消防設備士ってどんな仕事?
結論から言います。消防設備士は、建物の消防設備を点検・整備・工事する国家資格者です。
消火器、スプリンクラー、自動火災報知設備(自火報)――。建物にある消防設備は、法律で定期的な点検が義務づけられています。この点検・整備・工事ができるのが消防設備士なんです。
法律で守られた独占業務なので、建物がある限り仕事がなくなりません。「手に職をつけたい」「安定した仕事がしたい」という方に注目されている資格ですね。
消防設備士の3つの仕事
| 業務 | 内容 | 必要な資格 |
|---|---|---|
| 点検 | 消防設備が正常に動作するか定期的にチェック | 乙種以上 |
| 整備 | 不具合のある設備の修理・部品交換 | 乙種以上 |
| 工事 | 設備の新設・増設・移設・取替 | 甲種のみ |
乙種は「点検・整備」まで、甲種は「工事」もできる。これが甲種と乙種の一番大きな違いです。
消防設備士の1日の流れ
実際の現場ではどんな1日を過ごすのか、典型的な流れを紹介します。
| 時間 | 内容 |
|---|---|
| 8:00 | 出社または現場直行 |
| 9:00 | 現場到着、点検作業スタート |
| 12:00 | 昼休憩 |
| 13:00 | 午後の作業(続行 or 別現場へ移動) |
| 16:00 | 現場作業終了、帰社 |
| 16:30 | 報告書作成・事務作業 |
| 17:30 | 退社 |
小規模な建物なら2〜3時間で点検が終わることもあります。基本的に日勤のみで夜勤はほぼなし。残業も少なめの現場が多いですね。
気になる年収は?
消防設備士の平均年収は約400万〜500万円(求人ベース)。年代や会社規模で大きく変わります。
年代別の年収目安
| 年代 | 平均年収 |
|---|---|
| 20代 | 310万〜360万円 |
| 30代 | 350万〜400万円 |
| 35〜39歳 | 約400万円(ピーク) |
| 40代以降 | 横ばい |
会社規模別の年収
| 企業規模 | 平均年収 |
|---|---|
| 大企業(1,000人以上) | 約423万円 |
| 中堅企業(100〜999人) | 約350万〜380万円 |
| 中小企業(10〜99人) | 約303万円 |
年収を上げるには?
- 甲種を取る — 工事もできるようになり、資格手当が上がる
- 複数の類を取得する — 対応できる設備が増えて現場の幅が広がる
- 電気工事士も取る — 消防設備 + 電気工事で仕事の幅が一気に広がる
- 独立する — 点検ビジネスは定期収入(ストック型)。独立で年収700万〜800万円も可能
消防設備士になるには?
乙種(誰でも受験OK)
乙種は受験資格なし。学歴・年齢・実務経験に関係なく、誰でも受験できます。まずは乙種6類(消火器)から始める方が多いですね。
甲種(受験資格が必要)
甲種は以下のいずれかの受験資格が必要です。
- 大学・短大・高専で機械・電気・建築等の学科を卒業
- 電気工事士・電気主任技術者・技術士・建築士などの国家資格
- 乙種免状 + 2年以上の実務経験
受験資格がまだない方は、まず乙種を取得して実務経験を積むのが一般的なルートです。
まとめ
- 消防設備士は法律で守られた独占業務で安定した仕事
- 平均年収は400万〜500万円。大企業や甲種保有で上がる
- 日勤・残業少なめの現場が多く、ワークライフバランスは良好
- まずは乙種6類から始めて、甲種・複数類と広げていくのがおすすめ
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