条) ── 建築確認と消防同意の関係
学習のコツ
最後に、乙7の勉強で意識するとよい3つのポイントをお伝えします。
それでは、漏電火災警報器の構造と動作原理から学習をスタートしましょう。