【4類】ミニテスト

【4類】熱感知器の構造と機能 ミニテスト(10問)

熱感知器の構造と機能 ミニテスト(10問)

差動式・定温式・補償式・熱アナログ式感知器の構造・動作原理・使い分けに関する確認テストです。

元の記事で復習したい方はこちら:
差動式感知器の構造と機能
定温式感知器の構造と機能
補償式・熱アナログ式感知器


【第1問】

差動式スポット型感知器の内部にある「リーク孔(漏気孔)」の役割として、正しいものはどれか。

(1)火災時に煙を外部に排出する
(2)ゆっくりとした温度変化による空気の膨張を逃がし、非火災報を防ぐ
(3)ダイヤフラムの動きを加速させる
(4)外部から新鮮な空気を取り入れて感度を高める

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正解:(2)
リーク孔は空気室に開いた小さな穴で、日常的なゆっくりとした温度変化のときに膨張した空気を少しずつ逃がします。これにより暖房の起動程度では作動せず、火災のような急激な温度上昇のときだけ作動します。


【第2問】

差動式スポット型感知器の動作順序として、正しいものはどれか。

(1)温度上昇 → 空気室の空気膨張 → ダイヤフラム押し上げ → 接点接触 → 信号送出
(2)温度上昇 → バイメタル変形 → 接点接触 → 信号送出
(3)温度上昇 → 絶縁物溶融 → 導体接触 → 信号送出
(4)温度上昇 → リーク孔から空気排出 → 接点接触 → 信号送出

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正解:(1)
差動式スポット型は、火災の急激な温度上昇で空気室内の空気が膨張し、ダイヤフラム(薄い金属膜)が押し上げられて接点が接触して信号を送ります。(2)はバイメタルを使う定温式の動作順序です。


【第3問】

差動式分布型感知器の「空気管式」の説明として、正しいものはどれか。

(1)天井に電線を張り巡らせ、熱で絶縁物が溶けると作動する
(2)天井に細い銅管を張り巡らせ、管内の空気の膨張で検出部のダイヤフラムを動かす
(3)天井に光ファイバーを張り巡らせ、温度による光の変化を検出する
(4)天井に1個ずつセンサーを取り付けて1点の温度を監視する

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正解:(2)
空気管式は外径2mm程度の銅管を天井に張り巡らせ、広範囲の温度上昇で管内の空気が膨張すると、検出部のダイヤフラムが動いて接点が接触し作動します。工場や倉庫など広い空間に適しています。


【第4問】

定温式スポット型感知器に使われている「バイメタル」の説明として、正しいものはどれか。

(1)2種類の液体を混合して温度を測定する素子
(2)膨張率の異なる2種類の金属を貼り合わせたもので、温度変化で変形する
(3)温度によって色が変わる金属
(4)温度によって電気抵抗が大きく変化する半導体素子

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正解:(2)
バイメタルは膨張率の異なる2種類の金属を貼り合わせたもので、温度が上がると膨張率の違いから反り返るように変形します。定温式スポット型はこのバイメタルの変形を利用して、一定温度に達すると接点が接触して作動します。


【第5問】

定温式感知器の「公称作動温度」について、正しいものはどれか。

(1)感知器が実際に作動する温度は公称作動温度と完全に一致する
(2)公称作動温度は設置場所の最高周囲温度より20℃以上高いものを選ぶ
(3)すべての定温式感知器の公称作動温度は同じである
(4)公称作動温度は低いほど性能が高いので、常に最低温度のものを選ぶ

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正解:(2)
公称作動温度は設置場所の最高周囲温度より20℃以上高いものを選びます。周囲温度に近い温度設定にすると、火災でなくても日常的な温度変化で作動してしまいます。例えば厨房(最高周囲温度が高い)には高い公称作動温度の感知器を選びます。


【第6問】

定温式感知線型感知器の動作原理として、正しいものはどれか。

(1)バイメタルの変形により接点が接触する
(2)2本の導体の間の絶縁物が熱で溶け、導体同士が接触して信号を送る
(3)空気管内の空気が膨張してダイヤフラムを動かす
(4)熱電対で起電力を発生させて検出する

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正解:(2)
定温式感知線型は、2本の導体の間に熱に弱い絶縁物を挟んだ電線構造です。周囲温度が公称作動温度に達すると絶縁物が溶け、導体同士が接触して回路が閉じ、火災信号を送ります。天井に張り巡らせて広い範囲をカバーできます。


【第7問】

補償式スポット型感知器の説明として、正しいものはどれか。

(1)煙感知器と熱感知器の両機能を持つ感知器
(2)差動式の機構と定温式の機構を1つの感知器に組み合わせたもの
(3)差動式と同じ構造だが、感度が高い特別な感知器
(4)定温式の公称作動温度を自動で調整する機能を持つ感知器

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正解:(2)
補償式スポット型は、差動式(急激な温度上昇を検出)と定温式(一定温度到達を検出)の両機能を1つに組み合わせた感知器です。差動式の弱点(緩慢な温度上昇に弱い)を定温式で補い、互いの弱点を「補償」するのが名前の由来です。


【第8問】

熱アナログ式感知器の特徴として、正しいものはどれか。

(1)火災か否かのON/OFF信号のみを送る
(2)周囲の温度を連続的な数値データとして受信機に送る
(3)P型受信機に接続して使用する
(4)従来の感知器よりも構造が簡単で安価である

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正解:(2)
熱アナログ式感知器は、周囲の温度を連続的な数値データとしてR型受信機に送ります。受信機側で火災かどうかを判断するため、火災の前兆段階での早期検出が可能です。P型ではなくR型受信機と組み合わせて使用します。


【第9問】

差動式スポット型感知器と差動式分布型感知器の取付面の高さの上限として、正しいものはどれか。

(1)スポット型:8m未満、分布型:8m未満
(2)スポット型:8m未満、分布型:15m未満
(3)スポット型:15m未満、分布型:20m未満
(4)スポット型:4m未満、分布型:8m未満

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正解:(2)
差動式スポット型の取付面の高さは8m未満、差動式分布型は15m未満です。分布型は空気管などを広範囲に張り巡らせるため、天井が高い空間(工場・倉庫など)にも対応できます。


【第10問】

次の場所に設置する熱感知器として、最も適切な組み合わせはどれか。

(1)オフィス → 差動式、厨房 → 差動式
(2)オフィス → 定温式、厨房 → 差動式
(3)オフィス → 差動式、厨房 → 定温式
(4)オフィス → 定温式、厨房 → 定温式

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正解:(3)
オフィスは温度が安定している場所なので、温度の急上昇を検出する差動式が適しています。厨房は調理により日常的に温度が急変するため、差動式では誤報が多発します。一定温度に達したときだけ作動する定温式を設置します。


おつかれさまでした!

10問中何問正解できましたか?間違えた問題は、元の記事に戻って復習しましょう。

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