【4類】ミニテスト

【4類】感知器の設置基準 深掘り ミニテスト(10問)

感知器の設置基準 深掘り ミニテスト(10問)

取付面の高さと感知器の種別、感知面積表(1種/2種/特種×耐火/非耐火)、壁からの距離、感知区域、設置免除場所、天井の高さによる制限を深く掘り下げるテストです。既存のT4-8とは違う角度から出題しています。

元の記事で復習したい方はこちら:
感知器の設置基準


【第1問】

差動式スポット型感知器の2種を耐火構造の建物に設置する場合、取付面の高さが4m未満のときの感知面積(1個でカバーできる面積)として、正しいものはどれか。

(1)30㎡
(2)50㎡
(3)70㎡
(4)90㎡

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正解:(3)
差動式スポット型2種は、耐火構造・取付面4m未満で感知面積70㎡です。1種は同条件で90㎡とカバー範囲が広くなります。感度が高い(1種)ほど遠くの火災も検知できるため、カバーできる面積が大きいのがポイントです。


【第2問】

煙感知器2種を耐火構造の建物に設置する場合、取付面の高さが4m未満のときの感知面積として、正しいものはどれか。

(1)60㎡
(2)90㎡
(3)120㎡
(4)150㎡

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正解:(4)
煙感知器2種は、耐火構造・取付面4m未満で感知面積150㎡です。煙感知器は熱感知器よりカバー範囲が広く、差動式スポット型2種の70㎡と比べて2倍以上の面積をカバーできます。煙は熱より広範囲に広がるため検知範囲が広いのです。


【第3問】

定温式スポット型感知器の特種に関する記述のうち、正しいものはどれか。

(1)特種は最も公称作動温度が高い
(2)特種は最も感度が高く、カバーできる面積が最も広い
(3)特種は設置できる取付面の高さに制限がない
(4)特種は厨房など高温になる場所専用の感知器である

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正解:(2)
定温式スポット型の「特種」は1種・2種よりも感度が高い(低い温度で作動する)ため、カバーできる面積が最も広くなります。特種は公称作動温度が最も低く、わずかな温度変化で作動します。取付面の高さは定温式全体が4m未満(特種は8m未満も可)と制限があります。厨房には逆に高温で作動するタイプを選びます。


【第4問】

スポット型感知器の壁からの距離に関する記述のうち、正しいものはどれか。

(1)壁から0.4m以上離して設置する
(2)壁から0.6m以上離して設置する
(3)壁から1.0m以上離して設置する
(4)壁との距離に規定はない

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正解:(2)
スポット型感知器は壁または梁から0.6m以上離して設置します。壁際は空気の流れが悪く、煙や熱が滞留しにくいため、正確な検出ができません。また、換気口からは1.5m以上離す必要があります。


【第5問】

感知区域に関する記述のうち、誤っているものはどれか。

(1)感知区域とは、壁や梁(0.4m以上突出)で区切られた範囲のことである
(2)感知区域は感知器の種別ごとに異なる面積基準で設定される
(3)1つの感知区域には必ず1個以上の感知器を設置する必要がある
(4)感知区域と警戒区域は同じ意味である

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正解:(4)
感知区域と警戒区域は異なる概念です。警戒区域は受信機で火災場所を表示するための区分(600㎡以下・一辺50m以下)であり、感知区域は梁や壁で物理的に区切られた空間の単位です。1つの警戒区域の中に複数の感知区域が含まれることもあります。


【第6問】

感知器の設置を免除できる場所として、該当しないものはどれか。

(1)トイレ(便所)
(2)浴室
(3)外気が流通する場所で、防火上支障がない場所
(4)事務室

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正解:(4)
事務室は通常の居室であり、感知器の設置が必要です。感知器の設置を免除できるのは、トイレ・浴室・プールの上部、外気が流通する場所で防火上支障がない場所、主要構造部が不燃材料で造られた通信機械室など、火災のリスクが低い場所や誤報が頻発する場所に限られます。


【第7問】

取付面の高さが15m以上20m未満の場所に設置できる感知器として、正しいものはどれか。

(1)差動式スポット型(1種)
(2)煙感知器(1種)と炎感知器
(3)炎感知器のみ
(4)すべての感知器が設置可能

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正解:(2)
取付面の高さ15m以上20m未満では、煙感知器1種と炎感知器のみが設置可能です。煙感知器2種は15m未満まで、熱感知器は8m未満までです。高さが増すにつれて使用できる感知器が限定されていきます。15m以上では煙も1種のみ(2種は不可)という点がポイントです。


【第8問】

感知面積に関する一般的な傾向として、誤っているものはどれか。

(1)感度が高い(1種)ほど感知面積は広い
(2)耐火構造のほうが非耐火構造より感知面積は広い
(3)取付面の高さが高くなるほど感知面積は広くなる
(4)煙感知器は熱感知器より感知面積が広い

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正解:(3)
取付面の高さが高くなるほど感知面積は「狭く」なります。天井が高いと熱や煙が到達するまでに拡散するため、感知器の検知能力が低下し、より多くの感知器が必要になります。(1)(2)(4)はすべて正しい傾向です。


【第9問】

差動式分布型感知器に関する記述のうち、正しいものはどれか。

(1)スポット型と同様に壁から0.6m以上離す必要がある
(2)空気管を天井面に張り巡らせ、広い範囲の温度上昇を検知する
(3)取付面の高さ4m未満でしか使用できない
(4)煙を検知する方式の感知器である

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正解:(2)
差動式分布型感知器は空気管を天井面に張り巡らせ、広い範囲の温度変化を検知する熱感知器です。急激な温度上昇により空気管内の空気が膨張し、検出部のダイヤフラムを押して作動します。スポット型とは異なり広い面積をカバーでき、取付面の高さは8m未満(1種は15m未満)まで使用可能です。


【第10問】

耐火構造と非耐火構造で感知面積が異なる理由として、最も適切なものはどれか。

(1)非耐火構造は建物の面積が小さいため
(2)耐火構造は火災の延焼が遅く、感知器が作動するまでの時間的余裕があるため
(3)非耐火構造のほうが天井が高いため
(4)耐火構造は感知器の精度が向上するため

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正解:(2)
耐火構造の建物は柱・壁・床が不燃材料でできているため、火災が発生しても延焼が遅く、感知器が作動してから避難・消火する時間的余裕があります。そのため1個の感知器がカバーする面積を広くしても安全性を確保できるのです。非耐火構造は延焼が速いため、より多くの感知器で早期検知する必要があり、感知面積が狭く設定されています。


おつかれさまでした!

10問中何問正解できましたか?間違えた問題は、元の記事に戻って復習しましょう。

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