「甲種1類 模擬試験第1回」の解答・解説です。筆記は各問1つ、実技は模範解答の要点と照合してください。
採点が終わったら、末尾の「採点後の進み方」で、次の模試や間違えた問題の復習先を選べます。
採点上の注意:公式には、法令15問を一科目として40%以上、基礎10問を40%以上、構造・機能等20問を40%以上、かつ筆記全体60%以上が必要です。実技は鑑別等5問と製図2問を含む全体で60%以上ですが、小問別配点は非公表です。
筆記の正答一覧
| 問 | 答 | 問 | 答 | 問 | 答 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 3 | 16 | 2 | 31 | 2 |
| 2 | 2 | 17 | 3 | 32 | 1 |
| 3 | 3 | 18 | 3 | 33 | 3 |
| 4 | 2 | 19 | 3 | 34 | 4 |
| 5 | 2 | 20 | 2 | 35 | 2 |
| 6 | 2 | 21 | 2 | 36 | 3 |
| 7 | 3 | 22 | 3 | 37 | 2 |
| 8 | 4 | 23 | 3 | 38 | 4 |
| 9 | 4 | 24 | 2 | 39 | 1 |
| 10 | 2 | 25 | 3 | 40 | 2 |
| 11 | 3 | 26 | 1 | 41 | 3 |
| 12 | 2 | 27 | 1 | 42 | 1 |
| 13 | 4 | 28 | 2 | 43 | 2 |
| 14 | 3 | 29 | 3 | 44 | 3 |
| 15 | 2 | 30 | 4 | 45 | 1 |
消防関係法令(問1〜15)
問1:3
消防法は火災の予防・警戒・鎮圧、災害による被害の軽減、傷病者の搬送などを目的とします。市場価格の保証ではありません。
問2:2
関係者は、所有者・管理者・占有者です。
問3:3
避難はしごは避難設備です。消防用水ではありません。
問4:2
甲種消防設備士は、免状に指定された種類の工事と整備を行えます。甲種第1類だけで他類すべてを扱えるわけではありません。
問5:2
点検結果の報告期間は、特定防火対象物が1年に1回、その他が3年に1回です。
問6:2
防火管理者は消防計画を作成し、消火・通報・避難訓練等を行います。
問7:3
最初の講習は、免状交付日以後の最初の4月1日から2年以内です。
問8:4
免状の返納を命じることができる者は都道府県知事です。
問9:4
泡消火設備は第2類です。屋内消火栓、スプリンクラー、水噴霧、屋外消火栓、動力消防ポンプ設備は第1類で整理します。
問10:2
設置義務は、用途・階・面積・構造などを該当条文と照合して判定します。一つの面積値だけでは決まりません。
問11:3
1号と易操作性1号は、各部分からホース接続口まで水平距離25m以下です。
問12:2
2号消火栓は水平距離15m以下です。
問13:4
広範囲型2号は、80L/min以上、0.17MPa以上、水平距離25m以下です。
問14:3
1号の水源水量は2.6m³×算定個数です。個数は2を上限とするため、2.6×2=5.2m³です。
問15:2
屋外消火栓は350L/min以上、水平距離40m以下で整理します。
基礎的知識(問16〜25)
問16:2
40×0.5=F×2より、F=10Nです。
問17:3
4,000÷200=20N/mm²=20MPaです。
問18:3
流量Q=断面積A×流速v=0.01×2=0.02m³/sです。
問19:3
問題の換算条件より、0.17MPaは17m水頭です。
問20:2
吸込側の圧力が低下して液体が局所的に気化すると、キャビテーションが発生します。
問21:2
同じ管径・流量なら、管長が長いほど摩擦損失は一般に大きくなります。
問22:3
V=IR=5×20=100Vです。
問23:3
I=P÷V=500÷100=5Aです。
問24:2
変圧器は電磁誘導を利用します。
問25:3
絶縁抵抗測定は対象回路を停電し、接続機器や残留電荷に注意して行います。
構造・機能および工事・整備(問26〜45)
問26:1
水源の水を加圧送水装置で送り、配管を通して放水口やヘッドへ届けます。
問27:1
1号は130L/min以上、0.17MPa以上、水平距離25m以下です。
問28:2
2号は60L/min以上、0.25MPa以上、水平距離15m以下です。
問29:3
広範囲型2号の放水量は80L/min以上です。
問30:4
1号のポンプ吐出量は150L/min×算定個数です。2個なら300L/min以上です。ノズル放水量の130L/minと区別します。
問31:2
閉鎖型は感熱体等で放水口が閉じられ、熱を受けたヘッドが個別に開放します。開放型には感熱体がありません。
問32:1
湿式の二次側配管は平常時から加圧水で満たされています。
問33:3
乾式は二次側の加圧空気が抜けて弁が作動します。ヘッド開放後1分以内に放水できるものとします。
問34:4
予作動式には構成差があります。感知器だけで必ず散水するなどと一律化せず、図と条件を読みます。
問35:2
流水検知装置は配管内の流水を検知し、自動警報装置等へつなげます。
問36:3
一斉開放弁は、開放型ヘッドを用いる放水区域へ送水する弁です。
問37:2
末端試験弁は、流水検知装置または圧力検知装置の作動を試験するため、低圧側となる配管末端に設けます。
問38:4
屋外消火栓は350L/min以上、水平距離40m以下です。
問39:1
加圧送水装置には、ポンプ、高架水槽、圧力水槽の各方式があります。
問40:2
呼水装置はポンプ本体や吸水管を満水に保ち、始動時に吸水できる状態を確保します。
問41:3
代表的には吐出側に圧力計、吸込側に連成計を設けます。
問42:1
渦巻ポンプのQ-H曲線では、一般に流量が増えると揚程は低下します。
問43:2
締切揚程は定格の140%以下、定格流量の150%運転時の揚程は定格の65%以上を確認します。
問44:3
逆止弁は流体の逆流を防ぎます。
問45:1
機器点検は6か月に1回、総合点検は1年に1回が標準です。
鑑別等(問46〜50)模範解答
問46
Aは閉鎖型スプリンクラーヘッドで、感熱体が熱を受けると個別に開放する。Bは開放型スプリンクラーヘッドで、感熱体はなく、一斉開放弁等から送水されると放水する。
問47
末端試験弁。流水検知装置または圧力検知装置と、それにつながる警報・表示の作動を確認する。
問48
吐出側は圧力計、吸込側は連成計。
問49
Aは仕切弁、Bは逆止弁。Bはポンプ停止時などに吐出側の水が逆流するのを防止する。
問50
乾式スプリンクラー設備。ヘッドが開放した場合、1分以内に放水できるものとする。
製図(問51〜52)模範解答
問51
算定個数は3個ではなく上限の2個です。ポンプ吐出量は150×2=300L/min以上、水源水量は2.6×2=5.2m³以上です。
問52
全揚程は7.8+5.2+20+17=50.0m以上です。水の流れは、水源→加圧送水装置→配管→消火栓です。問題文で配管・継手・弁の損失をまとめて5.2mと与えているため、継手損失を重ねて加算しません。
採点後の確認
筆記の参考ラインは、法令6/15、基礎4/10、構造・機能等8/20以上で、さらに筆記全体27/45以上です。実技は鑑別と製図を合わせた全体で判定されますが、小問別配点は非公表です。
採点後の進み方
筆記の参考ライン(法令6問、基礎4問、構造・機能等8問、筆記全体27問)と見比べて、復習の進め方を選んでください。これはこの模試での学習の目安です。実技は小問別の配点が公表されていないため、単純な正答数を公式得点へ換算しないでください。
- 参考ラインを4つとも満たした:甲種1類 模擬試験 第2回で、別の問題でも解けるか確かめる。実技で間違えた問題は、下の一覧で復習してから進む。
- 筆記全体が27問未満か、参考ラインに届かない科目が2つ以上ある:甲種1類の学習ロードマップに戻り、Step 1から順に学び直す。
- 筆記全体は27問以上だが、参考ラインに届かない科目が1つある:下の一覧から、その科目で間違えた問題の復習先を選ぶ。
間違えた問題の戻り先
同じ論点を説明する記事を、問題番号ごとにまとめました。解説だけでは納得できなかった問題から確認してください。
消防関係法令(問1〜15)
- 問1〜8・問10(消防法の目的、関係者、設備士制度、点検報告など):甲種1類の学習ロードマップの「法令共通も合わせて確認する」から、該当する記事へ進んでください。
- 問9(第1類で扱う設備):水系消火設備の全体像
- 問11〜14(屋内消火栓の水平距離、放水性能、水源水量):屋内消火栓設備の設置義務と技術基準
- 問15(屋外消火栓の放水量と水平距離):屋外消火栓設備と動力消防ポンプ
基礎的知識(問16〜25)
- 問16・問17(モーメント、応力):甲種1類の学習ロードマップの「共通する機械基礎」から、「力のつりあいとモーメント」「荷重・応力・ひずみ」を確認してください。
- 問18・問19・問21(流量、水頭、摩擦損失):配管の流体力学。計算を練習するなら甲種1類の水力計算の基礎へ。
- 問20(キャビテーション):ポンプの種類と性能
- 問22〜25(電圧・電流、変圧器、絶縁抵抗測定):この4問に対応する甲種1類の記事はありません。まず上の解説と問題文の条件を見比べ、理解が難しい箇所はお使いのテキストの電気分野で確認してください。
構造・機能および工事・整備(問26〜45)
- 問26(水系設備の構成):水系消火設備の全体像
- 問27〜30(屋内消火栓の性能、ポンプ吐出量):屋内消火栓設備の構造と機能、甲種1類の水力計算
- 問31(閉鎖型と開放型ヘッド):スプリンクラーヘッドの種類と機能
- 問32〜34(湿式・乾式・予作動式):スプリンクラー設備の全体像と方式
- 問35〜37(流水検知装置、一斉開放弁、末端試験弁):流水検知装置と一斉開放弁
- 問38(屋外消火栓):屋外消火栓設備と動力消防ポンプ
- 問39〜41(加圧送水装置、呼水装置、圧力計・連成計):加圧送水装置と附属装置
- 問42(Q-H曲線):ポンプの種類と性能
- 問43・問45(ポンプの性能基準、点検周期):水系消火設備の点検
- 問44(逆止弁):消防設備の配管・バルブ・管継手
鑑別等・製図(問46〜52)
- 問46(閉鎖型・開放型ヘッド):スプリンクラーヘッドの種類と機能
- 問47(末端試験弁):流水検知装置と一斉開放弁
- 問48(圧力計・連成計):加圧送水装置と附属装置
- 問49(仕切弁・逆止弁):消防設備の配管・バルブ・管継手
- 問50(乾式スプリンクラー設備):スプリンクラー設備の全体像と方式
- 問51・問52(吐出量、水源水量、全揚程):甲種1類の水力計算。水の経路や図面の条件を読み直すなら甲種1類の製図の基礎へ。
機器の識別点と記述答案の書き方をまとめて復習する場合は、甲種1類・乙種1類の鑑別等の対策も使えます。
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