【1類】ミニテスト

【1類】加圧送水装置と点検・整備 ミニテスト(10問)

加圧送水装置と点検・整備 ミニテスト(10問)

加圧送水装置の3方式(ポンプ方式・高架水槽方式・圧力タンク方式)、呼水装置と附属装置、配管・バルブ・継手の施工、そしてポンプ性能試験・放水試験・配管耐圧試験の知識を確認するミニテストです。

元の記事で復習したい方はこちら:
加圧送水装置と附属装置|ポンプ方式・高架水槽方式・圧力タンク方式・呼水装置・水源をわかりやすく解説
配管・バルブ・継手の種類と施工方法|水系消火設備の工事をわかりやすく解説
水系消火設備の点検と試験|ポンプ性能試験・放水試験・配管耐圧試験をわかりやすく解説


【第1問】

加圧送水装置の3方式のうち、建物の屋上に設置した水槽から重力(自然落下)で水を送る方式の名称として、正しいものはどれか。

(1)ポンプ方式
(2)高架水槽方式
(3)圧力タンク方式
(4)重力加圧方式

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正解:(2)
高架水槽方式は、屋上の水槽から重力(位置エネルギー)で水を送る方式です。ポンプが不要で停電時でも使えますが、水量が水槽容量に限られ、上層階では十分な放水圧力が得られない場合があります。水圧の目安は「10m ≒ 0.1MPa」です。


【第2問】

渦巻ポンプに呼水装置が必要な理由として、正しいものはどれか。

(1)ポンプの過熱を防止するため
(2)ポンプの回転速度を安定させるため
(3)ポンプに自吸能力がなく、内部が空気だけでは水を吸い上げられないため
(4)ポンプの逆回転を防止するため

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正解:(3)
渦巻ポンプには自吸能力がありません。ポンプ内部が空(空気だけ)の状態では遠心力で空気を押し出しても十分な吸引力が生まれず、水を吸い上げられません。そのため呼水装置(呼水槽)で常にポンプ内に水を満たしておく必要があります。


【第3問】

ポンプの全揚程を構成する3つの要素の組み合わせとして、正しいものはどれか。

(1)実揚程・摩擦損失水頭・放水圧力換算水頭
(2)実揚程・吸込揚程・吐出揚程
(3)実揚程・速度水頭・圧力水頭
(4)吸込揚程・摩擦損失水頭・位置水頭

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正解:(1)
全揚程 = 実揚程 + 摩擦損失水頭 + 放水圧力換算水頭です。実揚程は水源とヘッドの高低差、摩擦損失水頭は配管の抵抗による損失、放水圧力換算水頭はヘッドや消火栓で必要な放水圧力を高さに換算したもの(0.1MPa ≒ 10m)です。


【第4問】

圧力タンク方式の加圧送水装置について、正しいものはどれか。

(1)大量の水を長時間放水できるため大規模施設向きである
(2)密閉タンク内の圧縮空気で水を押し出す方式である
(3)タンク内の圧力は放水しても変化しない
(4)停電時には使用できない

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正解:(2)
圧力タンク方式は密閉されたタンクの中に水と圧縮空気を封入し、空気の圧力で水を押し出す方式です。コンパクトですが水量に制約があり小規模施設向きです。放水するにつれてタンク内の圧力は低下していきます。


【第5問】

消防ポンプの起動方式について、スプリンクラー設備のポンプ起動方式として正しいものはどれか。

(1)消火栓箱の起動ボタンによる遠隔起動
(2)火災感知器との連動による自動起動
(3)流水検知装置の圧力スイッチによる自動起動
(4)手動でポンプ室のスイッチを操作して起動

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正解:(3)
スプリンクラー設備では、ヘッドが開放して水が流れると流水検知装置(アラーム弁)の圧力スイッチが作動し、ポンプが自動起動します。(1)は屋内消火栓設備、(2)は水噴霧消火設備の起動方式です。


【第6問】

ポンプ性能試験の「締切運転」について、正しいものはどれか。

(1)定格吐出量の50%の水を流して運転する
(2)吐出側のバルブを全閉にした状態で運転し、締切圧力を確認する
(3)吸込側のバルブを全閉にした状態で運転する
(4)定格吐出量の150%で運転し、最大揚程を確認する

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正解:(2)
締切運転は吐出側のバルブを全閉にした状態(Q=0)でポンプを運転し、圧力計で締切圧力(最大揚程)を読み取る試験です。締切圧力は定格圧力の140%以下であることが判定基準です。水が流れないためポンプが過熱するので、長時間の締切運転は避けなければなりません。


【第7問】

ポンプの150%運転において、全揚程が定格全揚程の何%以上であれば合格か。

(1)50%以上
(2)65%以上
(3)80%以上
(4)100%以上

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正解:(2)
定格吐出量の150%で運転したとき、全揚程が定格全揚程の65%以上あれば合格です。実際の火災では複数の消火栓やヘッドが同時に開放される場合があり、定格を超える流量が求められても最低限の揚程(圧力)を維持できることを確認する試験です。


【第8問】

配管耐圧試験の実施時期と保持時間の組み合わせとして、正しいものはどれか。

(1)設置後5年を経過したもの、加圧状態を1時間保持
(2)設置後10年を経過したもの、加圧状態を2時間保持
(3)設置後10年を経過したもの、加圧状態を1時間保持
(4)設置後15年を経過したもの、加圧状態を2時間保持

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正解:(2)
配管耐圧試験は設置後10年を経過した配管について実施し(以後3年ごと)、設計送水圧力まで加圧して2時間保持します。2時間の間に圧力の著しい低下や漏水がなければ合格です。試験前には配管内の空気を完全に抜くことが重要です。


【第9問】

配管耐圧試験で配管内の空気を完全に抜く(エア抜き)必要がある理由として、正しいものはどれか。

(1)空気が配管を腐食させるため
(2)空気は圧縮性があるため微小な漏れが検出できなくなるため
(3)空気が残っていると配管が破裂する危険があるため
(4)空気があるとポンプが起動しないため

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正解:(2)
空気は水と違って圧縮性があるため、配管内に空気が残っていると、微小な漏れがあっても空気のクッションで圧力低下が吸収されてしまい、正確な圧力測定ができません。水は非圧縮性なので、微小な漏れも圧力低下として確実に検出できます。


【第10問】

スプリンクラー設備の末端試験弁を開放したとき確認できることとして、正しいものはどれか。

(1)スプリンクラーヘッドの感熱体が正常に作動するか
(2)消火栓箱の起動ボタンが正常に機能するか
(3)流水検知装置(アラーム弁)が作動し受信機に信号が届くか
(4)配管内の空気圧が規定値以上あるか

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正解:(3)
末端試験弁は配管の最も遠い末端に設置された試験用バルブです。開放するとヘッド1個分に相当する水が流れ、流水検知装置(アラーム弁)の圧力スイッチが作動するか、受信機に信号が届くか、放水圧力が規定値以上あるかを確認できます。ヘッド自体は作動しません。


おつかれさまでした!

10問中何問正解できましたか?間違えた問題は、元の記事に戻って復習しましょう。

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