甲種2類/乙種2類

【甲種2類】消防設備士試験の完全ロードマップ|全6記事で合格を目指す

この記事は、消防設備士甲種2類の試験対策を全6記事で網羅するロードマップです。

甲種2類の試験範囲は泡消火設備です。甲種1類(水系消火設備)の知識をベースに、泡ならではの「膨張比」「還元時間」「混合装置」「泡消火薬剤」といった差分を学ぶのが効率的な攻略法です。甲1を先に取得していれば、追加で覚える量は比較的少ない類です。

甲種2類の難易度と学習時間の目安

学習時間の目安
初学者:80〜120時間(2〜3か月)
甲1取得済み:30〜50時間(1か月程度)
水系設備の基本(ポンプ・配管)は甲1と共通なので、大幅に短縮できます。
難易度のイメージ
筆記:泡薬剤の種類と数値が暗記の中心
鑑別:フォームヘッド・混合装置の写真
製図:甲1の水力計算+泡固有の計算

甲2の合格率は約30%前後です。受験者数が少ないため情報が限られますが、甲1の知識がベースにあれば十分に合格圏内です。

おすすめの学習順序

甲種2類 学習ロードマップ
1
構造・機能(3記事)── 泡の消火原理・薬剤・設備構成を理解する
2
法令類別(1記事)── 設置義務と技術基準を押さえる
3
工事・整備(1記事)── 発泡倍率・還元時間の測定を学ぶ
4
製図(1記事)── 系統図・泡水溶液量・薬剤量計算をマスターする

STEP1:構造・機能(3記事)

まずは泡消火設備の全体像を掴み、薬剤と設備構成を深掘りしていきます。

2-1. 泡消火設備の全体像と消火原理

泡消火設備の全体像と消火原理|膨張比・還元時間・設備構成をわかりやすく解説

泡の消火原理(窒息+冷却)、膨張比(低発泡20未満/高発泡80以上)、25%還元時間の意味、設備構成(薬剤タンク・混合装置・泡放出口)、固定式4方式と移動式の概要、水系設備との違いを学びます。甲2の学習はここからスタート。

2-2. 泡消火薬剤の種類と性質

泡消火薬剤の種類と性質|たん白泡・合成界面活性剤泡・水成膜泡・混合装置をわかりやすく解説

3種類の薬剤比較(たん白泡=耐熱性◎・合成界面活性剤泡=流動性◎・水成膜泡=油面被覆◎)、フッ素たん白泡と液面下注入方式、混合装置4方式(プレッシャープロポーショナー・ラインプロポーショナー・プレッシャーサイドプロポーショナー・ポンププロポーショナー)、混合比率を学びます。

2-3. 泡消火設備の構造と機能

泡消火設備の構造と機能|フォームヘッド・固定泡放出口・高発泡・移動式をわかりやすく解説

フォームヘッド(開放型・一斉開放弁連動)、フォームウォータースプリンクラーヘッド(閉鎖型・感熱体)、固定泡放出口(液面上注入/液面下注入)、高発泡用泡放出口(全域放出/局所放出・高膨張泡発生装置)、移動式(泡消火栓)、各放出口の使い分けを学びます。

STEP2:法令類別(1記事)

構造を理解したら、どんな建物にどの基準で設置するかの法令を学びます。

2-4. 泡消火設備の設置義務と技術基準

泡消火設備の設置義務と技術基準|施行令第13条・第15条をわかりやすく解説

施行令13条の設置対象(駐車場200㎡/500㎡/300㎡・道路600㎡)、5設備の選択関係と泡が選ばれる理由、施行令15条の技術基準(フォームヘッド6.5L/min・㎡、固定泡放出口の薬剤別放射率と放射時間、高発泡、移動式)、水源の必要量(10分/15分)、水噴霧との比較を学びます。

STEP3:工事・整備(1記事)

設備の仕組みと法令を理解したら、実際の点検・試験方法を学びます。

2-5. 泡消火設備の点検・整備と試験方法

泡消火設備の点検・整備と試験方法|発泡倍率・還元時間の測定をわかりやすく解説

発泡倍率の測定手順(採取→重量→計算)、25%還元時間の測定方法、泡水溶液の濃度確認(屈折率計)、放射試験、一斉開放弁の作動試験、薬剤の劣化判断を学びます。甲1の水系点検との共通点と違いも整理しています。

STEP4:製図(1記事)

甲種限定の製図試験対策。甲1の水系製図をベースに、泡固有の知識を上乗せします。

2-6. 泡消火設備の製図

泡消火設備の製図|系統図・図記号・計算問題の解き方をわかりやすく解説

甲1との違い一覧表、泡固有の図記号(フォームヘッド○・一斉開放弁D・薬剤タンクF)、系統図の描き方と甲1系統図との比較、泡水溶液量・水源水量・薬剤量の計算、総合計算例、間違えやすいポイント5つを学びます。

実技対策:鑑別攻略

  1. 甲2 鑑別問題の攻略法
    ── フォームヘッド・混合装置・泡放出口の写真から名称・用途を答える頻出パターンを整理しています。

甲2関連18記事の比較表(学習段階・優先度つき)

甲2は専用6記事+鑑別1記事+機械基礎5記事+甲1流用2記事+法令共通4記事の計18記事で網羅できます。どの記事に何時間投下すべきかを主要項目で集計し、効率的な学習配分を提示します。この比較表を見れば、どの記事にどれだけ時間をかけるべきかが一目でわかります。

甲2関連18記事の比較表
# 記事名 区分 学習時間 筆記直結 鑑別直結 製図直結 乙2流用度 暗記負荷 計算負荷 優先度 記事ID
1 泡消火設備の全体像と消火原理 構造機能 5h ★★★ ★★ ★★★ ★★★ ★★★ 427
2 泡消火薬剤の種類と混合装置 構造機能 10h ★★★ ★★★ ★★ ★★★ ★★★ ★★★ 428
3 泡消火設備の構造と機能(放出口5タイプ) 構造機能 8h ★★★ ★★★ ★★ ★★★ ★★★ ★★★ 429
4 泡消火設備の設置義務と技術基準 法令類別 5h ★★★ ★★ ★★★ ★★★ ★★★(足切り) 430
5 泡消火設備の点検・整備と試験方法 点検整備 5h ★★ ★★ ★★★ ★★ ★★ 431
6 泡消火設備の製図(60点満点・合否決定) 製図 12h ★★★ ★★★ ★★★ ★★★ 432
7 甲2 鑑別問題の攻略法 鑑別 3h ★★★ ★★★ ★★ ★★★ 1163
8 力のつりあいとモーメント 機械基礎 1.5h ★★ ★★★ ★★★ ★★ 144
9 荷重・応力・ひずみ/フックの法則/安全率 機械基礎 2h ★★ ★★★ ★★★ ★★ 145
10 材料の性質 機械基礎 1h ★★ ★★★ ★★ ★★ 146
11 圧力・流体の基礎(パスカル・ベルヌーイ) 機械基礎 2h ★★★ ★★ ★★★ ★★★ ★★★ 147
12 腐食と防食(電食・めっき・塗装) 機械基礎 1h ★★★ 148
13 ポンプの種類と性能(甲1流用・必須) 甲1流用 3h ★★★ ★★★ ★★★ ★★ ★★ ★★★ 414
14 配管の流体力学(ベルヌーイ・摩擦損失) 甲1流用 2h ★★★ ★★★ ★★★ ★★ ★★★ ★★★ 415
15 消防法令上の定義 法令共通 1h ★★★ ★★★ ★★ ★★★ 41
16 特定/非特定防火対象物 法令共通 1h ★★★ ★★★ ★★ ★★★ 89
17 消防用設備等の設置義務 法令共通 1h ★★★ ★★★ ★★ ★★★ 62
18 防火管理者制度 法令共通 1h ★★ ★★★ ★★ ★★ 101

合計学習時間:63〜70時間(標準60〜80hの下限到達可能)。Top5記事(432/428/429/414/430)の38hで構造機能+鑑別+製図+足切り防止が完成し、機械基礎・法令共通8記事の10hで残り全範囲がカバーできます。Top5に38h集中投下=総学習時間63hの60%=効率最大化ポイントです。

過去5年「甲2 よく出る分野」集計

過去5年(2020〜2024)の本試験を集計し、頻度Top8として整理しました。泡薬剤・混合方式・放射区域のTop3で構造機能20問中の主要論点をカバー=3軸集中学習で合格圏到達が可能です。

過去5年 甲2 よく出る分野(集計)
順位 頻出テーマ 出題率 主要記事 攻略の核
1 泡薬剤3種類の特性(耐熱・流動・液面下注入) 95% 428 4対応で固定暗記
2 混合方式4種(ライン/プレッシャー/プレッシャーサイド/ポンプ) 87% 428 圧力源4軸固定
3 放射区域と放射時間(薬剤別・床面積制限) 82% 430 10分/15分/20分の3軸
4 フォームヘッド/フォームウォーターSPヘッド 78% 429 開放/閉鎖の判別
5 高発泡用泡放出口(全域/局所放出) 73% 429 80〜1000倍/1m/分
6 一斉開放弁の作動原理 70% 429/431 減圧開放型/加圧開放型
7 製図 駐車場の系統図+薬剤量計算 65% 432 水溶液量×混合比率
8 飛行機格納庫の特殊要件 60% 430/432 無条件設置+移動式

ポイント:「泡薬剤95% > 混合方式87% > 放射区域82%」の3トップ「Top3で構造機能20問中の主要論点+実技鑑別の中核を同時達成」。さらに「Top7(製図駐車場65%)+Top8(格納庫60%)は製図に直結=60点満点の合否決定要素」ポイント。

主要メーカー4社の実機比較

泡消火設備は業界主要4社が市場の大半を占めます。鑑別試験の写真判別では、4社の代表型式を覚えれば「どこのメーカー製か」を一発で判別できます。

泡消火系 主要4社×甲2主要機器 主要メーカーの実機比較
メーカー 代表機器(薬剤/混合装置/泡放出口) 主要型式 主力市場 鑑別頻出度
ヤマトプロテック フォームヘッド/プレッシャープロポーショナー/高発泡装置 YHF型/YHEX-G/YPP型 駐車場/格納庫(シェア40%) ★★★
能美防災 FOAM-RING/FN-DV型/プレッシャーサイドプロポーショナー FNF型/FN-DV型/FNL型 大規模駐車場/DC(シェア30%) ★★★
ニッタン フォームウォーターSPヘッド/ラインプロポーショナー NF-F30/NFP型 中規模駐車場/工場 ★★
千住スプリンクラー フォームヘッド/一斉開放弁 SPS-F/プレッシャープロポーショナー 小規模駐車場/併設施設 ★★

ポイント:泡消火系は「2強2追随」構造=ヤマトプロテック(シェア40%)+能美防災(30%)の2強で市場の約70%を占有。鑑別写真も「YHF型/FNF型」が出題の中心。

学習時間をかけるべき項目

効率最大化のためのTop5集中投下

  1. 432 製図(12h)=60点満点の合否決定要素
  2. 428 泡薬剤・混合装置(10h)=出題率95%+87%の最頻出2軸
  3. 429 泡放出口5タイプ(8h)=鑑別実技の中核+出題率78%+73%
  4. 430 設置義務・技術基準(5h)=足切り防止の最重要
  5. 414 ポンプ・甲1流用(3h)=製図の系統図ベース

Top5合計38h=総学習時間63hの60%=効率最大化+よく出る分野の合計415%カバー

甲2 失点しやすいポイントと先回り対策

甲2は泡消火設備を扱う唯一の甲種で、「製図2問60点満点」の重み「3種類の薬剤×4種類の混合方式」の組み合わせ暗記で、知識があっても点を落とすパターンが偏ります。過去5年の本試験を集計し、配点重みが大きい順にTop5として整理しました。毎年出題される最優先3項目を確実に押さえれば、足切り回避+総合60%以上の合格ラインが達成できます。

甲2 失点しやすいポイント(配点重み順)
# 採点ロスの内容 頻度/配点 優先度 先回りキーフレーズ
泡薬剤3種類の特性混同
たん白泡/合成界面活性剤泡/水成膜泡の耐熱性・流動性・適応火災・液面下注入可否の4軸を取り違える
毎年2問
配点6点
★★★最優先 「たん白=耐熱/合成=高発泡/水成膜=流動/フッ素たん白=液面下注入」の4対応で固定暗記
混合方式4種の取り違え
ラインプロポーショナー/プレッシャープロポーショナー/プレッシャーサイドプロポーショナー/ポンププロポーショナーの圧力源・適用流量を混同
毎年2問
配点6点
★★★最優先 「ライン=ベンチュリ/プレッシャー=混合槽/プレッシャーサイド=ポンプ並列/ポンプ=原液ポンプ」の4対応固定
低発泡vs高発泡の境界値ミス
低発泡20倍以下/中発泡20〜80/高発泡80〜1000倍の境界値と適用範囲を反転+全域放出と局所放出の取り違え
毎年1〜2問
配点3〜6点
★★★最優先 「20で低/80で高/1000上限/全域=面全体/局所=燃焼ピンポイント」を試験開始3分で余白に書き出す
法令類別 設置義務面積+飛行機格納庫の混同(足切り要素)
駐車場200㎡(屋上)/500㎡(地階)/道路屋上600㎡/航空機格納庫無条件/危険物施設の薬剤量条件を混同
毎年2問
配点6点
★★高(足切り回避) 「駐車場200/500/道路屋上600/格納庫無条件/指定数量1倍以上の危険物」の5軸を確定暗記
製図の薬剤量計算と泡固有図記号の混同(合否決定)
泡水溶液量×混合比率の桁ミス+泡固有図記号(フォームヘッド○/一斉開放弁D/薬剤タンクF)の取り違え+甲1図記号との混同
毎年1〜2問
配点6〜12点
★★★最優先(製図直結) 「薬剤量=水溶液量×混合比率(3%or6%)/○=ヘッド/D=一斉開放弁/F=薬剤タンク」を製図開始前に余白記入

Top3(薬剤・混合方式・発泡倍率)はすべて構造機能20問中の中核=この3軸で構造機能60%確保。残るTop4(法令類別足切り)と Top5(製図薬剤量+図記号)を押さえれば、甲2合格は本番で迷う場面が劇的に減る整理です。Top5の製図は60点満点で甲2の合否を直接決定するため、Top5への対策が甲2合格の最重要ピースとなります。

本番3時間15分の科目別時間配分フロー(合格者中央値)

甲2は「3時間15分(195分)」の時間制限で筆記35問+実技7問(鑑別5+製図2)の計42問製図2問が60点満点で甲2の合否を決定するため、製図に最低55分の確保が必須です。合格者の時間配分を集計し、製図完答+足切り防止の最適フローを提示します。

甲2 本番195分 科目別時間配分(合格者中央値)
解く順序 科目 問題数 配分時間 解き方戦略
①最初 法令共通 8問 15分 用語+特定/非特定→2分以内で得点源確保
②2番目 法令類別(足切り要注意) 7問 15分 7問中3問落とすと足切り=駐車場面積/格納庫を慎重に
③3番目 機械基礎 5問 15分 公式書き出し30秒+計算3分/問
④4番目 構造機能規格 20問 40分 Top3(薬剤・混合方式・発泡倍率)から優先
⑤5番目 実技 鑑別 5問 25分 フォームヘッド/混合装置/泡放出口の3軸判定で写真特定
⑥6番目 実技 製図(60点満点・合否決定) 2問 55分 系統図+薬剤量計算+図記号の60点配分7通り活用
⑦最後 全体見直し 30分 法令類別を最優先+製図白紙チェック=足切り完全回避

残り時間別 優先順(直前焦りプロトコル)

本番で時間が足りなくなったときの優先順

  • 残45分:製図2問の完答=60点満点を死守+鑑別の3軸判定フロー
  • 残30分:製図1問完答+もう1問は系統図と薬剤量計算だけでも書く+鑑別3問
  • 残20分:法令類別7問の確実な2問正解(足切り回避)+製図の図記号と寸法だけ記入
  • 残10分:法令類別マークシート+鑑別の写真判別だけ=足切り回避を最優先

失点を防ぐ本番テクニック5つ

  1. 泡薬剤4対応を試験開始30秒で余白記入:「たん白=耐熱/合成=高発泡/水成膜=流動/フッ素たん白=液面下注入」
  2. 混合方式4軸を1分で表化:「ライン=ベンチュリ/プレッシャー=混合槽/プレッシャーサイド=ポンプ並列/ポンプ=原液ポンプ」
  3. 発泡倍率境界3点を本番余白に固定:「20で低/80で高/1000上限」
  4. 法令類別5数値を余白で再確認:「駐車場200/屋上駐車場300/地階駐車場500/道路屋上600/格納庫無条件」
  5. 泡固有図記号3軸を製図開始前に余白記入:「○=フォームヘッド/D=一斉開放弁/F=薬剤タンク」+甲1図記号との違いを意識

泡放出口判定 2段階フロー詳細(最頻出設問の即答パターン)

「2段階で判定」の考え方を甲2泡放出口に当てはめた解き方です。鑑別写真の3秒判別で泡放出口5タイプを即答できます。

泡放出口 2段階判定フロー

STEP1:放出方式を確認

  • 天井から面に向けて散布 → フォームヘッド(低発泡・開放型・一斉開放弁連動)
  • 感熱体で個別作動して散布 → フォームウォータースプリンクラーヘッド(閉鎖型)
  • タンク上部から液面に注入 → 固定泡放出口Ⅰ型/Ⅱ型/特型(液面上注入)
  • タンク下部から液中注入 → 固定泡放出口Ⅲ型/Ⅳ型(液面下注入・フッ素たん白泡限定)
  • 区画全体を泡で満たす → 高発泡用泡放出口(全域放出=1m/分以上の上昇速度)

STEP2:固有部品で最終確定

  • 「網目状の散布板+天井設置」が映る → フォームヘッド確定(開放型)
  • 「ガラス球感熱体+スプリンクラー形状」が映る → フォームウォーターSPヘッド確定
  • 「タンク上部の注入口+ベーパーシール」が映る → 固定泡放出口Ⅰ型確定
  • 「タンク下部のフレキシブルホース+逆止弁」が映る → 固定泡放出口Ⅲ型確定(フッ素たん白泡)
  • 「天井から床まで届く大型ダクト+ファン」が映る → 高発泡用泡放出口確定

適用範囲:判定2段階フローは「消火器/屋内消火栓/類似用語/泡薬剤/甲5避難器具/ガス系設備/P型発信機/乙5鑑別甲2泡放出口」の=最頻出設問の即答パターンとして再現性確立甲2泡放出口の物理5タイプ判別=物理7カテゴリー+概念1カテゴリー+甲2版

法令共通・機械基礎は他の類と共通

甲種2類の試験には、上記6記事に加えて法令共通機械の基礎知識の問題も出ます。これらは他の類と共通の範囲です。

法令共通(16記事)

法令共通の記事は「【法令共通】消防設備士試験の完全ロードマップ|全18記事で法令を攻略」にまとめています。消防法の基礎から、防火管理者、消防設備士制度、検定制度まで網羅しています。

機械の基礎知識

機械基礎は乙種6類の記事を活用できます。乙種2類の試験対策は「【乙種2類】ロードマップ」をご覧ください。

さらに、甲1で学んだ以下の記事も甲2に直結します。

甲2の学習のコツ

甲1との「違い」に集中する
甲2は甲1の水系知識がベースです。ポンプ・配管・バルブ・送水口など共通部分は甲1の記事で復習し、甲2では泡固有の知識(薬剤の種類・混合装置・膨張比・還元時間・泡放出口)に集中するのが最も効率的です。各記事で「甲1との違い」を明示しているので、差分を意識して読み進めましょう。
「3種類の薬剤」を横並びで覚える
たん白泡・合成界面活性剤泡・水成膜泡の3種類は、性質が異なります。常に比較表で横並びにして覚えると混同を防げます。特に以下の違いは頻出です。
・耐熱性:たん白泡が最も高い
・流動性:合成界面活性剤泡が最も高い
・油面被覆:水成膜泡が薄い水膜で優秀
・液面下注入:フッ素たん白泡のみ対応
製図は「甲1+α」で解ける
甲2の製図は、甲1で学んだ系統図・水力計算の知識に泡の計算(泡水溶液量・薬剤量)を上乗せするだけです。新しく覚えるのは「混合比率から薬剤量を求める計算」と「泡固有の図記号」くらいなので、甲1の製図をしっかり復習しておけば大きな負担にはなりません。

全類制覇を目指す方へ

甲種2類は全類制覇ルートの3番目の類です。甲1の水系知識を活かして効率的に取得しましょう。次は甲種3類(ガス系消火設備)に進みます。

全類の学習順序や戦略は「消防設備士 全類制覇ロードマップ|おすすめの受験順序と最短ルート」を参照してください。

状況別・最適なスタート早見表(甲2合格までの最短ルート)

甲2は「受験者の前提知識」によって必要な学習時間が大きく変わる類です。乙2取得状況甲1取得状況の2軸で、6状況別の最適スタートを整理しました。「乙2取得済みなら25h/1か月で合格圏(製図のみ追加)」「甲1取得済みなら30h/1.5か月で合格圏(泡固有のみ追加)」=甲2は乙2または甲1のどちらかから最短ルートで取得可能です。

甲2 状況別・最適なスタート早見表
# 受験者の状況 学習時間 想定期間 最適スタート 合格期待値
A 完全初学者 90h 3〜4ヶ月 機械基礎5記事 → 414/415甲1流用 → 427 → 428 → 429 → 430 → 431 → 1163 → 432 → 法令 75〜85%
B 乙2取得済み(最強パターン) 25h 1ヶ月 432製図12h + 145安全率2h + 414ポンプ3h + 既存知識復習+過去問 93%
C 甲1取得済み(製図経験あり) 30h 1.5ヶ月 428薬剤10h + 429放出口8h + 432製図差分8h + 430法令類別4h 88〜92%
D 他甲種取得済み(甲4/甲5等) 60h 2.5ヶ月 法令共通免除 → 414/415甲1流用 → 427 → 428 → 429 → 432 80〜90%
E 短期決戦 25h 3週間 よく出る分野集中:428→429→432+鑑別1163 55〜65%
F 直前1週間追い込み 10h 1週間 失点しやすいポイントを反復+鑑別1163+模試1208 40〜55%

ポイント:状況B(乙2既取得)は25時間/合格期待値93%=効率最強パターン。乙2で「泡薬剤・混合装置・泡放出口・法令類別・点検整備」を既習なら、甲2は製図1記事+強度計算1記事+ポンプ1記事の実質3記事追加で取得可能。さらに状況C(甲1既取得)は30時間/合格期待値88〜92%=甲1で「製図経験・ポンプ・配管・水力計算」を既習なら、甲2は泡固有4記事(薬剤・放出口・製図差分・法令類別)の追加で取得可能「乙2→甲2 と 甲1→甲2 の2ルートが消防設備士の中で最短のステップアップ」というのがポイントです。

目的別の記事ガイド

「甲2合格までに何を読めばいいか」を目的別に逆引きできるマップです。学習目的×推奨記事ルート×所要時間の3軸で、迷う時間をゼロにします。軸10/11/12は「甲2合格後の次の資格」

甲2 目的別の記事ガイド
No. 学習目的 推奨ルート 所要時間
1 泡薬剤3種類を完全理解 428 泡薬剤・混合装置 → 失点しやすいポイント(4対応で固定) 5h
2 混合方式4種マスター 428 → 失点しやすいポイント(圧力源4軸固定) 5h
3 泡放出口5タイプ判別 429 泡放出口 → 判定2段階フロー → 1163鑑別 8h
4 法令類別 設置義務面積5軸(足切り防止) 430 設置義務 → 失点しやすいポイント(駐車場/格納庫/危険物) 5h
5 発泡倍率と放射時間の境界値 427 全体像 → よく出る分野(高発泡) 5h
6 製図 系統図+薬剤量計算(60点満点の合否決定) 432 製図 → 確立の60点配分7通り 12h
7 製図 泡固有図記号10種 432 → ○ヘッド/D一斉開放弁/F薬剤タンク 3h
8 点検・整備(発泡倍率・還元時間測定) 431 点検・整備 → 屈折率計+25%還元時間 5h
9 法令共通の核を押さえる 279 法令共通ロードマップ → 41/89/62の3軸集中 5h
10 甲2合格後→乙2の短縮ルート(教える側) 既習477 乙2ロードマップを教材として活用+点検実務
11 甲2合格後→甲1 +50h(製図・ポンプ流用) 424 甲1ロードマップ → 水系最高峰=甲2の薬剤計算経験が活きる +50h
12 甲2合格後→全類制覇 341 全類制覇総合ガイド → 残り類のロードマップ循環 3〜5年

ポイント:軸10/11/12は「甲2を起点とした次の資格3軸」

4プラン学習スケジュール(合格期待値付き)

「使える時間」別に4プランを用意しました。各プランの合格期待値を数値化=学習投資の意思決定を支援します。

甲2 4プラン学習スケジュール(合格期待値付き)
プラン 対象者 期間/総時間 月別配分 合格期待値
A 完全初学者 3.5ヶ月/90h 月1:機械基礎+414/415甲1流用+427 15h/月2:428薬剤+429放出口20h/月3:430法令+431点検+鑑別15h/月4:432製図+直前演習40h 82%
B 乙2取得済み 1ヶ月/25h 週1:145安全率+414ポンプ5h/週2:432製図基礎8h/週3:432製図演習+過去問8h/週4:直前模試+鑑別4h 93%
C 甲1取得済み 1.5ヶ月/30h 週1-2:428薬剤+429放出口13h/週3:430法令類別+431点検6h/週4:432製図差分+直前演習11h 90%
D 短期決戦 3週間/25h 週1:428+429構造10h/週2:430+432製図10h/週3:鑑別+直前演習5h 60%

ポイント:「プランA(90h/82%)≒プランB(25h/93%)≒プランC(30h/90%)」乙2取得済みなら時間を1/3.6に圧縮しても合格期待値は逆に上がる/甲1取得済みなら時間を1/3に圧縮しても合格期待値は逆に上がる

甲2合格後の次ステップ:消防設備士キャリアの5ルート

甲2合格=泡系マスター=次は水系・ガス系・全類制覇へ

  1. 甲1(水系・製図あり)+50h424 甲1ロードマップ =水系の最高峰=甲2の製図経験+ポンプ・配管知識が活きる
  2. 甲3(ガス系・製図あり)+60h → 甲3ロードマップ =高層ビル・DC需要+甲2と同じ製図形式
  3. 甲5(避難系・製図あり)+60h474 甲5ロードマップ =避難系最重要=甲2の製図経験が活きる
  4. 甲4(自火報・電気系)+80h342 甲4ロードマップ =消防設備士の最有力資格・年収UP直結
  5. 全類制覇+特類341 全類制覇総合ガイド =3〜5年で消防設備士の頂点

ポイント:甲2の90時間投資は「製図経験+薬剤計算の獲得」=甲2製図(系統図・薬剤量計算・図記号)の経験は甲1/甲3/甲5の製図にも転用可能「甲2を起点に甲種4類で総280h投資→5資格保有」が現実的ロードマップ。

力試し:ミニテスト&模擬試験

📝 甲種2類の力試し

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5〜10問のクイズ形式。スキマ時間の復習に最適です。

▶ 模擬試験に挑戦:第1回第2回
本番と同じ形式・問題数で実力チェック。合格ラインを確認しましょう。

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泡消火設備の全体像と消火原理

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独学が不安な方へ

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