【3類】ミニテスト

【3類】ガス系消火設備の設置基準・点検 ミニテスト(10問)

ガス系消火設備の設置基準・点検 ミニテスト(10問)

ガス系消火設備の設置義務(施行令13条)、防護区画の要件、放出時間の基準、点検・整備の方法などを10問でチェックしましょう。技術基準と点検の知識を確認できます。

元の記事で復習したい方はこちら:
ガス系消火設備の設置義務と技術基準|施行令第13条・放出時間・防護区画をわかりやすく解説
ガス系消火設備の点検・整備と試験方法|連動試験・重量測定・放出試験をわかりやすく解説


【第1問】

ガス系消火設備の全域放出方式における放出時間の基準について、最も短いものはどれか。

(1)CO₂消火設備(表面火災)── 1分以内
(2)ハロゲン化物消火設備 ── 10秒以内
(3)粉末消火設備 ── 30秒以内
(4)IG系消火設備(表面火災)── 60秒以内

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正解:(2)
ハロゲン化物消火設備の放出時間は10秒以内で、ガス系3設備の中で断トツに最短です。化学的に燃焼反応を止める抑制消火なので、素早く濃度を上げる必要があるためです。放出時間の順番は、ハロゲン化物10秒 < 粉末30秒 < CO₂表面1分 < IG系表面60秒です。


【第2問】

施行令第13条に基づく駐車場の消火設備設置基準について、正しいものはどれか。

(1)屋上駐車場は床面積500㎡以上で設置が必要
(2)1階駐車場は床面積200㎡以上で設置が必要
(3)地階の駐車場は床面積200㎡以上で設置が必要
(4)すべての階の駐車場で統一して床面積300㎡以上が基準である

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正解:(3)
地階・2階以上の駐車場は床面積200㎡以上で消火設備の設置が必要です。地下・上階ほど避難が困難で危険性が高いため基準が厳しくなっています。(1)は屋上は300㎡以上です。(2)は1階は500㎡以上(逃げやすいため基準が緩い)です。(4)は階によって基準が異なります。


【第3問】

全域放出方式の防護区画に関する記述のうち、誤っているものはどれか。

(1)壁・床・天井は耐火構造または不燃材料で造られていなければならない
(2)開口部には自動閉鎖装置を設け、ガス放出前に自動で閉鎖する
(3)換気装置はガス放出後に自動で停止する
(4)自動閉鎖できない開口部の面積には制限がある

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正解:(3)
換気装置が停止するのは「ガス放出前」であり、「放出後」ではありません。ガスを放出する前に換気を止めないと、せっかく放出した消火剤が換気で排出され、消火に必要な濃度に達しなくなります。(1)(2)(4)はいずれも正しい記述です。


【第4問】

CO₂消火設備の消火濃度に関する記述のうち、正しいものはどれか。

(1)表面火災の消火濃度は50%、深部火災の消火濃度は34%である
(2)表面火災の消火濃度は34%、深部火災の消火濃度は50%である
(3)表面火災も深部火災も消火濃度は同じ34%である
(4)消火濃度は防護区画の広さに応じて変動し、固定された基準はない

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正解:(2)
CO₂消火設備の消火濃度は、表面火災が34%、深部火災が50%です。深部火災は固体の内部まで燃え進むため、表面を消しても内部のくすぶりから再燃するリスクがあり、より高い濃度が必要になります。(1)は数値が逆です。(3)は火災の種類によって異なります。


【第5問】

ガス系消火設備の安全装置に関する記述のうち、正しいものはどれか。

(1)遅延装置は起動から放出まで10秒以上の遅延時間を確保するものである
(2)自動起動方式の場合、音響警報装置と遅延装置は省略できる
(3)閉止弁は防護区画の出入口付近に設置し、手動で放出を中止できるようにする
(4)放出表示灯は貯蔵容器室の内部にのみ設置すればよい

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正解:(3)
閉止弁(非常停止装置)は防護区画の出入口付近に設置し、人が取り残された場合に手動で消火剤の放出を中止できるようにする装置です。(1)は遅延装置は「20秒以上」の遅延が必要です。(2)は自動起動方式でも音響警報装置と遅延装置は省略できません。(4)は放出表示灯は防護区画の出入口付近に設置し、放出中であることを外部に知らせます。


【第6問】

高圧式CO₂消火設備の充てん量を点検で確認する方法として正しいものはどれか。

(1)容器の圧力計の指示値を読み取る
(2)容器の重量を測定して規定量と比較する
(3)容器内の液面計で液面の高さを確認する
(4)配管末端のガス濃度を測定する

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正解:(2)
高圧式CO₂消火設備の充てん量は容器の重量を測定して確認します。CO₂は液化ガスなので温度変化で圧力が変動しますが、重量は変わらないため、重量測定が最も確実な方法です。充てん量が規定量の90%未満であれば再充てんまたは容器交換が必要です。(1)の圧力確認はIG系消火設備の方法です。(3)の液面計は低圧式CO₂の方法です。


【第7問】

ガス系消火設備の連動試験で確認する動作順序として正しいものはどれか。

(1)感知器作動 → 消火剤放出 → 音響警報 → 換気停止
(2)感知器作動 → 音響警報 → 遅延装置 → 換気停止・開口部閉鎖 → 起動装置作動
(3)感知器作動 → 遅延装置 → 音響警報 → 消火剤放出
(4)感知器作動 → 換気停止 → 遅延装置 → 音響警報 → 起動装置作動

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正解:(2)
正しい動作順序は「感知器作動→音響警報(退避を知らせる)→遅延装置(20秒以上の退避時間)→換気停止・開口部閉鎖(部屋を密閉)→起動装置作動」です。まず人の安全を確保し、次に部屋を密閉してから起動します。連動試験では消火剤は実際に放出しません。(1)は警報より先に放出するのは危険です。(3)(4)は音響警報と遅延装置の順序が不適切です。


【第8問】

粉末消火設備の点検に関する記述のうち、誤っているものはどれか。

(1)粉末消火薬剤が固化していた場合は全量を交換する
(2)加圧用ガス容器の充てん量と圧力が規定範囲内にあるか確認する
(3)クリーニング装置が配管内の残留粉末を正常に除去できるか確認する
(4)粉末は固体なので劣化することがなく、薬剤の点検は不要である

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正解:(4)
粉末消火薬剤は湿気を吸うと固化(かたまり)することがあります。固化した粉末は噴射時に配管やヘッドを詰まらせ正常に放出できなくなるため、サンプリングして粉末がサラサラの状態であることを確認する点検が必要です。固化が見られた場合は全量交換になります。(1)(2)(3)はいずれも正しい記述です。


【第9問】

ガス系消火設備の貯蔵容器の設置に関する記述のうち、正しいものはどれか。

(1)貯蔵容器は防護区画の内部に設置しなければならない
(2)貯蔵容器室の温度は60℃以下に維持すればよい
(3)貯蔵容器は防護区画の外に設け、温度40℃以下に維持される場所に置く
(4)直射日光が当たる場所でも、風通しがよければ設置できる

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正解:(3)
貯蔵容器は防護区画の外に設けた専用の場所に設置し、温度が40℃以下に維持される場所に置きます。温度が上昇すると容器内の圧力も上がり、安全弁が作動してしまうためです。(1)は防護区画の内部ではなく外に設置します。(2)は60℃ではなく40℃以下です。(4)は直射日光がかからない場所でなければなりません。


【第10問】

ガス系消火設備の容器の耐圧試験(容器再検査)に関する記述のうち、正しいものはどれか。

(1)耐圧試験は消防設備士の甲種3類の資格があれば実施できる
(2)耐圧試験に不合格の容器でも、充てん量を減らせば使用を続けられる
(3)耐圧試験は高圧ガス保安法に基づく検査機関が実施する
(4)耐圧試験は設置から10年後に初めて実施し、以後は不要である

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正解:(3)
高圧ガスを貯蔵する容器の耐圧試験(容器再検査)は高圧ガス保安法の管轄であり、同法に基づく検査機関が実施します。消防設備士の資格だけでは実施できません。(1)は甲種3類でも耐圧試験は行えません。(2)は不合格の容器は使用禁止です。(4)は定期的に再検査が必要であり、一度きりではありません。


おつかれさまでした!

10問中何問正解できましたか?間違えた問題は、元の記事に戻って復習しましょう。

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