消防設備士乙種5類の学習範囲を、筆記30問と鑑別等5問の全35問で確認するオリジナル模擬試験第2回です。金属製避難はしご、救助袋、緩降機の法令、構造、機能、点検・整備を扱います。実際の試験問題を転載したものではありません。
試験構成と合格基準
乙種第5類は、科目免除がない場合、筆記30問と実技5問で、試験時間は1時間45分です。
| 区分 | 公式の問題数 | この模試 |
|---|---|---|
| 消防関係法令 | 共通6問+類別4問=10問 | 問1〜10 |
| 基礎的知識 | 機械5問 | 問11〜15 |
| 構造・機能・整備 | 機械9問+規格6問=15問 | 問16〜30 |
| 鑑別等 | 5問 | 問31〜35 |
公式の合格基準は、筆記の各科目40%以上かつ筆記全体60%以上、実技全体60%以上です。法令の共通問題と類別問題は合わせて一科目として判定されます。実技の小問別配点は公表されていないため、正答数だけを公式得点へ換算することはできません。
筆記の問題数に当てはめると、科目40%は法令4/10、基礎2/5、構造等6/15、筆記全体60%は18/30です。科目免除がある場合は、免除を受けた以外の問題で判定されます。
資料を見ず、1時間45分を上限として取り組んでください。科目免除を申請する場合は、受験する支部の最新試験案内で免除範囲・問題数・時間を確認してください。
消防関係法令・共通(問1〜6)
問1
消防法第17条に基づき、消防用設備等を設置し、維持する義務を負う主体はどれか。
- 消防設備の製造者
- 防火対象物の関係者
- 受験地の都道府県知事
- 消防設備士試験の受験者
問2
金属製避難はしご、救助袋、緩降機が属する消防用設備等の区分はどれか。
- 消火設備
- 警報設備
- 消防用水
- 避難設備
問3
消防用設備等の点検期間について、一般的な組合せとして正しいものはどれか。
- 機器点検6か月、総合点検1年
- 機器点検1年、総合点検6か月
- 両方とも3年
- 設置時の1回だけ
問4
消防用設備等の点検結果報告について、報告間隔が正しい組合せはどれか。
- すべての防火対象物で6か月
- 特定防火対象物3年、その他1年
- 特定防火対象物1年、その他3年
- すべての防火対象物で5年
問5
消防設備士免状の交付を受けた後、最初に講習を受ける期限として正しいものはどれか。
- 交付日の翌日から6か月以内
- 交付日以後の最初の4月1日から2年以内
- 交付日から10年以内
- 整備を初めて行った日から1年以内
問6
法令上、消防設備士に免状の返納命令を出せる行政主体はどれか。
- 都道府県知事
- 消防署長
- 防火管理者
- 建物の管理会社
消防関係法令・第5類(問7〜10)
問7
乙種第5類消防設備士が免状に基づいて行える業務はどれか。
- 第5類設備の工事だけ
- すべての避難設備の工事と整備
- 第5類設備の整備
- 消防機関による立入検査
問8
乙種第5類の工事整備対象設備等に含まれる組合せはどれか。
- 金属製避難はしご・救助袋・緩降機
- 避難橋・すべり台・誘導灯
- 避難ロープ・滑り棒・救助袋
- すべての避難器具
問9
次のうち、第5類消防設備士の工事整備対象設備等に含まれないものはどれか。
- 緩降機
- 救助袋
- 金属製避難はしご
- 避難ロープ
問10
建物に適応する避難器具を法令上判断するとき、確認すべき内容はどれか。
- 器具の販売価格だけ
- 用途・階・収容人員などと関係法令
- 建物の名称だけ
- 所有者の希望だけ
基礎的知識・機械(問11〜15)
問11
支点から0.6mの位置に90Nの力が作用する。反対側の1.8mの位置でつり合わせる力は何Nか。
- 30N
- 54N
- 90N
- 270N
問12
断面積600mm²の部材を18kNで引っ張った。この部材に生じる引張応力は何MPaか。
- 10MPa
- 30MPa
- 60MPa
- 108MPa
問13
長さ3.0mの部材が1.5mm伸びた。このときのひずみはいくらか。
- 0.00005
- 0.0005
- 0.005
- 0.05
問14
180Nの力で物体を力の向きに5m動かした。行った仕事は何Jか。
- 36J
- 185J
- 900J
- 3,600J
問15
水平面で垂直荷重が480N、摩擦係数が0.25である。最大摩擦力は何Nか。
- 60N
- 120N
- 192N
- 480N
構造・機能・整備・機械(問16〜24)
問16
緩降機の主要な構成として適切な組合せはどれか。
- 踏桟・縦棒・収納箱だけ
- 袋本体・入口枠・下部支持装置だけ
- 調速器・ロープ・着用具・取付具
- 感知器・受信機・発信機
問17
緩降機に設けられる調速器の働きはどれか。
- 使用者の降下速度を制御する
- 火災を自動的に感知する
- 救助袋の下端を固定する
- はしごの横桟を収納する
問18
救助袋の垂直式と斜降式を見分ける主な手掛かりはどれか。
- 収納箱の塗装色
- 袋本体の展張方向と降下経路
- 建物の所有者
- 製品の購入価格
問19
使用時に取付部からつり下げて展開する金属製避難はしごはどれか。
- 固定はしご
- 立てかけはしご
- つり下げはしご
- 救助袋
問20
避難器具の取付部を点検するときの判断として適切なものはどれか。
- 塗装色が同じならよい
- 取付部と母材が使用時の荷重を支持できる状態か確認する
- ボルトが1本あればよい
- 母材のひび割れは確認しない
問21
避難器具の操作場所に収納物が置かれている。適切な対応はどれか。
- 収納物を除き、操作に必要な空間を確保する
- 器具の表示を外す
- 物を置いたまま操作する
- 器具を格納したまま使用済みにする
問22
避難器具の降下経路に看板が突出している場合、最初に確認すべきことはどれか。
- 看板の価格
- 看板の所有者名
- 器具の展張や使用者の降下を妨げないか
- 看板の文字色
問23
点検後に避難器具を収納するとき、維持すべき状態はどれか。
- 重量物を収納箱の上に置く
- 取扱表示を覆う
- 鍵を紛失したままにする
- 必要時に容易かつ安全に取り出せる状態にする
問24
避難器具の総合点検で行う確認として適切なものはどれか。
- 遠くから外観だけを見る
- 取付け・操作・展張・降下・格納などを点検要領に従って確認する
- 毎回すべての部品を交換する
- 点検後も展張したままにする
構造・機能・整備・規格(問25〜30)
問25
金属製避難はしごが適用される技術上の規格に合うか確認する方法はどれか。
- 表示・型式・構造・寸法・強度などを規格と照合する
- 色だけで判断する
- 価格が高ければ適合とする
- 表示を外して使用する
問26
緩降機を選ぶ際に必要な確認はどれか。
- ロープを現場で任意の長さに切る
- すべての建物で同一型式を使う
- 製品の型式・仕様と取付高さなどの設計条件を照合する
- 使用条件を確認しない
問27
救助袋の表示と設計図書に記載された方式が一致しない。適切な対応はどれか。
- 表示を消して使う
- 型式・方式・使用条件を確認して不一致を解消する
- 設計図書を廃棄する
- 確認せずに格納する
問28
金属部材に腐食が見つかった場合の評価として適切なものはどれか。
- 塗装で隠せば終了する
- 腐食はすべて軽微と判断する
- 取付部の腐食は無視する
- 位置・範囲・深さと強度や作動への影響を確認する
問29
取付ボルトとその母材を点検するとき、確認すべき組合せはどれか。
- ボルト頭の色だけ
- 緩み・脱落・変形・腐食と、母材のひび割れや劣化
- ボルトの販売店だけ
- 器具の収納場所だけ
問30
避難器具の交換部品を選定するときの対応として適切なものはどれか。
- 寸法が近い任意品を使う
- 荷重条件を見ない
- 製品仕様との適合性を確認した部品を使う
- 表示のない部品へ交換する
実技・鑑別等(問31〜35)
器具の構成、展張方向、異常状態を文章で示したオリジナル問題です。器具名だけでなく、方式、役割、必要な是正も記述してください。
問31
ロープの両端に着用具があり、中央の機構を通って使用者が交互に降下する器具がある。器具名、中央の機構名、その役割を答えなさい。
問32
開口部から布製の袋を斜め下方へ展張し、地上側で下端を支持して使用する。器具名と方式、使用前に確認する箇所を答えなさい。
問33
床面のハッチを開くと金属製のはしごが下階へつり下がる。器具の一般名称と、展開時に確認する事項を二つ答えなさい。
問34
取付金具に緩みがあり、器具を操作する場所と降下経路にも荷物が置かれている。整備時に必要な対応を答えなさい。
問35
総合点検が終わった後、救助袋が収納箱へ完全に収まらず、取扱方法の表示も隠れている。復旧すべき内容を答えなさい。
解答・解説
復習用の記事
参照した一次情報
問題数、試験時間、合格基準、法令・設備基準は、次の公式資料で確認しています。
- 消防試験研究センター:試験科目及び問題数
- 消防試験研究センター:試験の方法・試験時間・合格基準
- 消防試験研究センター:過去に出題された問題の一部
- e-Gov:消防法
- e-Gov:消防法施行令
- e-Gov:消防法施行規則
- e-Gov:金属製避難はしごの技術上の規格
- e-Gov:緩降機の技術上の規格
- 消防庁:避難器具の基準
- 消防庁:消防用設備等の点検基準・点検要領・点検票
※当サイトの画像にはAI生成のものが含まれており、実際の機器・器具とは外観が異なる場合があります。図や画像だけで機器を判断せず、製品表示・取扱説明書・公式資料を確認してください。
記事、模擬試験、ミニテストは学習の補助を目的としています。試験の申請や実務上の判断では、最新の法令、試験実施機関、所轄消防機関、製品の公式資料等も確認してください。
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