法令共通、全範囲をこの1ページから
消防設備士試験には、どの類を受けても必ず出題される「法令共通」という科目があります。
この記事は、法令共通に必要な全18記事をおすすめの学習順に並べたロードマップです。上から順番に読んでいけば、法令共通の範囲を体系的にカバーできます。
法令共通の出題数
まず、試験での出題ウェイトを確認しておきましょう。
甲種でも乙種でも、法令の出題の半分以上が「法令共通」です。ここをしっかり押さえれば、どの類の試験でも法令科目は安定します。
おすすめの学習順序
「消防法って何のためにあるの?」という入口から始めて、用語→設備→管理→点検・資格と徐々に具体的な制度に進む流れです。順番通りに読めば、前の記事の知識が次の記事の理解を助けてくれます。
Step 1:消防法の基本を知る(4記事)
まずは消防法の目的と基本用語を押さえます。ここがわからないと、この先の条文がすべて「何の話?」になってしまいます。
- 消防法の目的(第1条)
── 予防・警戒・鎮圧の3本柱。消防法が守ろうとしているものは何か - 消防法令上の定義
── 防火対象物・消防対象物・関係者・危険物。試験に出る用語の正確な意味 - 特定防火対象物と非特定防火対象物の違い
── 不特定多数が出入りする建物は規制が厳しい。この区別が法令全体を貫く - 防火対象物の数え方ガイド
── 1棟原則・令8区画・令9条・地下街指定。建物をどう数えるかで設置基準が変わる
Step 2:消防用設備等の制度(5記事)
消防用設備等の種類と設置ルールを学びます。消防設備士試験の最も核心的なテーマです。
- 消防用設備等の種類(施行令第7条)
── 消火設備・警報設備・避難設備・消防用水・消火活動上必要な施設。全体の分類を掴む - 消防用設備等の設置及び維持(消防法17条1項)
── 施行令別表第一と備考4カ条。どの建物に何を設置するかの大原則 - 既存遡及とは?(消防法17条の2の5)
── 法改正時に既存建物はどうなる?遡及される設備とされない設備の違い - 附加条例とは?(消防法17条2項)
── 市町村が条例で基準を強化できる理由。気候や風土の特殊性 - 措置命令とは?(消防法17条の4)
── 設置命令・維持命令を出せるのは誰か。公示義務と罰則
Step 3:防火管理と消防同意(4記事)
消防設備だけでは火災は防げません。「人」による管理体制が不可欠です。ここでは防火管理者制度と、建物を建てる前の消防同意を学びます。
- 防火管理者とは?(消防法8条)
── 選任義務・管理権原者・甲種と乙種の違い・消防計画の作成 - 統括防火管理者とは?(消防法8条の2)
── 雑居ビルなど複数の管理権原者がいる建物。協議選任と共用部分の管理 - 防炎規制とは?(消防法8条の3)
── カーテンやじゅうたんに防炎性能が必要な建物。防炎ラベルの意味 - 消防同意とは?(消防法7条)
── 建築確認と消防同意の関係。7日以内・3日以内の期限ルール
Step 4:点検・資格・検定制度(5記事)
設備は設置して終わりではなく、維持管理が必要です。点検制度と、それを担う資格者・検定制度を学びます。自分がこれから取る「消防設備士」の位置づけもここで明確になります。
- 点検報告制度とは?(消防法17条の3の3)
── 機器点検(6ヶ月)・総合点検(1年)の頻度。有資格者点検が必要な建物 - 防火対象物点検報告制度とは?(消防法8条の2の2)
── 300人以上の建物で必要。特例認定と防火基準点検済証 - 消防設備士制度とは?(消防法17条の5)
── 甲種と乙種の違い・独占業務・類別・講習義務。あなたが目指す資格の全体像 - 消防設備点検資格者とは?
── 第1種と第2種の違い。消防設備士との権限比較 - 検定制度とは?(消防法21条の2)
── 型式承認・型式適合検定・検定対象12品目。自主表示制度との違い
学習のコツ
それでは、消防法の目的(第1条)から学習をスタートしましょう。