【1類】ミニテスト

【1類】水系消火設備の法令 総まとめ ミニテスト(10問)

水系消火設備の法令 総まとめ ミニテスト(10問)

屋内消火栓の設置義務(令11条)、SPの設置義務(令12条)、SP技術基準、水噴霧・屋外消火栓・動力消防ポンプの設置基準を横断的に出題する10問です。既存のミニテストとは異なる切り口で、法令の総合力を試しましょう。

元の記事で復習したい方はこちら:
屋内消火栓設備の設置義務|施行令第11条をわかりやすく解説
スプリンクラー設備の設置義務|施行令第12条をわかりやすく解説
スプリンクラー設備の技術基準をわかりやすく解説
水噴霧・屋外消火栓・動力消防ポンプの設置基準をわかりやすく解説


【第1問】

屋内消火栓設備の設置義務に関する記述のうち、正しいものはどれか。

(1)耐火建築物は非耐火建築物と同じ面積基準で設置義務が生じる
(2)内装制限を施した場合、設置基準面積が緩和(倍読み)される場合がある
(3)地下街には屋内消火栓設備の設置義務はない
(4)すべての防火対象物に対して一律に延べ面積700㎡以上で設置義務が生じる

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正解:(2)
壁や天井の内装に不燃材料・準不燃材料を使用して内装制限を施した場合、設置基準面積が2倍に緩和される「倍読み」の規定があります。耐火建築物は非耐火建築物より設置基準面積が大きく(緩やか)、建物構造により基準が異なります。


【第2問】

スプリンクラー設備の設置義務について、面積に関係なく設置が必要な階として、正しいものはどれか。

(1)すべての地上階
(2)11階以上の階(高層階)
(3)5階以上の階
(4)3階以上10階以下の階

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正解:(2)
11階以上の階は、はしご車が届かない高さであり、消防隊による外部からの消火が困難です。そのため、床面積に関係なくスプリンクラー設備の設置が義務付けられています(一部の用途を除く)。


【第3問】

屋内消火栓の放水性能の比較について、誤っているものはどれか。

(1)1号消火栓の放水圧力は0.17MPa以上、放水量は130L/min以上である
(2)2号消火栓の放水圧力は0.25MPa以上、放水量は60L/min以上である
(3)易操作性1号消火栓は1号消火栓と同じ放水性能を持ちながら、1人で操作できる
(4)広範囲型2号消火栓の放水量は80L/min以上で、2号消火栓より多い

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正解:(1)
1号消火栓の放水圧力は0.17MPa以上、放水量は150L/min以上です(130L/minではありません)。2号消火栓は0.25MPa以上・60L/min以上、広範囲型2号消火栓は0.17MPa以上・80L/min以上です。易操作性1号消火栓は1号と同等の150L/min以上の放水性能を持ちつつ、保形ホースの採用で1人操作を可能にしています。


【第4問】

スプリンクラー設備の水源水量の算定に関する記述のうち、正しいものはどれか。

(1)閉鎖型ヘッドの場合、すべてのヘッドが同時に作動する想定で算定する
(2)閉鎖型標準型ヘッドの場合、同時開放個数は最大10個として算定する
(3)開放型ヘッドの場合、最大の放水区域の全ヘッドが同時に放水する想定で算定する
(4)水源水量は放水開始から10分間継続できる量があればよい

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正解:(3)
開放型ヘッドは一斉開放弁が開くと区域内の全ヘッドから同時に放水されるため、最大の放水区域の全ヘッドが同時に放水する想定で水源水量を算定します。閉鎖型は火災点の周囲から順に開放されるため全ヘッド同時ではなく、同時開放個数(標準型は最大10個)で算定します。水源水量は20分間継続が基本です。


【第5問】

屋外消火栓設備の設置義務に関する記述のうち、正しいものはどれか。

(1)屋外消火栓は建物内部の火災を消火するための設備である
(2)耐火建築物の場合、1階と2階の床面積の合計が9,000㎡以上で設置義務が生じる
(3)屋外消火栓は地下街に設置義務がある
(4)屋外消火栓の放水量は80L/min以上である

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正解:(2)
屋外消火栓設備は建物の外壁や隣接建物への延焼を防ぐための設備であり、1階と2階の床面積の合計で判断します。耐火建築物は9,000㎡以上、準耐火建築物は6,000㎡以上、その他は3,000㎡以上です。放水量は350L/min以上(0.25MPa以上)であり、80L/minではありません。


【第6問】

動力消防ポンプ設備に関する記述のうち、誤っているものはどれか。

(1)エンジン駆動のポンプを使用するため、停電時でも使用できる
(2)屋内消火栓設備やスプリンクラー設備の代替として設置できる場合がある
(3)水源は建物に附属する貯水池や河川など、自然水利も利用できる
(4)建物内の配管に常時接続されており、いつでも即座に放水できる

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正解:(4)
動力消防ポンプ設備は建物内の配管に常時接続されているわけではありません。エンジン駆動のポンプを水源まで持って行き、ホースを展開して放水する「可搬式」の設備です。準備に時間がかかるのが欠点ですが、停電時でも使用可能で、配管が不要なため工事費が安いメリットがあります。


【第7問】

水噴霧消火設備の設置が義務付けられる場所に関する記述のうち、該当しないものはどれか。

(1)駐車場の用途に供する部分で、床面積200㎡以上のもの
(2)道路の用途に供する部分(トンネル等)
(3)指定可燃物を貯蔵・取り扱う部分
(4)延べ面積500㎡以上の事務所ビル

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正解:(4)
水噴霧消火設備は一般的な事務所ビルに設置義務はありません。駐車場(200㎡以上)、道路(トンネル等)、指定可燃物の貯蔵・取扱い部分、航空機格納庫など、通常のスプリンクラーでは対応しにくい特殊な用途に設置が義務付けられています。


【第8問】

スプリンクラー設備の技術基準に関する記述のうち、正しいものはどれか。

(1)末端試験弁は、最も受信機に近い配管の末端に設ける
(2)閉鎖型スプリンクラーヘッドの放水圧力は1MPa以下でなければならない
(3)補助散水栓は、スプリンクラーヘッドで防護できない部分をカバーするために設ける
(4)制御弁はヘッドの直近に設置し、一般の人が操作できるようにする

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正解:(3)
補助散水栓は、トイレ・浴室・押入れなどスプリンクラーヘッドを設置しない(免除される)部分を補完するために設置します。ホースと筒先を使って手動で放水する屋内消火栓に似た設備です。末端試験弁は受信機から最も遠い配管末端に設けます。制御弁は各階ごとに設けますが、誰でも操作できる場所ではなく適切な場所に設置します。


【第9問】

屋内消火栓設備の水源水量について、1号消火栓を各階に4個ずつ設置した3階建てビルの場合、水源水量の算定に用いる同時使用個数として正しいものはどれか。

(1)1個
(2)2個
(3)4個
(4)12個

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正解:(2)
1号消火栓の同時使用個数は、最も多い階の設置個数で判定しますが、上限は2個です。各階4個設置されていても、同時に使用する想定は最大2個までです。水源水量は 150L/min × 2個 × 20分 = 6,000L(6.0m³)となります。全階の合計12個ではありません。


【第10問】

水系消火設備の設置免除に関する記述のうち、正しいものはどれか。

(1)スプリンクラー設備が設置されている部分は、屋内消火栓設備の設置を免除できる
(2)屋外消火栓設備が設置されていれば、屋内消火栓設備は不要となる
(3)動力消防ポンプ設備が設置されていれば、スプリンクラー設備は不要となる
(4)水噴霧消火設備が設置されていれば、すべての消火設備が免除される

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正解:(1)
スプリンクラー設備は自動消火設備であり、屋内消火栓設備より高い消火能力を持ちます。そのため、スプリンクラー設備が設置されている部分は屋内消火栓設備の設置を免除できます。ただし、屋外消火栓は建物外部の延焼防止という別の目的があるため、屋内消火栓の代替にはなりません。


おつかれさまでした!

10問中何問正解できましたか?間違えた問題は、元の記事に戻って復習しましょう。

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