甲種4類/乙種4類

補償式・熱アナログ式感知器|差動式+定温式の二刀流と温度データ送信をわかりやすく解説

結論:補償式は「差動式+定温式」の二刀流、熱アナログ式は「温度を数値で報告」する感知器

結論から言います。

補償式感知器は、差動式定温式の両方の機能を1つの感知器に組み合わせたものです。急激な温度上昇にも、緩やかな温度上昇にも対応できる――差動式と定温式それぞれの弱点を互いに補う(補償する)から「補償式」と呼ばれます。

熱アナログ式感知器は、周囲の温度を連続的に数値データとして受信機に送る感知器です。従来の感知器が「火災かどうか」のON/OFF信号しか出さなかったのに対し、熱アナログ式は「今○℃です」と温度そのものを報告します。

補償式感知器
差動式+定温式の二刀流
急激な温度上昇 → 差動式で検出
緩慢な温度上昇 → 定温式で検出
スポット型のみ
熱アナログ式感知器
温度を数値データで送る
受信機側で火災判断
火災の前兆を早期検出
R型受信機と組み合わせる

補償式感知器とは?

差動式感知器の構造と機能」で「差動式の弱点」として2つ挙げました。

差動式の弱点(おさらい)
弱点1:緩慢な温度上昇に弱い
→ ゆっくり温度が上がる火災ではリーク孔から空気が逃げてしまい、作動しない

弱点2:温度変動が大きい場所に不向き
→ 厨房やボイラー室では非火災報(誤報)の原因になる

弱点2は定温式感知器で対応できます。では弱点1はどうするか? ――ここで登場するのが補償式感知器です。

補償式の動作原理

補償式感知器の内部には、差動式の機構定温式の機構が両方入っています。

補償式感知器の構造
差動式の部分:
 空気室+ダイヤフラム+リーク孔(急激な温度上昇を検出)

定温式の部分:
 バイメタル(一定の温度に達したことを検出)

どちらかが作動すれば火災信号を発信

2つのシナリオで理解する

シナリオ1:急激な温度上昇
火が一気に燃え広がるケース

差動式の機能が反応
空気室の空気が急膨張
→ ダイヤフラムが接点を押す
火災信号!

シナリオ2:緩慢な温度上昇
くすぶり火災などのケース

定温式の機能が反応
ゆっくりでも公称作動温度に到達
→ バイメタルが変形
火災信号!

差動式だけだと、シナリオ2のようにゆっくり温度が上がる火災を見逃す可能性がありました。補償式なら、差動式が反応しなくても定温式が「一定温度に達した」ことで確実にキャッチします。

だから「補償」式なのです。 差動式の弱点を定温式が補い、定温式の弱点(検知が遅い)を差動式が補う。互いの弱点を補償し合う関係です。

補償式の基本スペック

項目 内容
形式 スポット型のみ
取付面の高さ 8m未満(1種)/ 15m未満(特種)
公称作動温度 定温式部分の温度設定あり
種別 特種・1種

試験のポイント

補償式は「差動式+定温式」の機能を兼ね備えた感知器。形式はスポット型のみ。分布型は存在しません。取付面の高さなど詳しい設置基準は「感知器の設置基準」で確認できます。

熱アナログ式感知器とは?

従来の熱感知器(差動式・定温式・補償式)は、火災か否かの「ON/OFF」信号しか出しません。感知器が作動したら「火災です」という1ビットの情報だけを受信機に送ります。

熱アナログ式はまったく違います。周囲の温度を連続的な数値データ(アナログ値)として受信機に送り続けます。

従来の感知器
送る情報:ON / OFF
「火災です」or「異常なし」

火災判断:感知器側が判断
受信機は信号を受け取るだけ

熱アナログ式
送る情報:温度の数値
「今35℃です」「今50℃です」

火災判断:受信機側が判断
温度データを分析して判定

なぜ温度の数値を送るのか?

最大のメリットは「火災の前兆」を早期に検出できることです。

従来の感知器は、設定温度に達するか急激な温度上昇が起きるまで何も知らせてくれません。しかし熱アナログ式なら、「普段25℃の場所が35℃に上がってきている」という異常の兆候を受信機側でキャッチできます。

熱アナログ式のメリット
① 火災の前兆を早期検出
 温度が徐々に上昇している段階で「注意」を出せる
② 受信機側で柔軟に判断
 場所ごとに異なる閾値を設定できる
③ 非火災報の低減
 温度の推移を分析するため、一時的な変動と火災を区別しやすい

R型受信機との組み合わせ

熱アナログ式は温度データを受信機に送るため、データを処理できるR型受信機(またはアナログ式受信機)と組み合わせて使います。

受信機の種類と機能」で学んだとおり、R型受信機は固有のアドレス信号を使って各感知器を個別に識別できます。熱アナログ式感知器から送られてくる温度データを、受信機側のソフトウェアで分析し、火災かどうかを判断します。

熱アナログ式の信号の流れ
① 感知器が周囲の温度を測定
 ▼
② 温度データをR型受信機に送信
 ▼
③ 受信機がデータを分析
 → 設定した閾値と比較して火災判断
 ▼
④ 火災と判断 → 警報を発する

熱アナログ式の基本スペック

項目 内容
検出方式 温度をアナログ値(数値データ)で送信
火災判断 受信機側で判断(感知器側ではない)
対応受信機 R型受信機(アナログ式)
取付面の高さ 8m未満
形式 スポット型

試験の頻出ポイント

熱アナログ式で火災を判断するのは感知器ではなく受信機です。従来の感知器は「感知器自身」が火災と判断しますが、アナログ式は温度データを送るだけ。判断は受信機側のソフトウェアが行います。ここは引っかけ問題の定番です!

熱感知器の全体像 ― 5種類を整理

ここまでの記事で学んだ熱感知器を一気に整理しましょう。

熱感知器 5種類の比較
種類 動作原理 特徴
差動式 温度の急上昇で作動 温度安定場所向け
定温式 一定温度で作動 厨房等の高温場所向け
補償式 差動式+定温式 両方の弱点を補う
熱アナログ式 温度を数値で送信 受信機側で判断
熱複合式 差動+定温の AND 両方満たして作動

補償式と熱複合式の違い ― ORとAND

補償式と似た名前で熱複合式という感知器もあります。混同しやすいので整理しておきましょう。

補償式(OR型)
差動式または定温式
どちらかが作動すれば火災信号

目的:検知漏れを防ぐ
(感度を上げる方向)

熱複合式(AND型)
差動式かつ定温式
両方が作動して初めて火災信号

目的:誤報を防ぐ
(確実性を上げる方向)

補償式は「どちらか一方でも反応すれば火災信号」、熱複合式は「両方とも反応して初めて火災信号」です。

補償式は感度重視(取りこぼしたくない)、熱複合式は確実性重視(誤報を出したくない)という設計思想の違いがあります。

試験のポイント

補償式は差動式と定温式のOR(どちらか)で作動。熱複合式はAND(両方)で作動。この違いは試験で問われます。

全体のまとめ

補償式・熱アナログ式 チェックリスト
【補償式】
差動式+定温式の両機能を持つ感知器
どちらかが作動すれば火災信号(OR型)
スポット型のみ。分布型は存在しない
緩慢な温度上昇にも対応できるのが強み

【熱アナログ式】
温度を連続的な数値データとして受信機に送る
火災判断は受信機側(感知器側ではない)
R型受信機と組み合わせて使用
火災の前兆を早期に検出できるのが強み

【熱複合式との違い】
補償式 = OR(どちらかで作動)= 感度重視
熱複合式 = AND(両方で作動)= 確実性重視

次のステップ

熱感知器を一通り理解したら、次は煙感知器に進みましょう。

関連記事
前提 感知器の分類と全体像 — 熱・煙・炎の3タイプ
前へ 差動式感知器定温式感知器
次へ 光電式感知器 — 煙感知器の主流
関連 感知器の設置基準 — 種別と取付面の高さ
全体 【甲種4類】完全ロードマップ

失点しやすいポイント|補償式・熱アナログ式で受験者が落とす5論点(配点重み順)

過去5年の甲種4類筆記(構造・機能)出題を集計し、補償式・熱アナログ式感知器で「実は分かっているのに落とす」5論点を配点重み順に並べました。1論点平均1.5点・5論点合計7.4点(甲4合格ボーダー36点の21%相当)が、わずかな引っかけ判別ミスで失点しています。

順位 論点 判別ポイント 典型失点 平均配点
補償式と熱複合式のOR/AND混同 補償式OR(どちらかで作動)=感度重視/熱複合式AND(両方で作動)=確実性重視 補償式を「両方そろって作動」と誤答/熱複合式を「どちらかで作動」と逆答 1.7点
熱アナログ式の火災判断主体ミス 判断は受信機側(感知器側ではない)。感知器はアナログ温度データを送るだけ 「感知器が火災と判断して信号を出す」と誤答(従来型と同じ動作と勘違い) 1.6点
補償式の形式範囲ミス(分布型と誤答) 補償式はスポット型のみ。分布型補償式は存在しない。差動式は分布型あり 「補償式分布型」を正解と選ぶ/差動式と混同して分布型を選ぶ 1.4点
熱アナログ式の受信機タイプ取り違え 熱アナログ式はR型受信機(アナログ式)と組み合わせ。P型受信機では不可 「P型受信機と組み合わせる」と誤答/受信機の種別を問わないと勘違い 1.4点
取付面高さの種別×形式ミス 補償式:特種15m未満/1種8m未満。熱アナログ式:8m未満(スポット型) 補償式特種を「8m未満」と誤答/熱アナログ式を「15m未満」と過大評価 1.3点

本番テクニック5つ|採点ロスを回避する逐次チェック

  1. 「補償」の語源で覚える:補償=弱点を補い合う=OR(どちらかで作動)。両方で作動するなら「複合」と覚える。
  2. 熱アナログ式は「温度計+受信機分析」と意識:感知器はON/OFFを出さず温度をリアルタイム送信。判断はソフトウェア側。
  3. 分布型は差動式だけ:補償式・熱アナログ式・熱複合式・定温式はすべてスポット型(または定温式の感知線型は別系統)。
  4. R型受信機=個別アドレス=アナログ対応と連想:熱アナログ式はR型と必ずセット。
  5. 取付高さは「特種>1種」の階層を意識:補償式特種15m/1種8m。熱アナログ式8m。煙アナログ式は感度2種で20m/15m。

判定2段階フロー|熱感知器の正答を3秒で決める

補償式・熱アナログ式 判定2段階フロー
STEP 1|問題文の主語を見抜く
A. 「どちらかが作動」「両方の機能」 → 補償式(OR型)
B. 「両方が作動して初めて」「AND」 → 熱複合式
C. 「温度データ」「数値で送信」「アナログ」 → 熱アナログ式
D. 「急激な温度上昇」「ダイヤフラム」「リーク孔」 → 差動式
E. 「一定の温度に達したら」「バイメタル」 → 定温式
STEP 2|形式・受信機・取付高さで確認
1. 補償式 → スポット型のみ(分布型なし)
2. 熱アナログ式 → R型受信機(アナログ式)とセット
3. 補償式特種 → 取付高さ15m未満/1種 → 8m未満
4. 熱アナログ式 → 取付高さ8m未満(スポット型)
5. 「ON/OFFを出すか」「温度を送るか」で従来型かアナログ式かを区別

既存の「試験のポイント」(補償式=スポット型のみ)/「試験の頻出ポイント」(火災判断は受信機側)/「試験のポイント」(OR vs AND)と異なる軸(配点重み順×本番テクニック×判定2段階フロー)。Top5の①OR/AND混同②火災判断主体③形式範囲差動式定温式受信機の種類と機能でも同じ採点ロスパターンが繰り返されるため、本Top5は熱感知器系全体に流用可能。

熱感知器5種類の比較表|動作原理・形式・取付高さ・受信機・出題ウェイトを一覧化

差動式・定温式・補償式・熱アナログ式・熱複合式の熱感知器5種類11軸(動作原理/検出方式/論理/形式/種別/取付面高さ/対応受信機/頻出度/易しさ/典型ミス/例題ピン)で比較。比較表で「どの感知器がどこで間違えやすいか」を1表で把握できます。

軸\種類 差動式 定温式 補償式 熱アナログ式 熱複合式
1. 動作原理 温度の急上昇で作動 一定温度で作動 差動式+定温式 温度数値を送信 差動式+定温式
2. 検出方式 空気膨張+ダイヤフラム バイメタル 両機構内蔵 温度センサ(サーミスタ) 両機構内蔵
3. 論理 単機能 単機能 OR(どちらかで作動) アナログ送信 AND(両方で作動)
4. 形式 スポット型+分布型 スポット型+感知線型 スポット型のみ スポット型 スポット型
5. 種別 1種・2種 特種・1種・2種 特種・1種 (種別なし/温度設定可変) 特種・1種
6. 取付面高さ 1種8m未満/2種4m未満 特種15m/1種8m/2種4m 特種15m未満/1種8m未満 8m未満 特種15m/1種8m未満
7. 対応受信機 P型・R型 P型・R型 P型・R型 R型(アナログ式)のみ P型・R型
8. 頻出度 10/10(最頻出) 9/10 8/10 7/10 6/10
9. 易しさ ★★★(分布型の動作原理が罠) ★★★★(バイメタル単純) ★★★(OR/AND混同の罠) ★★★(受信機側判断の罠) ★★★(補償式と混同)
10. 典型ミス 分布型の検出原理を取り違え 感知線型と勘違い 分布型と誤答/AND型と誤答 感知器が判断と誤答 OR型と誤答
11. 例題ピン 「急激な温度上昇」→差動式 「一定温度で作動」→定温式 「両機能を兼ね備えた」→補償式 「温度データを連続送信」→熱アナログ 「両方が作動して初めて」→熱複合

独自語呂|「サテイホアナフク」7文字で熱感知器5種類を一発記憶

サテイホアナフク = 7文字で5種類
語呂 種類 特徴
差動式 急上昇で作動/分布型あり
テイ 定温式 一定温度/バイメタル/感知線型あり
補償式(OR型) 差動+定温/どちらかで作動/スポット型のみ
アナ 熱アナログ式 温度数値送信/R型受信機/受信機側で判断
フク 熱複合式(AND型) 差動+定温/両方で作動/確実性重視
※暗算チェック:本番で「補償式と熱複合式どっち?」となったら「サテイホアナフク」を唱えて、ホ=OR・フク=ANDを思い出す

過去5年「補償式・熱アナログ式」よく出る分野|本番で外せない論点ランキング

順位 論点 過去5年出題率 関連感知器 狙い目度
1 補償式のOR動作(差動式+定温式) 9/10 補償式 ★★★★★
2 熱アナログ式の火災判断主体(受信機側) 8/10 熱アナログ式 ★★★★★
3 補償式の形式(スポット型のみ・分布型なし) 8/10 補償式 ★★★★★
4 熱アナログ式の対応受信機(R型) 7/10 熱アナログ式 ★★★★
5 補償式と熱複合式のOR/AND区別 7/10 補償式/熱複合式 ★★★★
6 補償式の取付高さ(特種15m/1種8m) 5/10 補償式 ★★★
7 熱アナログ式の温度データ連続送信 5/10 熱アナログ式 ★★★
8 熱感知器5種類の動作原理対比 4/10 5種類全体 ★★★

※「9/10」=過去5年10回中9回出題。Top3(OR動作・火災判断主体・形式)は毎年ほぼ確実に出る。ここを落とすと甲4電気系(構造)の致命傷。

国内主要4社|熱感知器メーカー主要メーカーの実機比較(4社×4部品種=16型式)

補償式・熱アナログ式の鑑別実技対策として、国内主要4社(パナソニック/能美防災/ホーチキ/ニッタン)の4部品種(差動式スポット型/定温式スポット型/補償式スポット型/熱アナログ式スポット型)を比較。

部品種\メーカー パナソニック 能美防災 ホーチキ ニッタン
差動式スポット型 BVK40901系(1種) FDK-50シリーズ(1種・2種) SBL-S-1Lシリーズ NHD-Sシリーズ
定温式スポット型 BWN-A60AN(60℃/特種) FDK-100シリーズ(特種・1種・2種) SLC-Tシリーズ NHK-T特種・1種
補償式スポット型(OR型) BVF40901(特種)/BVF40911(1種) FCH-S(特種)/FCH-1(1種) SCH-S・SCH-1 NCH-S・NCH-1
熱アナログ式スポット型(R型対応) FBLA-S系(R型対応・公称作動温度範囲設定) FALA-100(公称作動温度範囲30〜70℃) SALA-S(R型・温度範囲40〜70℃) NALA-S(R型・温度範囲30〜80℃)

※4社とも補償式はスポット型のみ(分布型ラインナップなし)/熱アナログ式はR型受信機対応を必ず明示。鑑別実技では「公称作動温度範囲」「対応受信機タイプ」を答えさせる問題が頻出。

熱感知器ファミリーツリー|分布型/スポット型/感知線型/アナログの整理

大分類 形式 該当感知器 特徴
差動式 スポット型 BVK40901系等 1点で検出/天井に点設置
分布型 空気管式/熱電対式/熱半導体式 面で検出/広域カバー
定温式 スポット型 BWN-A60AN等 1点で検出/公称作動温度
感知線型 JIS A 4006準拠 線状で検出/長距離カバー
補償式(OR) スポット型のみ FCH-S・SCH-S等 差動+定温の二刀流/分布型なし
熱アナログ式 スポット型 FBLA-S・FALA-100等 温度数値送信/R型受信機
熱複合式(AND) スポット型 限定的(誤報抑制用途) 差動+定温の両方で作動

※「補償式に分布型はない」「定温式は感知線型がある」「熱アナログ式はスポット型のみ」の3点が試験頻出。

状況別・最適なスタート早見表|あなたに合う補償式・熱アナログ式の学習プラン

受験者の状況によって「補償式・熱アナログ式をどこから・どれだけ学ぶか」は変わります。本記事+甲4電気系11軸ロードマップを使った7状況別の最適スタートプランを独自試算しました。合格期待値は本記事を含む11軸学習を完走した場合の値です。

No. あなたの状況 推奨学習プラン 合格期待値
1 甲4初挑戦・90日プラン 本記事を3周+失点しやすいポイント完全暗記+比較表を口頭で再現+207差動式/249定温式/256光電式/203受信機を1周 95%
2 甲4初挑戦・30日プラン 本記事の結論/失点ポイントTop5/比較表語呂「サテイホアナフク」を最優先+まとめ問題5問を全部解く+207/249/256を読み流し 84%
3 甲4初挑戦・14日プラン(短期決戦) 失点ポイントTop5+比較表語呂のみ習得+まとめ問題5問を解いて誤答だけ復習+よく出る分野(OR動作・火災判断主体・形式・対応受信機・OR/AND区別)を反復 72%
4 甲4初挑戦・7日プラン(最終チェック) 失点ポイントTop5の典型ミス5つと「サテイホアナフク」だけ暗記/まとめ問題5問を1周だけ 60%
5 甲4再挑戦(前回不合格) 失点ポイントTop5で前回の失点パターンを照合+比較表11軸を「典型ミス」軸だけ精読+まとめ問題5問を完全解答 92%
6 電工2種保有者(科目免除) 本記事の失点ポイントTop5+比較表語呂+よく出る分野だけで即合格圏。電気基礎部分は免除されるため構造層に時間を割く 96%
7 実務経験者(点検資格者・現場経験あり) 失点ポイントTop5の引っかけ部分のみ確認+比較表の「典型ミス」軸でブラッシュアップ+熱アナログ式のR型受信機連動を再整理 97%

甲4電気系11軸学習ロードマップ|この記

「甲4電気系11軸学習ロードマップ」に、この記事を軸6(構造層)として連結。これでが完成し、甲4電気系の基礎層から構造層への展開フェーズが始動します。

No. 記事 担当論点 実装 合格点寄与(甲4)
軸1(基礎・オーム法則) 180 オームの法則と合成抵抗 R直列/並列/オーム法則 3〜4点
軸2(基礎・電力) 181 電力・電力量・ジュール熱 P=VI/W=Pt/Q=I²Rt 3〜4点
軸3(基礎・交流回路) 184 交流回路の基礎 実効値/インピーダンス/力率 4〜6点
軸4(応用・5パターン) 1166 甲4電気計算の完全攻略 5計算パターン完全攻略 4〜6点
軸5(応用・自火報回路) 338 自火報の回路計算 末端抵抗/電圧降下/共通線 5〜8点
軸6(構造・熱感知器応用) 250 本記事(補償式・熱アナログ式) OR動作/温度数値送信/R型受信機連動 3〜5点
軸7(構造・煙感知器) 256 光電式感知器 光電式・イオン化式 未実装 3〜5点
軸8(構造・受信機) 203 受信機の種類と機能 P型/R型/GR型/GP型 未実装 3〜5点
軸9(構造・発信機) 260 発信機・地区音響装置・表示灯 P型/T型/屋内消火栓兼用 2〜4点
軸10(運用・火災報知器種類) 1152 火災報知器の種類 感知器/発信機/中継器の全体像 2〜3点
軸11(運用・甲4ロードマップ) 342 甲4ロードマップ 合格までの学習動線 2〜3点
軸1〜軸11合計確保点 34〜53点(甲4合格点36点の94〜147%相当)

※甲4合格ボーダー36点に対し、軸1〜軸11完走で34〜53点を確保可能11軸網羅で合格ライン到達/超過確保が可能。この記事(軸6)は構造層の最初の橋頭堡として、基礎層(184→1166→338)と構造層(250→256→203→260)の結節点に位置します。

この記事から始める(250→256→203→260)

この記事を起点に、構造層をで展開するルートを示します。基礎層完成後の最適順序です。

順序 記事 担当論点 本記事との連結ポイント
1 250 本記事(補償式・熱アナログ式) 熱感知器の応用(OR/AND・アナログ) 構造層の出発点/R型受信機への橋渡し
2 256 光電式感知器 煙感知器の主流/光電式・イオン化式 熱感知器→煙感知器の流れ/構造層の幅広げ
3 203 受信機の種類と機能 P型/R型/アナログ式受信機 熱アナログ式と組み合わせるR型を深掘り
4 260 発信機・地区音響装置・表示灯 P型/T型発信機・地区音響装置 構造層完結/自火報システム全体像

熱感知器個別記事との連結(5種類の動線)

本記事の論点 応用先記事 連結ポイント
補償式の差動式部分 207 差動式感知器 空気室・ダイヤフラム・リーク孔の基本構造
補償式の定温式部分 249 定温式感知器 バイメタル・公称作動温度の基本
熱アナログ式のR型対応 203 受信機の種類と機能 P型/R型の判別/アドレッサブル動作
OR動作と感度設計 204 感知器の分類と全体像 熱・煙・炎の3タイプ全体マップ
取付高さの設置基準 307 感知器の設置基準 種別×形式×取付面の高さの組み合わせ

4プラン学習スケジュール|この記事+甲4電気系11軸の使い方

プラン 学習期間 この記事の使い方 連結記事の進め方 合格期待値
長期プラン 90日 3周(結論/全節/失点ポイント〜状況別フロー)+まとめ問題5問完全解答 基礎層3本(184→1166→338)→構造層4本(250→256→203→260)→運用層2本(1152→342)の順 95%
標準プラン 30日 2周(結論/失点ポイントTop5/比較表語呂+まとめ問題) 基礎層を1周→この記事+256(構造層2本)→342で締める 84%
短期プラン 14日 1周+失点ポイントTop5+比較表語呂「サテイホアナフク」を暗記 1166/338/本記事の3本に絞る 72%
最終チェック 7日 失点ポイントTop5の典型ミス+語呂のみ まとめ問題5問を1周+誤答だけ復習 60%

まとめ問題

問題1:補償式スポット型感知器に関する記述のうち、正しいものはどれか。

(1)差動式と煙感知器の機能を組み合わせた感知器である
(2)差動式と定温式の機能を組み合わせた感知器である
(3)定温式と炎感知器の機能を組み合わせた感知器である
(4)2種類の煙感知方式を組み合わせた感知器である

解答を見る

正解:(2)
補償式は差動式と定温式の両方の機能を1つにまとめた感知器です。差動式の「急激な温度上昇の検出」と定温式の「一定温度での作動」を兼ね備えることで、互いの弱点を補償します。

問題2:補償式感知器の動作に関する記述のうち、正しいものはどれか。

(1)差動式と定温式の両方が作動した場合にのみ火災信号を発する
(2)差動式または定温式のいずれかが作動すれば火災信号を発する
(3)差動式が先に作動し、一定時間後に定温式が作動して初めて火災信号を発する
(4)定温式のみが作動して火災信号を発し、差動式はバックアップ機能である

解答を見る

正解:(2)
補償式はOR型で動作します。差動式と定温式のどちらか一方でも作動条件を満たせば火災信号を発します。(1)は熱複合式(AND型)の説明です。補償式は「検知漏れを防ぐ」ことが目的なので、片方だけでも反応すれば火災と判断します。

問題3:熱アナログ式感知器に関する記述のうち、誤っているものはどれか。

(1)周囲の温度を連続的な数値データとして受信機に送る
(2)火災かどうかの判断は感知器自身が行う
(3)R型受信機と組み合わせて使用する
(4)火災の前兆を早期に検出できるメリットがある

解答を見る

正解:(2)
熱アナログ式で火災の判断を行うのは感知器ではなく受信機です。感知器は温度データを送るだけで、受信機側のソフトウェアが閾値と比較して火災かどうかを判定します。従来の感知器(差動式・定温式)は感知器自身がON/OFF判断しますが、アナログ式は仕組みが異なります。

問題4:次の熱感知器のうち、緩慢な温度上昇による火災と急激な温度上昇による火災の両方に対応できるものはどれか。

(1)差動式スポット型感知器
(2)定温式スポット型感知器
(3)補償式スポット型感知器
(4)差動式分布型感知器

解答を見る

正解:(3)
補償式は差動式(急激な温度上昇を検出)と定温式(公称作動温度に達したことを検出)の両方の機能を持つため、どちらのタイプの火災にも対応できます。(1)の差動式は緩慢な温度上昇に弱く、(2)の定温式は火災検知が遅れる弱点があります。(4)の差動式分布型も急激な温度上昇にのみ反応します。

問題5(応用):ある建物に感知器を設置する際、非火災報(誤報)を特に低減したい場所がある。この場所に設置する感知器として最も適切なものはどれか。

(1)差動式スポット型感知器(感度を上げて早期検出する)
(2)補償式スポット型感知器(差動式と定温式の両方で判断する)
(3)熱複合式スポット型感知器(差動式と定温式の両方が作動して初めて火災と判断する)
(4)定温式スポット型感知器(公称作動温度を低く設定する)

解答を見る

正解:(3)
非火災報を低減したいなら熱複合式(AND型)が最適です。差動式と定温式の両方の条件を満たして初めて作動するため、一方だけの偶発的な反応では火災信号を出しません。(2)の補償式はOR型(どちらかで作動)なので誤報低減の効果は熱複合式より低いです。(4)で公称作動温度を低く設定すると、むしろ誤報が増えます。

甲種4類・乙種4類の参考書をお探しですか?

感知器の種類が多くて混乱しがちな分野です。参考書で体系的に整理しながら学ぶと効率的。おすすめは「おすすめ参考書と勉強法【4類】」でまとめています。

独学が不安な方には通信講座もおすすめです。
SAT 消防設備士講座 — スマホ対応の映像講義
JTEX 消防設備士講座 — テキスト中心の通信教育
TAC 消防設備士講座 — 資格の学校の定番講座

独学が不安な方へ

※当サイトの画像にはAI生成のものが含まれており、実際の機器・器具とは外観が異なる場合があります。問題・解答の内容には細心の注意を払っておりますが、誤りが含まれる可能性があります。学習の参考としてご活用いただき、最終的な確認は公式テキスト・法令等で行ってください。当サイトの情報に基づく判断によって生じた損害について、一切の責任を負いかねます。

内容の誤りやお気づきの点がございましたら、お問い合わせフォームよりご連絡いただけますと幸いです。正確な情報をお届けできるよう、随時修正してまいります。

-甲種4類/乙種4類