解答・解説
正解一覧
| 問 | 正解 | 問 | 正解 | 問 | 正解 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | ③ | 13 | ③ | 25 | ④ |
| 2 | ② | 14 | ① | 26 | ② |
| 3 | ③ | 15 | ④ | 27 | ③ |
| 4 | ③ | 16 | ③ | 28 | ② |
| 5 | ② | 17 | ③ | 29 | ③ |
| 6 | ④ | 18 | ④ | 30 | ③ |
| 7 | ① | 19 | ① | 31 | ③ |
| 8 | ② | 20 | ② | 32 | ② |
| 9 | ④ | 21 | ④ | 33 | ③ |
| 10 | ④ | 22 | ④ | 34 | ④ |
| 11 | ③ | 23 | ③ | 35 | ④ |
| 12 | ③ | 24 | ② |
各問の解説
法令共通(問1〜6)
問1 — 正解:③
消防法第1条の条文そのものです。ポイントは「予防・警戒・鎮圧」の3つ、「傷病者の搬送」、「安寧秩序の保持」「社会公共の福祉の増進」がすべて含まれていること。①は「警戒・鎮圧」「身体」が欠落、②は「予防・警戒・鎮圧」がない、④は「予防・警戒」「傷病者搬送」がありません。
問2 — 正解:②
消防法第2条第2項の定義です。防火対象物は建築物だけでなく、山林・舟車・船舶・工作物・物件まで幅広く含みます。「別表第一に掲げたもの」は消防用設備等の規制対象であり、防火対象物の定義そのものではありません。
問3 — 正解:③ 小学校
飲食店・ホテル・病院はいずれも特定防火対象物です。小学校は教職員の管理下で避難誘導が期待できるため非特定防火対象物に分類されます。
問4 — 正解:③
非特定防火対象物の選任基準は収容人員50人以上です。特定防火対象物は30人以上。「30人と50人」の違いは頻出です。
問5 — 正解:②
消防法第17条第1項は「関係者は…設置し、及び維持しなければならない」と規定。関係者とは所有者・管理者・占有者の3者です。
問6 — 正解:④
非特定防火対象物の報告頻度は3年に1回です(5年ではない)。特定は1年に1回。点検頻度(6か月/1年)と報告頻度(1年/3年)を混同しないよう注意。
法令類別(問7〜10)
問7 — 正解:①
施行令第10条により、地階・無窓階・3階以上の階で床面積50㎡以上の場合は消火器具の設置が必要。②飲食店は150㎡以上で設置義務。③少量危険物にも設置義務あり。④非特定でも面積基準を満たせば設置義務あり。
問8 — 正解:②
主要構造部が耐火構造なら算定基準面積は2倍に緩和されます。①大型消火器は30m。③付加設置にも歩行距離20mが適用。④延べ面積を使います。
問9 — 正解:④
大型消火器を設置しても小型消火器の設置義務はなくなりません。減免は能力単位の1/2まで。半分は小型消火器で確保する必要があります。
問10 — 正解:④
消火器の標識は短辺8cm以上、長辺24cm以上です。「12cm×36cm」は大型消火器の標識のサイズなので混同に注意。
機械の基礎(問11〜15)
問11 — 正解:③ 20 N・m
M = F × d = 10N × 2m = 20 N・m です。
問12 — 正解:③ 2 MPa
σ = F ÷ A = 400N ÷ (2×10⁻⁴ m²) = 2,000,000 Pa = 2 MPa。cm²→m²の変換に注意。
問13 — 正解:③
鋳鉄は引張力に弱く、展性・延性が乏しい材料。圧縮には強いが叩くと割れます。
問14 — 正解:①
パスカルの原理は「密閉容器内の流体に加えた圧力はすべての方向に等しく伝わる」。②はベルヌーイの誤り。③ボイルの法則は反比例。④液圧は深さに比例。
問15 — 正解:④
ステンレスは「さびにくい」だけで万能ではありません。塩素イオン環境では孔食が発生します。
構造・機能・整備(問16〜30)
問16 — 正解:③
抑制消火は燃焼の化学連鎖反応を断つ方法。①酸素遮断=窒息消火、②温度を下げる=冷却消火、④可燃物を除く=除去消火。
問17 — 正解:③
蓄圧式消火器には指示圧力計があり、日常的に圧力を確認できます。①は加圧式、②は蓄圧式の説明。④放射が安定しているのは蓄圧式。
問18 — 正解:④
粉末消火器は冷却効果がほとんどないため再燃しやすいのが弱点。主な消火作用は抑制効果と窒息効果。
問19 — 正解:①
強化液の薬剤は炭酸カリウム等のアルカリ金属塩類の水溶液。②霧状放射ならB火災にも適応。③凝固点-20℃以下。④冷却+抑制。
問20 — 正解:②
機械泡消火器はノズルで空気を吸い込み泡を生成。①泡は電気を通すためC火災に不適応。③薬剤は液体。④冷却+窒息の両方。
問21 — 正解:④
CO2消火器に指示圧力計はありません。充填量は重量測定で確認します。
問22 — 正解:④
蓄圧式は指示圧力計で日常的に確認可能。①加圧式は止めにくい。②蓄圧式はレバーを放せば止まる。③加圧式は外観から圧力漏れがわからない。
問23 — 正解:③
C火災=電気火災。A=普通火災(木材等)、B=油火災。④強化液の棒状放射はC火災に不適応(感電の危険)。
問24 — 正解:②
安全栓は不時放射防止のための装置で、使用時に最初に引き抜きます。操作手順は「栓を抜く→ノズルを向ける→レバーを握る」。
問25 — 正解:④
CO2は気体なので消火後に残留物なし。精密機器のある場所で重宝されます。
問26 — 正解:②
機能点検対象:加圧式は3年経過、蓄圧式は5年経過。機能点検は抜取り方式(全数ではない)。
問27 — 正解:③
蓄圧式は常時加圧されているので、分解前に指示圧力計で残圧確認→排圧が必須。排圧なしの分解は部品飛び出しの危険。
問28 — 正解:②
加圧用ガス容器は重量測定で充填状態を確認。①窒素ガスも使われる。③無期限ではない。④穴があれば使用不能。
問29 — 正解:③
不合格の消火器は即廃棄。修理して再使用はできません。容器強度に問題がある消火器は破裂事故の危険。
問30 — 正解:③
変質・固化した薬剤は再使用不可。充てん3原則は「同じ種類・規定量・変質なし」。
鑑別等(問31〜35)
問31 — 正解:③ 二酸化炭素消火器
決め手は「指示圧力計なし」「ホーン(ラッパ状)ノズル」「残留物なし」。CO2消火器は高圧ガス容器に液化CO2を充填し、重量で管理します。
問32 — 正解:②
サイホン管は本体容器の底部まで伸びたパイプで、圧力により薬剤を吸い上げてノズルへ送ります。
問33 — 正解:③ A=白、B=黄、C=青
「白・黄・青」の順。A火災(白に木材)、B火災(黄に油)、C火災(青にコンセント)。
問34 — 正解:④
蓄圧式に充填するのは窒素ガス(N₂)。空気だと水分や酸素が薬剤を劣化・容器を腐食させます。
問35 — 正解:④
「設置年月日」は銘板に記載されません。銘板には種別・適応火災・使用方法・薬剤情報・製造年・製造番号・メーカー名などが記載されます。
自己採点と合否判定
合格判定チェック
以下のすべてを満たせば合格ラインです:
・法令共通(問1〜6):3問以上正解(40%)
・法令類別(問7〜10):2問以上正解(40%)
・機械基礎(問11〜15):2問以上正解(40%)
・構造整備(問16〜30):6問以上正解(40%)
・筆記合計(問1〜30):18問以上正解(60%)
・鑑別等(問31〜35):3問以上正解(60%)
苦手科目の復習ガイド
足切りに引っかかった科目があれば、以下の記事で重点的に復習しましょう。
法令共通が苦手なら
→ 法令共通ロードマップから全18記事を確認
法令類別が苦手なら
→ 消火器の設置義務と設置対象(施行令第10条)
→ 能力単位の算定方法と歩行距離(施行規則第6条)
→ 大型消火器の設置基準(施行規則第7条)
→ 消火器の設置場所と標識のルール
機械の基礎が苦手なら
→ 力のつりあいとモーメント
→ 荷重・応力・ひずみとは?フックの法則と安全率
→ 材料の性質|金属・ゴム・合成樹脂の違い
構造・機能・整備が苦手なら
→ 乙種6類の完全ロードマップから全24記事を確認