【1類】ミニテスト

【1類】SPヘッド・流水検知装置 深掘り ミニテスト(10問)

SPヘッド・流水検知装置 深掘り ミニテスト(10問)

スプリンクラーヘッドの分類・構造・標示温度と、流水検知装置・一斉開放弁の種類・動作原理を深掘りする10問です。既存のSPミニテストとは異なる角度から出題します。

元の記事で復習したい方はこちら:
SPヘッドの種類と機能|閉鎖型・開放型の違いをわかりやすく解説
流水検知装置と一斉開放弁|湿式・乾式・予作動式の違いをわかりやすく解説


【第1問】

閉鎖型スプリンクラーヘッドと開放型スプリンクラーヘッドの最も根本的な違いとして、正しいものはどれか。

(1)閉鎖型は水系消火設備に使用し、開放型はガス系消火設備に使用する
(2)閉鎖型は感熱体で常時放水口が閉じられており、開放型は放水口が常に開いている
(3)閉鎖型は手動起動で、開放型は自動起動である
(4)閉鎖型は屋外専用で、開放型は屋内専用である

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正解:(2)
閉鎖型ヘッドは感熱体(ヒュージブルリンクやグラスバルブ)で放水口が常時閉じられており、火災の熱で感熱体が作動すると放水口が開きます。開放型ヘッドは放水口が常に開いており、一斉開放弁が開くことで一斉に放水します。


【第2問】

閉鎖型スプリンクラーヘッドの感熱体のうち、「グラスバルブ」の動作原理として、正しいものはどれか。

(1)ガラス球内の液体が加熱膨張してガラスが破裂し、放水口が開く
(2)ガラス球が溶融して放水口が開く
(3)ガラス球内の金属片が熱で変形して放水口が開く
(4)ガラス球が電気信号を受けて自動的に開放する

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正解:(1)
グラスバルブ内にはアルコール系の液体が封入されています。火災の熱で液体が膨張し、ガラス球が内圧に耐えきれず破裂することで放水口が開きます。ガラス自体が溶けるのではなく、内部の液体膨張による破裂です。


【第3問】

標準型ヘッド・小区画型ヘッド・側壁型ヘッドの違いに関する記述のうち、誤っているものはどれか。

(1)標準型ヘッドはデフレクターで水を下方に散水し、最も一般的なタイプである
(2)小区画型ヘッドは標準型より散水量が少なく、小さな区画に適している
(3)側壁型ヘッドは壁面に取り付けて片側に散水するタイプである
(4)小区画型ヘッドは標準型より高い放水圧力が必要である

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正解:(4)
小区画型ヘッドは標準型より低い放水圧力で使用できるのが特徴です。1個あたりの散水量は少ないですが、ヘッド間隔を狭くすることで小区画をカバーします。低圧で動作するため、ポンプへの負担も軽減されます。


【第4問】

スプリンクラーヘッドの標示温度と色分けに関する記述のうち、正しいものはどれか。

(1)標示温度72℃のヘッドは赤色で表示される
(2)標示温度が高いヘッドほど早く作動する
(3)グラスバルブの液色がオレンジ色のものは標示温度57℃である
(4)一般的な事務所や居室には標示温度72℃付近のヘッドを使用する

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正解:(4)
一般的な事務所や居室では、周囲温度が通常39℃以下のため、標示温度72℃付近(1種)のヘッドを使用します。標示温度が高いヘッドは高温環境向けであり、作動するのが遅くなります。グラスバルブの色はメーカーや温度帯により異なり、オレンジ色は57℃ではなく通常はもっと高い温度帯です。


【第5問】

湿式流水検知装置の特徴に関する記述のうち、正しいものはどれか。

(1)配管内に圧縮空気が充填されており、ヘッドが開放されると空気が抜けて水が流れる
(2)火災感知器の信号を受けて電動弁が開き、配管に送水する方式である
(3)配管内に常時加圧水が充填されており、ヘッドが開放されると即座に放水が始まる
(4)凍結のおそれがある場所に最も適している

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正解:(3)
湿式流水検知装置は、2次側配管内に常時加圧水が充填されているのが最大の特徴です。ヘッドが開放されると即座に放水が開始されるため、応答速度が最も速い方式です。凍結のおそれがある場所には配管内の水が凍るため適さず、その場合は乾式を使用します。


【第6問】

乾式流水検知装置に関する記述のうち、誤っているものはどれか。

(1)2次側配管内には圧縮空気または窒素ガスが充填されている
(2)ヘッドが開放されると圧縮空気が抜け、弁が開いて送水が始まる
(3)湿式と比べて放水開始までの時間が短い
(4)凍結のおそれがある駐車場や倉庫に適している

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正解:(3)
乾式は2次側配管に水が入っていないため、ヘッドが開放されてから圧縮空気が抜け、弁が開き、水が配管を通ってヘッドに到達するまでに時間がかかります。湿式と比べて放水開始までの時間が長いのが欠点です。


【第7問】

予作動式流水検知装置を使用する最大の理由として、正しいものはどれか。

(1)水損を防ぎたい場所(コンピュータ室・美術館等)で、ヘッドの誤作動による放水を防ぐため
(2)凍結のおそれがある場所で使用するため
(3)放水量を増やして大規模火災に対応するため
(4)配管を短くして工事費用を削減するため

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正解:(1)
予作動式は、ヘッドが開放されただけでは放水が始まらず、火災感知器の作動信号も必要とする「二重安全装置」方式です。これにより、ヘッドの誤作動(物をぶつけて破損した場合等)だけでは放水されず、水損を防ぐことができます。コンピュータ室や美術館など、水損による被害が大きい場所に適しています。


【第8問】

一斉開放弁の動作に関する記述のうち、正しいものはどれか。

(1)一斉開放弁は閉鎖型ヘッドと組み合わせて使用する
(2)一斉開放弁は感知器の信号なしに自動的に開放する
(3)一斉開放弁が開くと、その区域の全ヘッドから同時に放水される
(4)一斉開放弁は手動でしか操作できない

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正解:(3)
一斉開放弁は開放型ヘッドと組み合わせて使用します。火災感知器の作動信号または手動操作により一斉開放弁が開くと、その防護区域の全ヘッドから同時に放水されます。閉鎖型ヘッドではなく開放型ヘッドと組み合わせる点がポイントです。


【第9問】

リターディングチャンバー(遅延装置)の設置目的に関する記述のうち、誤っているものはどれか。

(1)配管内の圧力変動による誤報を防止する
(2)湿式流水検知装置の2次側に設けられる
(3)水撃(ウォーターハンマー)による一時的な水流を吸収する
(4)火災時の放水を遅らせて避難時間を確保する

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正解:(4)
リターディングチャンバーは火災時の放水を遅らせるためのものではありません。配管内の圧力変動やウォーターハンマーによる一時的な水流で流水検知装置が誤作動し、誤報が出るのを防ぐための装置です。一定量以上の水が流れ続けた場合にのみ警報を発する仕組みです。


【第10問】

スプリンクラーヘッドの取付方向に関する記述のうち、正しいものはどれか。

(1)上向き型ヘッドはデフレクターが天井面より上に出る形で取り付けられ、配管が天井裏に隠れる
(2)下向き型ヘッドは天井面から突き出す形で取り付けられ、最も広く使用されている
(3)上向き型と下向き型で散水パターンに違いはない
(4)フラッシュ型ヘッドは壁面に埋め込むタイプである

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正解:(2)
下向き型(ペンデント型)ヘッドは天井面から下に突き出す形で設置され、デフレクターで水を下方に散水します。最も一般的な取付方向です。上向き型(アップライト型)は配管が天井面の下に露出する形となります。フラッシュ型は壁面ではなく天井面とほぼ面一になるように埋め込むタイプで、美観を重視する場所で使用します。


おつかれさまでした!

10問中何問正解できましたか?間違えた問題は、元の記事に戻って復習しましょう。

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