この記事は、消防設備士甲種3類の試験対策を全7記事で完全カバーするロードマップです。
甲種3類の試験範囲はガス系消火設備(不活性ガス消火設備・ハロゲン化物消火設備・粉末消火設備)の3設備です。水系(甲1)や泡(甲2)とは消火原理が異なり、「酸素を奪う」「化学反応を止める」「粉で覆う」という独自のアプローチで消火します。
おすすめの学習順序
STEP1:構造・機能(4記事)
まずは3設備の消火原理と構成機器を理解します。全体像から入り、各設備を深掘りしていく流れです。
3-1. ガス系消火設備の全体像
ガス系消火設備の全体像|不活性ガス・ハロゲン化物・粉末の3種類をわかりやすく解説
3設備の消火原理の違い(窒息消火・抑制消火・ダブル効果)、消火剤の全種類一覧、共通構成機器、放出方式(全域・局所・移動式)を学びます。甲3の学習はここからスタート。
3-2. 不活性ガス消火設備の構造と機能
不活性ガス消火設備の構造と機能|CO₂・窒素・IG-55・IG-541の違いをわかりやすく解説
CO₂・窒素・IG-55・IG-541の4種類の消火剤を比較。高圧式と低圧式の違い、構成機器(貯蔵容器・容器弁・選択弁・噴射ヘッド)、安全装置(遅延装置20秒・音響警報・閉止弁)を学びます。
3-3. ハロゲン化物消火設備の構造と機能
ハロゲン化物消火設備の構造と機能|HFC-23・HFC-227ea・FK-5-1-12の違いをわかりやすく解説
ハロン1301の歴史と製造禁止の経緯、代替消火剤3種類(HFC-23・HFC-227ea・FK-5-1-12)の比較、負触媒効果のメカニズム、分解生成物の注意点を学びます。
3-4. 粉末消火設備の構造と機能
粉末消火設備の構造と機能|加圧方式・定圧作動装置・クリーニング装置をわかりやすく解説
粉末消火薬剤4種類と第3種がA火災にも対応できる理由(メタりん酸被膜)、加圧用ガス容器・定圧作動装置・クリーニング装置の役割、蓄圧式と加圧式の違いを学びます。
STEP2:法令類別(1記事)
構造を理解したら、どんな建物にどの基準で設置するかの法令を学びます。
3-5. ガス系消火設備の設置義務と技術基準
ガス系消火設備の設置義務と技術基準|施行令第13条・放出時間・防護区画をわかりやすく解説
施行令13条の5設備の選択関係、防護区画の構造要件(耐火構造・開口部制限3%・自動閉鎖装置)、消火剤の必要量と消火濃度、設備ごとの放出時間(ハロゲン10秒・粉末30秒・CO₂表面1分/深部7分)、安全装置の基準を学びます。
STEP3:工事・整備(1記事)
設備の仕組みと法令を理解したら、実際の点検・試験方法を学びます。
3-6. ガス系消火設備の点検・整備と試験方法
ガス系消火設備の点検・整備と試験方法|連動試験・重量測定・放出試験をわかりやすく解説
機器点検(6ヶ月に1回)と総合点検(1年に1回)の内容、充てん量の確認方法(高圧式→重量・低圧式→液面計・IG系→圧力計)、連動試験の動作シーケンス、設備別の点検ポイント、容器の耐圧試験(高圧ガス保安法)を学びます。
STEP4:製図(1記事)
甲種限定の製図試験対策。甲1・甲2とは異なるガス系固有の知識が必要です。
3-7. ガス系消火設備の製図
ガス系消火設備の製図|系統図・図記号・必要量計算をわかりやすく解説
甲1・甲2との違い(水力計算不要・体積×消火濃度で計算)、ガス系固有の図記号、系統図の構成(貯蔵容器→選択弁→噴射ヘッド)、CO₂の必要量計算(表面0.8kg/m³・深部1.6kg/m³)、開口部補正、間違えやすいポイント5つを学びます。
法令共通・機械基礎は他の類と共通
甲種3類の試験には、上記7記事に加えて法令共通と機械の基礎知識の問題も出ます。これらは他の類と共通の範囲です。
法令共通(16記事)
法令共通の記事は「法令共通ロードマップ」にまとめています。消防法の基礎から、防火管理者、消防設備士制度、検定制度まで網羅しています。
機械の基礎知識
機械基礎は乙種6類の記事を活用できます。