【5類】ミニテスト

【5類】避難器具の設置基準・点検 ミニテスト(10問)

避難器具の設置基準・点検 ミニテスト(10問)

施行令第25条の設置義務・収容人員の基準・設置場所の原則・降下空間・開口部の寸法・機器点検と総合点検・降下テストなど、避難器具の設置基準と点検に関する知識を10問で確認しましょう。

元の記事で復習したい方はこちら:
避難器具の設置義務と技術基準|施行令第25条・収容人員の基準をわかりやすく解説
避難器具の設置場所と降下空間|開口部・操作面積・取付部の基準をわかりやすく解説
避難器具の点検・整備と試験方法|降下テスト・器具別チェックポイントをわかりやすく解説


【第1問】

避難器具の設置義務が発生する条件として、誤っているものはどれか。

(1)別表第一に掲げる防火対象物であること
(2)避難階及び11階以上の階ではないこと
(3)その階の延べ面積が基準値以上であること
(4)その階の収容人員が用途別の基準値以上であること

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正解:(3)
避難器具の設置義務は「延べ面積」ではなく「各階の収容人員」で判断します。消火設備は延べ面積が基準ですが、避難器具は「人を逃がす」ための設備なので、人数が基準になります。これは他の消火設備との大きな違いです。


【第2問】

避難器具の設置義務において、収容人員の基準が最も厳しい(少ない人数で設置義務が発生する)用途はどれか。

(1)劇場・百貨店(50人以上)
(2)ホテル・旅館(30人以上)
(3)病院・福祉施設(20人以上)
(4)共同住宅・事務所(100人以上)

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正解:(3)
病院・福祉施設・幼稚園等((6)項)は収容人員20人以上で設置義務が発生し、最も厳しい基準です。患者・高齢者・乳幼児など自力避難が困難な人が多く、少人数でも全員避難に時間がかかるため、基準が厳しくなっています。


【第3問】

11階以上の階に避難器具の設置義務がない理由として、最も適切なものはどれか。

(1)11階以上には人が常駐しないため
(2)11階以上では避難器具での降下は距離が長すぎて危険であり、特別避難階段で対応するため
(3)11階以上の建物は耐火構造が義務付けられており、火災が発生しないため
(4)11階以上には屋上ヘリポートが設置されるため

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正解:(2)
11階以上の高層階では避難器具での降下は距離が長すぎて危険です。代わりに、建築基準法施行令第122条により特別避難階段の設置が義務付けられており、防煙・耐火性能を備えた安全な階段で避難します。避難器具と特別避難階段は「役割分担」の関係にあります。


【第4問】

避難器具の設置場所における開口部の基準として、正しい組み合わせはどれか。

(1)幅40cm以上・高さ70cm以上・下端は床面から1.5m以下
(2)幅50cm以上・高さ80cm以上・下端は床面から1.2m以下
(3)幅60cm以上・高さ90cm以上・下端は床面から1.0m以下
(4)幅45cm以上・高さ75cm以上・下端は床面から1.3m以下

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正解:(2)
避難器具の開口部は幅50cm以上、高さ80cm以上が必要です。また、開口部の下端は床面から1.2m以下でなければなりません。窓枠が高すぎると人がまたいで外に出ることが困難になるためです。


【第5問】

避難器具の設置場所は階段から離れた位置に設けるのが原則だが、その理由として最も適切なものはどれか。

(1)階段の近くでは騒音が大きく、避難指示が聞こえないから
(2)階段が使えないとき、避難器具にもたどり着けなくなるのを防ぎ、避難ルートを分散するため
(3)階段付近は建物の構造上、避難器具の取り付けに不向きだから
(4)消防法で「階段から10m以上離す」と具体的な数値が定められているから

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正解:(2)
避難器具を階段から離れた位置に設置するのは「避難経路の分散」が目的です。階段のすぐ横に避難器具があった場合、階段が使えない状況では避難器具にもたどり着けない可能性が高くなります。離れた位置に設置することで、避難ルートの選択肢を増やします。


【第6問】

避難器具の降下空間について述べた次の文のうち、誤っているものはどれか。

(1)降下空間は器具の設置位置から地上まで連続して確保する
(2)降下空間内に看板や庇などの障害物があってはならない
(3)降下空間の大きさはすべての器具で同じ基準が適用される
(4)隣接する建物や工作物との距離も考慮する必要がある

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正解:(3)
降下空間の大きさは器具の種類によって異なります。これは器具の降下方式の違いに基づいています。たとえば避難はしごは壁面に沿って降下するため比較的狭くても済みますが、救助袋や緩降機はそれぞれの降下方式に応じた広さが必要です。


【第7問】

避難器具の点検頻度について、正しいものはどれか。

(1)機器点検は1年に1回、総合点検は3年に1回
(2)機器点検は3ヶ月に1回、総合点検は6ヶ月に1回
(3)機器点検は6ヶ月に1回、総合点検は1年に1回
(4)機器点検・総合点検ともに1年に1回

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正解:(3)
消防法に基づき、避難器具の機器点検は6ヶ月に1回、総合点検は1年に1回実施します。機器点検では外観と機能を確認し、総合点検では実荷重をかけた降下テストなど、実際の使用条件に近い形で性能を確認します。


【第8問】

緩降機の総合点検で降下速度を測定する際の試験荷重として、正しいものはどれか。

(1)50kg
(2)80kg
(3)100kg
(4)130kg

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正解:(3)
緩降機の降下速度は100kgの荷重をかけた状態で測定します。この荷重で16cm/秒〜150cm/秒の範囲に収まることが基準です。なお、130kgは避難はしごの使用荷重の基準であり、混同しないように注意しましょう。


【第9問】

救助袋の外観点検で確認すべき事項として、最も適切でないものはどれか。

(1)袋本体の破れ・穴・縫い目のほつれがないか
(2)袋本体にカビや変色がないか
(3)袋内部の電子センサーが正常に作動するか
(4)展張ロープの摩耗・切断・結び目の緩みがないか

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正解:(3)
救助袋は布製のシュートであり、電子センサーのような電子部品は使用されていません。点検では袋の破れ・カビ・変色、展張ロープの状態、取付金具の腐食などを物理的に確認します。


【第10問】

避難器具の取付具について述べた次の文のうち、正しいものはどれか。

(1)ALC板(軽量気泡コンクリート)に直接取り付けてもよい
(2)間仕切り壁に取り付けることが推奨されている
(3)コンクリートや鉄骨などの主要構造部に固定しなければならない
(4)取付具の強度は使用者1人分の体重に耐えれば十分である

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正解:(3)
取付具は使用者の体重に加えて衝撃荷重にも耐える必要があり、コンクリートや鉄骨など主要構造部(柱・梁・床など)に固定しなければなりません。ブロック壁やALC板など強度が不十分な部材には取り付けできません。点検時にもコンクリートアンカーの引き抜けがないかを確認します。


おつかれさまでした!

10問中何問正解できましたか?間違えた問題は、元の記事に戻って復習しましょう。

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