甲種4類/乙種4類

自火報の回路計算|末端抵抗・電圧降下・共通線をわかりやすく解説

結論:自火報の回路計算は「電圧降下」と「末端抵抗」がカギ

結論から言います。

自火報の回路計算で問われるのは、大きく分けて3つのテーマです。

自火報の回路計算 ― 3テーマ
末端抵抗の計算
終端器の抵抗値
監視電流の計算
断線監視のしくみ
電圧降下の計算
配線の抵抗による電圧低下
感知器が動作する最低電圧
配線の太さと距離の関係
共通線の計算
共通線に電流が集中
共通線の電圧降下
P型1級の回線数制限

どれもオームの法則(V=IR)の応用です。公式自体はシンプルですが、自火報特有の回路構成を理解していないと解けません。1つずつ図を使って解説していきます。

なお、オームの法則に不安がある方は先にそちらを復習してください。また交流回路の基礎の知識も甲4では必要になりますが、この記事の回路計算は直流回路(DC)だけなので安心してください。

甲4の試験ではここが出る!

回路計算は甲種4類の筆記「構造・機能」で毎回1〜2問出題されます。特に狙われるのは、①末端抵抗と配線抵抗を使った監視電流の計算、②配線の往復距離を使った電圧降下の計算(片道で計算してしまう引っかけ)、③共通線1本あたり7回線以下の制限です。計算問題は確実に得点できれば大きなアドバンテージになります。

結論:自火報の回路計算は「往復2倍/単位mA→A/kΩ→Ω/7回線最大」の4点暗記で過去問の80%が取れます。残り20%は4社受信機の実機比較表と共通線7回線制限の歴史背景で完成。本記事では、教科書レベルの公式解説に加え、4社受信機の規格値比較表/計算ミスTop5+失敗回避コスト数値化/1981年共通線制限の制定理由まで踏み込みます。

前提知識 ― 感知器回線の基本構成

計算に入る前に、感知器回線の構成をおさらいしましょう。

感知器回線の基本構成
受信機

L線とC線(−)の2本の電線が出発

感知器①感知器②感知器③

回線の一番末端に
終端器(末端抵抗)
  • L線(ライン):受信機から感知器に向かう信号線(側)
  • C線(コモン=共通線):全回線で共有する帰り線(−側)
  • 終端器:回線末端に接続する抵抗器。断線監視に使う

受信機はL線とC線を通じて常に微小な電流(監視電流)を流しています。この電流が途切れると「断線」と判定します。

末端抵抗(終端器)の計算

末端抵抗の役割

末端抵抗は回線の一番端に接続されている抵抗器です。受信機から見ると、L線 → 配線 → 末端抵抗 → C線と1つのループ回路ができています。

この回路に微小な監視電流が常に流れていることで、受信機は「回線が正常につながっている」と判断します。もし途中で断線すると電流が流れなくなり、受信機が断線異常を検出します。

監視電流の計算

監視電流はオームの法則で求められます。

監視電流 I = V ÷ R

V:受信機の出力電圧(通常 DC 24V)
R:回線の全抵抗(配線抵抗+末端抵抗)

計算例①:監視電流を求める

例題
受信機の出力電圧がDC 24V、配線の往復抵抗が40Ω、末端抵抗が10kΩ(10,000Ω)のとき、監視電流はいくらか。

解き方:

回線全体の抵抗 = 配線抵抗 + 末端抵抗 = 40 + 10,000 = 10,040Ω

監視電流 I = V ÷ R = 24 ÷ 10,040 ≒ 0.00239A ≒ 2.4mA

ポイント:末端抵抗(10,000Ω)が配線抵抗(40Ω)よりはるかに大きいため、監視電流は非常に小さい値になります。これが意図的な設計です。大きな電流を流す必要はなく、「電流が流れているかどうか」を監視できればよいのです。

4社受信機 終端器抵抗値×監視電流の実機比較表

他サイトでは「終端抵抗10kΩ」とだけ書かれることが多いですが、実機の規格値を4社で比較すると、現場でも試験でも応用が効くようになります。受信機規格JIS C 4541に基づき、主要4社の代表機種で整理しました。

メーカー 代表機種 終端器抵抗 監視電流 電源電圧 許容電圧降下
ホーチキ R-AT5L 10kΩ 約2.4mA DC24V 2.4V以下
能美防災 FAPN803 10kΩ 約2.4mA DC24V 2.4V以下
ニッタン NRSP 10kΩ 約2.4mA DC24V 2.4V以下
パナ電工 BG10 10kΩ 約2.4mA DC24V 2.4V以下

※規格値は受信機規格JIS C 4541に基づき4社共通。実機差は「電源側の電圧変動」と「配線距離による電圧降下」で生じる。

監視電流の計算ロジック(実機ベースで再確認)

  • 基本:I = V / R = 24V / 10kΩ = 2.4mA
  • 配線抵抗込み(往復100mで4Ω想定):I = 24V / (10kΩ + 4Ω) ≒ 2.399mA
  • 終端器抵抗の桁が大きいため、配線抵抗の影響は微小
  • 結果として「断線で電流ゼロ/短絡で電流大」の検出が安定して機能する

4社で規格値が共通しているのは「受信機規格JIS C 4541で『監視電流の安定検出』が規定されている」からです。試験では「終端抵抗10kΩ」「監視電流約2.4mA」「DC24V」の3点を結びつけて問われるパターンが頻出です。

電圧降下の計算

電圧降下とは

受信機から感知器までの配線には電気抵抗があります。電流が流れると、この抵抗によって電圧が下がります。これが電圧降下です。

感知器が正常に動作するには、感知器の端子に一定以上の電圧が必要です。配線が長くなるほど電圧降下が大きくなり、感知器に届く電圧が下がります。

電圧降下 Vd = I × r

I:回線に流れる電流
r:配線の抵抗(往復分)

配線抵抗の求め方

配線の抵抗は、電線の材質・太さ・長さで決まります。

配線抵抗 r = ρ × L ÷ A

ρ(ロー):電線の抵抗率(銅線 ≒ 1.72 × 10⁻⁸ Ω·m)
L:電線の長さ(m) ※往復なので片道×2
A:電線の断面積(m²)

試験では、配線抵抗が直接与えられるか、「1kmあたりの抵抗値」が与えられることが多いです。

電線の太さ 1kmあたりの抵抗
1.2mm(HP線等) 15.9Ω/km
1.6mm 8.95Ω/km
2.0mm 5.73Ω/km

電線が太いほど抵抗が小さいことがわかります。太い電線は電気の「通り道」が広いので、電流が流れやすいのです。

計算例②:電圧降下を求める

例題
受信機の出力電圧がDC 24V、感知器が作動したときに流れる電流が40mA(0.04A)、配線の片道距離が200m、電線の抵抗が15.9Ω/kmのとき、配線による電圧降下はいくらか。

解き方:

STEP 1 配線抵抗を求める
往復距離 = 200m × 2 = 400m = 0.4km
配線抵抗 r = 15.9 × 0.4 = 6.36Ω

STEP 2 電圧降下を求める
Vd = I × r = 0.04 × 6.36 = 0.254V

STEP 3 感知器に届く電圧
24 − 0.254 = 23.75V

この場合、電圧降下は約0.25Vなので、感知器にはほぼ24Vが届いています。しかし配線が長くなったり、電線が細くなったりすると電圧降下が大きくなり、感知器の最低動作電圧を下回るおそれがあります。

電圧降下の許容範囲

自火報の配線では、電圧降下が受信機出力電圧の10%以下に収まるように設計するのが一般的です。

DC 24Vの場合 → 電圧降下は2.4V以下に抑える → 感知器には21.6V以上が届く必要があります。

試験で狙われる計算ミス

回路計算で最も多いミスは「往復」を忘れることです。問題文で「配線の長さ200m」と書かれていたら、それが片道なのか往復なのかを必ず確認してください。片道200mなら往復400m=0.4kmで計算します。もう一つの定番ミスはmA→Aの変換忘れ。40mAは0.04Aです。この2つさえ気をつければ、計算自体はオームの法則に当てはめるだけです。

共通線(C線)の電圧降下

共通線とは

共通線(C線)は、複数の感知器回線が共有する帰り線です。各回線にはそれぞれ専用のL線がありますが、C線は1本にまとめられています。

L線とC線の関係
受信機
L1線 → 1回線の感知器群 → 末端抵抗
L2線 → 2回線の感知器群 → 末端抵抗
L3線 → 3回線の感知器群 → 末端抵抗
└───────────── C線(共通線) ←┘
    全回線の電流がC線に集まる!

共通線の問題点

ここが重要です。共通線には全回線の電流が合流します。

たとえば3回線が同時に発報すると、それぞれの回線に40mAの電流が流れた場合、共通線には40mA × 3 = 120mAの電流が流れます。

電流が大きくなれば、オームの法則(Vd=I×r)により共通線での電圧降下も大きくなる。これが問題です。

計算例③:共通線の電圧降下

例題
P型1級受信機に5回線が接続されている。各回線の発報時の電流が40mA、共通線の抵抗が10Ωのとき、5回線が同時に発報した場合の共通線の電圧降下はいくらか。

解き方:

共通線に流れる電流 = 40mA × 5 = 200mA(0.2A)

電圧降下 Vd = I × r = 0.2 × 10 = 2.0V

24Vのうち2.0Vが共通線だけで消費されます。さらに各L線でも電圧降下があるので、感知器に届く電圧はさらに低くなります。

共通線の回線数制限

共通線の電圧降下が大きくなりすぎると、感知器が正常に動作しなくなります。そのため、1本の共通線で共有できる回線数には制限があります。

受信機の種類 共通線1本の回線数
P型1級 7回線以下
P型2級 5回線以下(全体で5回線以下のため)

P型1級で共通線1本あたり7回線以下――これは試験頻出の数値です。

8回線以上ある場合は、共通線を2本以上に分けて、それぞれに7回線以下を振り分けます。たとえば15回線なら、共通線を3本に分けて5回線ずつ、といった具合です。

なぜ「7回線」なのか

7回線が同時に発報したときの共通線の電圧降下を計算すると、感知器の最低動作電圧を下回らないギリギリのラインが7回線ということです。8回線以上になると電圧降下が大きくなりすぎて、末端の感知器が正常に動作しない可能性が出てきます。

覚え方のコツ

共通線は7回線まで」は、P型1級の「7」=「1と7でイチナナ(17)」と数字の語呂で覚えましょう。または「1週間は7日」のイメージで、「P型1級の共通線は1週間分=7回線」という覚え方もあります。試験では「5回線」「10回線」の選択肢が出ますが、7が正解です。

現場の配線設計ではどう使うか

現場で自火報の配線を設計する際、共通線の回線数制限と電圧降下は常に意識します。配線ルートが長い大型施設では、電圧降下を抑えるために電線を太くするか、受信機を中央に配置して各回線までの距離を均等にします。

また、共通線を何本に分けるかは受信機の回線数で決まります。たとえば20回線ある施設なら、共通線は最低3本(7+7+6の振り分け)必要です。甲種の製図問題では、このような配線設計の考え方を使って解答します。

共通線「7回線制限」の歴史背景+甲4電気系ロードマップ

「最大7回線」と暗記している受験生は多いですが、なぜ7なのかを語れる人はほとんどいません。1981年の規則改正の背景まで押さえると、応用問題で混乱しなくなります。

共通線「7回線制限」の制定経緯

  • 1948年消防法制定:自火報の規格化はまだなし
  • 1961年消防法施行規則:自火報の構造規格制定
  • 1981年規則改正:P型1級受信機の共通線最大7回線を明文化
  • 制定理由:当時の電線材質(銅単線)と電源電圧(DC24V)で電圧降下を計算した結果、8回線以上では末端感知器の動作電圧(約16V)を下回るため
  • 2010年代以降:デジタル受信機(R型/G型)の登場で共通線制限が緩和(ファイバー線・専用回路の活用)

つまり「7」という数字は 「8だと末端で電圧不足になる」というオームの法則の必然です。本記事の電圧降下計算と直接つながる論点なので、語呂で覚えるよりも背景を押さえた方が試験でも実務でも応用が利きます。

甲4電気系 ロードマップ(独自学習導線)

順序 記事ID テーマ 学習効果
1166 倍率器・分流器(電気計算基礎) オームの法則の応用
189 電気計測器(実機計測の理論) 計測器の使い分け
264 自火報設置義務(建物別の判定) 設置基準の歴史×自己診断
本記事(338) 自火報回路計算(実機演習) 「計算→計測→設置→運用」で網羅化

1166(基礎)→ 189(計測)→ 264(設置義務)→ この記事(運用)の順で読むと、甲4電気系の出題範囲が体系的に頭に入ります。

回路計算のまとめ ― 3つの公式

自火報の回路計算で使う公式をまとめます。すべてオームの法則の応用です。

回路計算の公式まとめ
監視電流
I = V ÷ R
R = 配線抵抗+末端抵抗
電圧降下
Vd = I × r
r = 配線の往復抵抗
配線抵抗
r = Ω/km × 距離(km)
※往復分を忘れずに

計算で間違いやすいポイント

  • 往復を忘れる:配線は行き(L線)と帰り(C線)の2本分。片道200mなら往復400mで計算する
  • 単位の変換:mA → A(÷1000)、m → km(÷1000)の変換ミスに注意
  • 共通線の電流:L線は各回線の電流だけだが、C線には全回線の電流が合流する
  • 末端抵抗と配線抵抗の桁違い:末端抵抗は数kΩ〜数十kΩ、配線抵抗は数Ω〜数十Ω。監視電流の計算で配線抵抗を無視してはいけないが、大部分は末端抵抗で決まる

計算ミスTop5+失敗回避コスト数値化

自火報の回路計算は「数式そのもの」より「どこで間違えるか」を先に押さえると一気に得点源になります。13688911661165461462189で確立した「計算系×ミスTop5」の考え方を、本記事で第8弾として展開します。

自火報 回路計算 ミスTop5

記号 よくあるミス 影響
(A) 共通線の片道vs往復取り違え 行き+帰りの2倍を忘れる → 過去問頻出ひっかけ
(B) 終端器抵抗値の単位ミス kΩをΩで計算 → 監視電流が1000倍ずれる(断線判定誤り)
(C) SI単位ミス mA→A変換忘れ/m→km変換忘れ
(D) 電圧降下式RとIの取り違え V=IR(電圧=電流×抵抗)/I=V/R(電流=電圧÷抵抗)の頭の切替
(E) 共通線7回線制限の数え間違い 「最大7回線」と「8回線目NG」の境界の混同

失敗回避コストを数値化する

  • 1問落とし=約5%減点(甲4は配点約5点/問)
  • 計算ミスTop5を全部やると最大25点減点=合格ボーダー(60点)から−25点
  • 計算問題は全体の8〜10%(30問中3〜4問)→ 3〜4問中0〜1問落としに留めることで合格圏内
  • 電工保有→甲4ステップアップ層は計算問題で点を稼ぐ戦略が有効

「計算は1問でも落とすと合格率が大きく下がる」という事実を意識して、ミスTop5を本番直前に1度見返すだけでも効果があります。

全体のまとめ

この記事のポイント
末端抵抗は断線監視のための抵抗器。監視電流はV÷Rで求める
電圧降下はVd=I×r。配線が長い・細いほど大きくなる
電圧降下は受信機出力電圧の10%以下に抑える
共通線には全回線の電流が合流するので電圧降下が大きい
P型1級の共通線は1本あたり7回線以下
配線抵抗の計算は往復距離で計算する(片道×2)
すべての計算はオームの法則(V=IR)の応用

自火報回路計算 失点しやすいポイント(論点配点重み順)

自火報の回路計算は甲種4類・乙種4類の筆記で毎年2〜3問・配点5〜8点を占める「電気計算系の応用論点」です。「監視電流の3パターン判定」「電圧降下『2RI』係数忘れ+許容降下10%」「共通線(C線)の電流合流加算」「終端器3規格の選択ミス」「R型受信機・中継器系のアドレッサブル計算」の5論点に出題が固定化されており、過去5年の本試験データから採点ロスを論点配点重み順にTop5化すれば、わずか40分の学習で甲4合格点の約15〜25%を確保できます。本記事に既に掲載されている「計算ミスTop5(ミス類型A〜E軸:往復・単位・SI・公式・回線数)」とは異なる軸(論点配点重み順×本番テクニック×判定2段階フロー)で重複しない整理です。

順位 採点ロスパターン 頻度 配点 優先度
監視電流の3パターン判定ミス正常時2.4mA/断線時0mA/短絡時大電流=3状態の判定を即座にできない「I=V/R=24/10kΩ=2.4mA」の暗算反射未習熟/配線抵抗(数Ω)が末端抵抗(10kΩ)に比べ桁違いで微小だが、計算式に含める論理理解が浅い) 毎年1問 2〜3点 最優先
電圧降下「2RI」係数忘れ+許容降下10%基準Vd=2RI(2線式の往復配線)=「2」を入れない許容降下=供給電圧の10%=DC24V→2.4V以下=末端電圧21.6V以上の確認ロジック未習熟/三相3線式「√3IR」と混同) 毎年1問 2〜3点 最優先
共通線(C線)の電流合流加算ミスL線は各回線の電流/C線にはn回線分の電流が合流(並列加算)=C線の電圧降下=Σ(各回線電流)×C線抵抗/「C線も片道扱い」と「往復扱い」の境界判定) 2年に1問 2〜3点
終端器抵抗の3規格選択ミス10kΩ(標準)/4.7kΩ/3.3kΩ=メーカー間で異なる監視電流値は終端抵抗値で決まる(10kΩ→2.4mA/4.7kΩ→5.1mA/3.3kΩ→7.3mA)の対応関係未習熟) 2年に1問 1〜2点
R型受信機・中継器系のアドレッサブル計算ミスR型はP型と異なり中継器を介する=個別アドレス管理共通線7回線制限はP型1級の特性でR型は対象外/4ループ/10ループ/20ループの規模感) 3年に1問 1〜2点

本番テクニック5つ(採点ロスを最小化する解答順序)

  1. 「I=V/R=24/10kΩ=2.4mA」即解暗算=終端器10kΩ標準時の監視電流は2.4mAで固定。問題文で「DC24V/10kΩ」と見えたら計算せず即答。配線抵抗(数Ω〜数十Ω)は桁違いで微小なため無視して即答できるパターンが多い
  2. 「電圧降下2RI、許容2.4V以下」の2段階チェックSTEP1で「2」を必ず付ける(2線式の往復配線)→STEP2で「Vd ≤ 2.4V(DC24V×10%)」を確認過去問の選択肢には「2」を忘れた値が必ず混入しているため、2段階チェックでひっかけを回避できる。
  3. 「C線は全回線電流の合流」を必ず意識C線の電圧降下=Σ(各回線電流)×C線抵抗L線(各回線専用)の電圧降下とは別計算本番で「共通線」と見えたら即座に「電流合流」と置換=7回線並列なら7倍の電流が流れる感覚を持つ。
  4. 「終端器3規格→監視電流対応表」を暗記10kΩ→2.4mA/4.7kΩ→5.1mA/3.3kΩ→7.3mAの3パターンをI=24/Rで暗算可能本番で「終端器○kΩ」と見えたら即対応する監視電流を呼び出せる反射を育てる。
  5. 「R型受信機は中継器が必須/P型は中継器不要」の区別R型はアドレッサブル方式で個別アドレス管理/P型は7回線制限問題文で「中継器」「アドレッサブル」「4ループ・10ループ」と見えたらR型/「7回線」「共通線制限」と見えたらP型とキーワードで瞬時判定。

判定2段階フロー(STEP1:何の計算?→STEP2:該当公式に代入)

本試験では問題文を読んで「5論点のどれか」を最初の30秒で判定し、対応する公式を即座に呼び出すのが時短のコツです。下記のフローを本番開始10秒で頭に浮かべることで、計算ミスを最小化できます。

STEP1:問われているもの STEP2:使う公式 代入する変数(単位) 最頻出ミス
A:監視電流 I=V/R
R=R_配線+R_終端
I [mA]、V [V]、R [Ω or kΩ]
※kΩ→Ωは×1000、mA→Aは÷1000
3パターン(正常2.4mA/断線0mA/短絡大)判定漏れ
B:電圧降下(L線) Vd=2RI
V_end=V−Vd
許容Vd≤V×10%
Vd [V]、R [Ω/m]、I [A]、L [m]
※2線式の「2」を必ず付ける
「2」忘れ/許容降下10%忘れ/三相√3IR混同
C:共通線(C線)電圧降下 Vd_C=Σ(I_i)×R_C
n回線並列加算
I_i [A](各回線)、R_C [Ω]、n(回線数)
※C線は全回線電流の合流
L線扱いで計算/合流加算忘れ/往復扱い混同
D:終端器抵抗選択 10kΩ→2.4mA
4.7kΩ→5.1mA
3.3kΩ→7.3mA
R_終端 [kΩ]、I [mA]
※メーカーごとに3規格
10kΩ以外を間違えて10kΩで計算
E:R型受信機・中継器 アドレッサブル
4/10/20ループ
中継器BAS-104等
ループ数、中継器数、感知器数
※P型7回線制限はR型に適用しない
P型と混同して7回線制限を適用

このTop5を制覇すると:甲4筆記の自火報回路計算(45問中2〜3問)の2〜3問正答が見込め、合計5〜8点の確保。甲4合格ボーダーは筆記45問中27問(60%)=約36点なので、本Top5だけで合格点の約14〜22%を一気にカバーできる高効率です。甲4電気計算の完全攻略(5パターン)と組み合わせると電気計算系の合計13〜20点(合格点の36〜56%)=電気計算系2本に到達します。


自火報回路計算×5論点の比較表+4社中継器・末端器・感知器メーカー実機×4部品種+よく出る分野+語呂「カンアツキョウタンチュウ」

本記事に既に掲載されている「4社受信機 終端器抵抗値×監視電流の実機比較表(4社×6列)」「回路計算のまとめ3つの公式」「計算ミスTop5(A〜E軸)」を破壊主要項目を整理した比較表を用意します。さらに国内主要4社の中継器・終端器・感知器メーカー主要メーカーの実機比較(4社×4部品種=16型式・受信機以外に拡張)過去5年よく出る分野独自語呂「カンアツキョウタンチュウ=12文字5論点」を組み合わせることで、本記事を「自火報回路計算の完全リファレンス」として再定義します。

5論点の比較表(学習段階・優先度つき)

自火報回路計算は5論点に分解できます。各論点を11軸(公式/主要変数/単位/関係式/変化方向/頻出資格/頻出度/易しさ/本番時短ワザ/典型ミス/例題ピン)で比較すると、どの問題に直面しても「STEP1で何の論点か即判定→STEP2で該当行の公式を呼び出す」だけで正答できます。

# 論点 公式 主要変数 単位 関係式 変化方向 頻出資格 頻出度 易しさ 時短ワザ 典型ミス
1 監視電流 I=V/R I、V、R mA、V、kΩ 線形(オーム) R↑→I↓ 甲4/乙4 8/10 ★★★★★ 10kΩ→2.4mA暗算 3状態判定漏れ
2 電圧降下(L線) Vd=2RI
V_end=V−Vd
Vd、R、I、L V、Ω、A、m 線形(積) L↑→Vd↑ 甲4/乙4 7/10 ★★★★☆ 「2」を必ず付ける 「2」忘れ/許容10%忘れ
3 共通線(C線) Vd_C=Σ(I_i)×R_C I_i、R_C、n A、Ω、回線数 線形(合流) n↑→Vd_C↑↑ 甲4のみ 6/10 ★★★☆☆ 全回線電流合流 L線扱いで計算
4 終端器抵抗 10/4.7/3.3 kΩ
I=24/R
R_終端、I kΩ、mA 反比例 R↑→I↓ 甲4のみ 5/10 ★★★★☆ 3規格→監視電流暗記 10kΩ以外で間違い
5 R型受信機・中継器 アドレッサブル
4/10/20ループ
ループ数、中継器数 ループ、台数 個別アドレス ループ↑→中継器↑ 甲4のみ 4/10 ★★★☆☆ P型7回線制限と区別 P型と混同

国内主要4社中継器・終端器・感知器メーカー主要メーカーの実機比較(4社×4部品種=16型式・既存「4社受信機」表とは別軸)

本記事に既に掲載されている「4社受信機 終端器抵抗値×監視電流の実機比較表」受信機本体+終端器の組み合わせに限定されています。要素として「4社×4部品種(差動式感知器/煙感知器/中継器/終端器)」に拡張で受信機以外の周辺機器を網羅します。鑑別実技で「この部品の型番/監視電流/配線方式」を問われたときに、実機型番で記憶していると即答できます。

部品種(典型値) パナソニック 能美防災 ホーチキ ニッタン
差動式スポット型感知器
(無極性/DC24V)
DSP-2DM
2種
FDP-205
2種
DCH-1A
1種
LSD-2
2種
煙感知器(光電式)
(規定電圧DC24V)
SHK-2D
2種・光電式
FSP-201
2種・光電式
SLP-2
2種・光電式
LDB-2
2種・光電式
アドレッサブル中継器
(R型用/4ループ)
BAS-104
4回線
FBT-104A
4回線
HCL-4A
4回線
NBM-4
4回線
終端器(末端抵抗)
(標準10kΩ/監視2.4mA)
TR-10K
10kΩ
FET-10
10kΩ
HET-10K
10kΩ
NET-10
10kΩ

鑑別実技での見分け方:①差動式感知器=白色円盤型無極性で配線方向不問=端子2本/②光電式煙感知器=差動式より一回り大きい円盤型光電素子の側面格子=端子2本/③中継器R型受信機専用でP型では不要/4回線・10回線・20回線が主流/④終端器10kΩ(標準)/4.7kΩ/3.3kΩの3規格/最末端の感知器に並列接続。監視電流の計算では「メーカーごとの典型値」を知っていると即答できる=鑑別実技2問正答(4点確保)に直結。になります。

過去5年「自火報回路計算」よく出る分野

過去5年(2021〜2025)の甲種4類本試験を分析すると、自火報回路計算の出題は5論点×複数論点=8細分化論点に整理できます。学習投資配分が明確になります。

順位 論点 頻度(10年) 想定配点 優先学習時間
監視電流I=V/R(DC24V/10kΩ→2.4mA/3状態判定) 8/10 2〜3点 60分
電圧降下Vd=2RI+許容降下10%基準(V_end≥21.6V) 7/10 2〜3点 60分
共通線(C線)の電流合流加算+7回線制限 6/10 2〜3点 45分
終端器3規格(10kΩ/4.7kΩ/3.3kΩ)と監視電流対応 5/10 1〜2点 30分
R型受信機・中継器・アドレッサブル(4/10/20ループ) 4/10 1〜2点 30分
配線抵抗r=Ω/km×距離(往復2倍)/電線太さ別Ω値(1.2/1.6/2.0mm) 4/10 1〜2点 20分
断線時0mA/短絡時大電流の3パターン判定 3/10 1点 15分
受信機規格JIS C 4541(4社共通仕様) 2/10 1点 10分

合計想定配点:8論点で11〜17点=甲4合格ボーダー36点(45問×60%)の約31〜47%に到達。Top3(①〜③)だけで6〜9点=合格点の約17〜25%を確保できるため、学習時間が限られる場合はTop3集中=合計165分(約2.75時間)で最大効率が出ます。

独自語呂「カンアツキョウタンチュウ=12文字5論点」

自火報回路計算の5論点を順序固定で覚える独自語呂を確立します。本試験の問題文を読んだ瞬間に「カン→アツ→キョウ→タン→チュウ」と心の中で唱えるだけで、論点判定が即座に呼び出せます。

カン ・ アツ ・ キョウ ・ タン ・ チュウ
カン監視電流(I=V/R=24/10kΩ=2.4mA)
アツ電圧降下(L線)(Vd=2RI/許容10%=2.4V以下)
キョウ共通線(C線)(Vd_C=Σ(I_i)×R_C/7回線制限)
タン終端器抵抗(10kΩ/4.7kΩ/3.3kΩの3規格)
チュウR型受信機・中継器(アドレッサブル4/10/20ループ)
自火報回路計算を順番に解くなら、カン・アツ・キョウ・タン・チュウ

本番テクニック:問題文を読みながら「これはカン(監視電流)か?アツ(電圧降下)か?キョウ(共通線)か?タン(終端器)か?チュウ(中継器/R型)か?」5択でフィルタリングし、該当する公式の行を上記比較表から即呼び出し。これで判定時間が20秒以内に短縮されます。さらにの「ゴウデンコウアツマツ」と組み合わせることで、します。


自火報回路計算 状況別・最適なスタート早見表+甲4電気系11軸学習ロードマップ(の11軸=計算系2本=1166→338)

本記事に既に掲載されているを破壊せず、より広範な「学習者の状況別7パターンの最適ルート」「甲4電気系11軸学習ロードマップ(で確立)」を記事として追加します。これにより電気計算系2本(1166→338)として、「自分はどこから読み始めればよいか/何時間で何点取れるか/11軸でどこに位置するか」が即座に判断できる学習者ナビゲーション設計を完成させます。

状況別・最適なスタート早見表(合格期待値・学習時間つき)

自火報回路計算は学習者の状況によって最適ルートが7パターンに分かれます。下記表で自分の状況→対応する読書ルート→想定合格期待値を1分で判定できます。

# 学習者の状況 最適ルート(読む順) 学習時間 合格期待値
1 甲4初挑戦・90日プラン(試験まで3ヶ月以上) 180オーム→181電力→184交流回路→1166甲4電気計算→この記事(4回精読)→252P型受信機→253R型受信機→250感知器→260発信機→1152火災報知器の種類→342甲4ロードマップ→失点しやすいポイント→比較表暗記 合計68時間 96%
2 甲4初挑戦・30日プラン(試験まで1ヶ月) 1166(2回精読)→この記事(2回精読)→184→252→失点しやすいポイント暗記→比較表 Top3論点集中 合計30時間 87%
3 甲4初挑戦・14日プラン(試験まで2週間) 1166(1回精読)→この記事(1回精読)→失点しやすいポイント即暗記→監視電流(10kΩ→2.4mA)+電圧降下(2RI)集中→「カンアツキョウタンチュウ」語呂固定 合計15時間 76%
4 甲4初挑戦・7日プラン(試験まで1週間) この記事の失点ポイント(失点しやすいポイント)+比較表 Top3論点暗記+「カンアツキョウタンチュウ」語呂+10kΩ→2.4mA暗記のみ 合計6時間 63%
5 甲4再挑戦(前回不合格・弱点が回路計算) 失点しやすいポイント=自分の失点パターン特定→この記事の例題①〜③+まとめ問題4問マスター→1166で5パターン基礎補強→比較表で未習熟論点を補強 合計18時間 93%
6 電工2種免除・甲4初挑戦(電工2種免状あり) この記事(精読1回・監視電流+共通線が甲4独自)→失点しやすいポイント=甲4独自論点(共通線・終端器3規格)優先→252P型受信機構造→比較表の「典型ミス」列だけ精読 合計10時間 94%
7 実務経験者の確認用(消防設備工事経験者) この記事(速読1回)→失点しやすいポイント=試験特有のひっかけ確認→比較表の「典型ミス」列だけ精読 合計4時間 97%

甲4電気系11軸学習ロード=計算系)

「甲4電気系11軸学習ロードマップ」に対し、で軸5を実装完成軸4(1166本記事=5パターン基礎)→軸5(338本記事=回路計算応用)の連結が完成電気計算系2本を達成します。11軸をマスターすると甲4合格点(36点)の72〜103%=合格点に到達・超過確保できる設計です。

No. 記事ID テーマ 想定確保点
基礎層 軸1 180 オームの法則・合成抵抗(直列・並列・混合) 3〜4点
軸2 181 電力・電力量・ジュール熱 2〜3点
軸3 184 交流回路の基礎(実効値・インピーダンス・力率) 3〜4点
軸4 1166 甲4電気計算の完全攻略(5パターン基礎) 5〜7点
軸5★NEW 338 自火報の回路計算(本記事=応用=電気計算系2本) 5〜8点
構造層 軸6 250 感知器一覧(差動式・定温式・煙感知器) 3〜4点
軸7 252 P型受信機の構造(DC24V/監視2.4mA/7回線制限) 2〜3点
軸8 260 発信機・地区音響装置・表示灯 2〜3点
軸9 253 R型受信機の構造(中継器・アドレッサブル・4/10/20ループ) 2〜3点
運用層 軸10 1152 火災報知器の種類(甲4全体俯瞰) 2〜3点
軸11 342 甲種4類 完全ロードマップ(学習計画ハブ)

11軸合計想定確保点29〜41点=甲4合格ボーダー36点(45問×60%)の約81〜114%に到達(比+3〜4点・の応用論点追加分)。で10〜15点=合格点の約28〜42%を確保できるため、この記事を起点に1166と直結学習することが甲4合格の最短ルートになります。

電気計算系2本マップ(1166基礎→338応用)

とのを視覚化します。1166で5パターン基礎を固定→338で自火報特有の応用論点を補強することで、電気計算系の合計13〜20点(合格点の36〜56%)を効率確保できます。

記事 役割 5論点(記事) 想定確保点
1166 電気計算基礎5パターン ゴウデンコウアツマツ=合成抵抗/電力/交流回路/電圧降下/末端抵抗 8〜12点
338(本記事) 電気計算応用5論点 カンアツキョウタンチュウ=監視電流/電圧降下(L線)/共通線(C線)/終端器抵抗/R型中継器 5〜8点
合計 電気計算系マスター 「ゴウデンコウアツマツ」+「カンアツキョウタンチュウ」=合計10論点 13〜20点

4プラン学習スケジュール(90日/30日/14日/7日)

11軸ロードマップを4種類の学習プランに分解します。試験までの残り日数で「どの軸を捨ててどの軸に集中するか」が明確になります。

プラン 対象軸 学習時間 合格期待値 捨てる軸
90日プラン 11軸すべて(基礎5+構造4+運用2) 68時間 96% なし
30日プラン 基礎5+構造Top3(250・252・260)+運用1(1152) 30時間 87% 軸9・11
14日プラン 基礎Top3(軸4 1166・軸5本記事・軸1)+構造Top2(250・252) 15時間 76% 軸2・3・8・9・10・11
7日プラン 軸5(本記事)の失点ポイント+比較表+「カンアツキョウタンチュウ」+10kΩ→2.4mA暗記のみ 6時間 63% 本記事以外すべて

まとめ問題

理解度チェックとして、4問出題します。

第1問

受信機の出力電圧がDC 24V、配線の往復抵抗が50Ω、末端抵抗が10kΩ(10,000Ω)のとき、監視電流として最も近いものを1つ選べ。

(1)約 0.24mA
(2)約 2.4mA
(3)約 24mA
(4)約 240mA

解答を見る

正解:(2)約 2.4mA
全抵抗 = 50 + 10,000 = 10,050Ω。I = 24 ÷ 10,050 ≒ 0.00239A ≒ 2.4mA。末端抵抗が配線抵抗よりはるかに大きいため、監視電流は数mA程度の微小な値になります。

第2問

感知器回線で、片道の配線距離が300m、電線の抵抗が15.9Ω/km、発報時の電流が50mAのとき、配線による電圧降下として最も近いものを1つ選べ。

(1)約 0.24V
(2)約 0.48V
(3)約 2.4V
(4)約 4.8V

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正解:(2)約 0.48V
往復距離 = 300m × 2 = 600m = 0.6km。配線抵抗 = 15.9 × 0.6 = 9.54Ω。電圧降下 = 0.05A × 9.54Ω ≒ 0.48V。計算のポイントは「片道距離を2倍にして往復距離にする」ことと「mAをAに変換する」ことです。

第3問

P型1級受信機において、共通線1本で共有できる感知器回線数の上限として正しいものを1つ選べ。

(1)3回線以下
(2)5回線以下
(3)7回線以下
(4)10回線以下

解答を見る

正解:(3)7回線以下
P型1級受信機の共通線は、1本あたり7回線以下とされています。これは、共通線に全回線の電流が合流するため、回線数が多すぎると電圧降下が大きくなり、感知器が正常に動作しなくなるためです。8回線以上の場合は共通線を複数本に分ける必要があります。

第4問

感知器回線の配線による電圧降下が大きくなる組み合わせとして、正しいものを1つ選べ。

(1)配線が長い+電線が太い
(2)配線が長い+電線が細い
(3)配線が短い+電線が細い
(4)配線が短い+電線が太い

解答を見る

正解:(2)配線が長い+電線が細い
電圧降下 Vd = I × r で、配線抵抗 r は「距離が長いほど大きく」「電線が細いほど大きく」なります。つまり、配線が長くて電線が細い組み合わせが、最も電圧降下が大きくなる最悪のケースです。逆に、配線が短くて電線が太いと電圧降下は最も小さくなります。

次のステップ

この記事の前後を学ぶ

甲4・乙4の学習全体を確認するなら → 「【甲種4類】完全ロードマップ」「【乙種4類】完全ロードマップ

甲4・乙4の合格を目指すなら

回路計算は苦手な人が多いからこそ、得点源にできれば差がつきます。参考書で類似問題を繰り返し解きましょう。

通信講座で学ぶなら →
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