甲種2類/乙種2類

【甲種2類】消防設備士試験の完全ロードマップ|全6記事で合格を目指す

この記事は、消防設備士甲種2類の試験対策を全6記事で完全カバーするロードマップです。

甲種2類の試験範囲は泡消火設備です。甲種1類(水系消火設備)の知識をベースに、泡ならではの「膨張比」「還元時間」「混合装置」「泡消火薬剤」といった差分を学ぶのが効率的な攻略法です。甲1を先に取得していれば、追加で覚える量は比較的少ない類です。

おすすめの学習順序

甲種2類 学習ロードマップ
1
構造・機能(3記事)── 泡の消火原理・薬剤・設備構成を理解する
2
法令類別(1記事)── 設置義務と技術基準を押さえる
3
工事・整備(1記事)── 発泡倍率・還元時間の測定を学ぶ
4
製図(1記事)── 系統図・泡水溶液量・薬剤量計算をマスターする

STEP1:構造・機能(3記事)

まずは泡消火設備の全体像を掴み、薬剤と設備構成を深掘りしていきます。

2-1. 泡消火設備の全体像と消火原理

泡消火設備の全体像と消火原理|膨張比・還元時間・設備構成をわかりやすく解説

泡の消火原理(窒息+冷却)、膨張比(低発泡20未満/高発泡80以上)、25%還元時間の意味、設備構成(薬剤タンク・混合装置・泡放出口)、固定式4方式と移動式の概要、水系設備との違いを学びます。甲2の学習はここからスタート。

2-2. 泡消火薬剤の種類と性質

泡消火薬剤の種類と性質|たん白泡・合成界面活性剤泡・水成膜泡・混合装置をわかりやすく解説

3種類の薬剤比較(たん白泡=耐熱性◎・合成界面活性剤泡=流動性◎・水成膜泡=油面被覆◎)、フッ素たん白泡と液面下注入方式、混合装置4方式(プレッシャープロポーショナー・ラインプロポーショナー・プレッシャーサイドプロポーショナー・ポンププロポーショナー)、混合比率を学びます。

2-3. 泡消火設備の構造と機能

泡消火設備の構造と機能|フォームヘッド・固定泡放出口・高発泡・移動式をわかりやすく解説

フォームヘッド(開放型・一斉開放弁連動)、フォームウォータースプリンクラーヘッド(閉鎖型・感熱体)、固定泡放出口(液面上注入/液面下注入)、高発泡用泡放出口(全域放出/局所放出・高膨張泡発生装置)、移動式(泡消火栓)、各放出口の使い分けを学びます。

STEP2:法令類別(1記事)

構造を理解したら、どんな建物にどの基準で設置するかの法令を学びます。

2-4. 泡消火設備の設置義務と技術基準

泡消火設備の設置義務と技術基準|施行令第13条・第15条をわかりやすく解説

施行令13条の設置対象(駐車場200㎡/500㎡/300㎡・道路600㎡)、5設備の選択関係と泡が選ばれる理由、施行令15条の技術基準(フォームヘッド6.5L/min・㎡、固定泡放出口の薬剤別放射率と放射時間、高発泡、移動式)、水源の必要量(10分/15分)、水噴霧との比較を学びます。

STEP3:工事・整備(1記事)

設備の仕組みと法令を理解したら、実際の点検・試験方法を学びます。

2-5. 泡消火設備の点検・整備と試験方法

泡消火設備の点検・整備と試験方法|発泡倍率・還元時間の測定をわかりやすく解説

発泡倍率の測定手順(採取→重量→計算)、25%還元時間の測定方法、泡水溶液の濃度確認(屈折率計)、放射試験、一斉開放弁の作動試験、薬剤の劣化判断を学びます。甲1の水系点検との共通点と違いも整理しています。

STEP4:製図(1記事)

甲種限定の製図試験対策。甲1の水系製図をベースに、泡固有の知識を上乗せします。

2-6. 泡消火設備の製図

泡消火設備の製図|系統図・図記号・計算問題の解き方をわかりやすく解説

甲1との違い一覧表、泡固有の図記号(フォームヘッド○・一斉開放弁D・薬剤タンクF)、系統図の描き方と甲1系統図との比較、泡水溶液量・水源水量・薬剤量の計算、総合計算例、間違えやすいポイント5つを学びます。

法令共通・機械基礎は他の類と共通

甲種2類の試験には、上記6記事に加えて法令共通機械の基礎知識の問題も出ます。これらは他の類と共通の範囲です。

法令共通(16記事)

法令共通の記事は「【法令共通】消防設備士試験の完全ロードマップ|全18記事で法令を攻略」にまとめています。消防法の基礎から、防火管理者、消防設備士制度、検定制度まで網羅しています。

機械の基礎知識

機械基礎は乙種6類の記事を活用できます。乙種2類の試験対策は「【乙種2類】ロードマップ」をご覧ください。

さらに、甲1で学んだ以下の記事も甲2に直結します。

甲2の学習のコツ

甲1との「違い」に集中する
甲2は甲1の水系知識がベースです。ポンプ・配管・バルブ・送水口など共通部分は甲1の記事で復習し、甲2では泡固有の知識(薬剤の種類・混合装置・膨張比・還元時間・泡放出口)に集中するのが最も効率的です。各記事で「甲1との違い」を明示しているので、差分を意識して読み進めましょう。
「3種類の薬剤」を横並びで覚える
たん白泡・合成界面活性剤泡・水成膜泡の3種類は、性質が異なります。常に比較表で横並びにして覚えると混同を防げます。特に以下の違いは頻出です。
・耐熱性:たん白泡が最も高い
・流動性:合成界面活性剤泡が最も高い
・油面被覆:水成膜泡が薄い水膜で優秀
・液面下注入:フッ素たん白泡のみ対応
製図は「甲1+α」で解ける
甲2の製図は、甲1で学んだ系統図・水力計算の知識に泡の計算(泡水溶液量・薬剤量)を上乗せするだけです。新しく覚えるのは「混合比率から薬剤量を求める計算」と「泡固有の図記号」くらいなので、甲1の製図をしっかり復習しておけば大きな負担にはなりません。

全類制覇を目指す方へ

甲種2類は全類制覇ルートの3番目の類です。甲1の水系知識を活かして効率的に取得しましょう。次は甲種3類(ガス系消火設備)に進みます。

全類の学習順序や戦略は「消防設備士 全類制覇ロードマップ|おすすめの受験順序と最短ルート」を参照してください。

-甲種2類/乙種2類