【乙7】ミニテスト

【乙7】漏電火災警報器の構造と動作原理 ミニテスト(10問)

漏電火災警報器の構造と動作原理 ミニテスト(10問)

漏電火災警報器を構成する3つの機器(変流器・受信機・音響装置)の役割、ZCTの検出原理、受信機の型式や公称作動電流値、漏電ブレーカーとの違いなど、構造と動作原理の知識を確認するミニテストです。

元の記事で復習したい方はこちら:
漏電火災警報器の構造と動作原理|ZCT・受信機・音響装置をわかりやすく解説


【第1問】

漏電火災警報器が設置される主な目的として、最も適切なものはどれか。

(1)落雷による過電圧から建物を保護する
(2)ラスモルタル造の建物で漏電による火災を未然に防ぐ
(3)建物内の電力消費量を監視する
(4)感電事故の発生を直接防止する

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正解:(2)
漏電火災警報器は、壁の中の金属ラスに漏電した電流がジュール熱で発熱し火災になることを防ぐ設備です。感電防止は漏電ブレーカーの役割であり、漏電火災警報器は電路を遮断せず警報を鳴らします。


【第2問】

変流器(ZCT)の鉄心の形状として、正しいものはどれか。

(1)円柱型(ソレノイド型)
(2)ドーナツ型(トロイダル型)
(3)E字型(EI型)
(4)角柱型(ブロック型)

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正解:(2)
ZCTはドーナツ型(トロイダル型)の鉄心に二次コイルを巻いた構造です。この穴に電源線(L線とN線)をまとめて通し、往復電流の差から漏電を検出します。


【第3問】

ZCTに電源線を通す際の正しい方法はどれか。

(1)L線のみをZCTに通す
(2)N線のみをZCTに通す
(3)L線とN線を別々のZCTにそれぞれ通す
(4)L線とN線をまとめてZCTに通す

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正解:(4)
ZCTはL線とN線をまとめて穴に通すことで、正常時は往復電流が等しく磁束が打ち消し合い、漏電時にその差が磁束として残ることで検出します。片方の線だけでは漏電の検出ができません。


【第4問】

正常時(漏電なし)のZCT内部の状態として、正しいものはどれか。

(1)L線とN線の磁束が合算され、大きな磁束が発生する
(2)L線の磁束とN線の磁束が打ち消し合い、二次コイルに電流は流れない
(3)鉄心が帯磁し、常に微弱な二次電流が流れている
(4)L線のみに磁束が発生し、N線には磁束が発生しない

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正解:(2)
正常時はL線を流れる電流とN線を流れる電流が等しいため、それぞれが生む磁束が互いに打ち消し合います。その結果、鉄心には差分の磁束が残らず、二次コイルに電流は発生しません。


【第5問】

変流器の種類のうち「分割型」の説明として、正しいものはどれか。

(1)鉄心を2つに分割でき、既設の電線に後から取り付けられる
(2)二次コイルを2つに分割して異なる回路を同時に監視できる
(3)検出感度を2段階に切り替えられる
(4)1つのZCTで単相と三相の両方に対応できる

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正解:(1)
分割型はドーナツ状の鉄心を2つに分割できるため、既に配線されている電線を切らずに後から取り付けられます。ただし、合わせ面にゴミが入ると感度が低下する注意点があります。


【第6問】

受信機の型式のうち「集合型」の特徴として、正しいものはどれか。

(1)複数の変流器の信号を1台で受信できる
(2)変流器と受信機が一体構造になっている
(3)音響装置と受信機が一体構造になっている
(4)複数の建物を1台の受信機でまとめて監視できる

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正解:(2)
集合型は変流器と受信機が一体構造になったタイプで、配線不要で設置が簡単というメリットがあります。ただし設置場所が分電盤付近に限定されるため、小規模建物向きです。一方、分離型は変流器と受信機が別々の筐体です。


【第7問】

漏電火災警報器の受信機における公称作動電流値の段階として、正しいものはどれか。

(1)100mA、200mA、300mAの3段階
(2)200mA、300mA、400mA、500mA、1000mAの5段階
(3)50mA、100mA、200mA、500mAの4段階
(4)15mA、30mA、100mA、200mAの4段階

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正解:(2)
公称作動電流値は200mA、300mA、400mA、500mA、1000mAの5段階です。(4)の15mA・30mAは漏電ブレーカーの感度電流であり、漏電火災警報器とは別物です。


【第8問】

漏電火災警報器の音響装置の音圧基準として、正しいものはどれか。

(1)1mの距離で60dB以上
(2)1mの距離で70dB以上
(3)1mの距離で90dB以上
(4)1mの距離で92dB以上

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正解:(2)
漏電火災警報器の音響装置は1mの距離で70dB以上です。自火報の地区音響装置(90dB/92dB)より小さめですが、これは漏電火災警報器が建物全体への避難指示ではなく、管理者への注意喚起を目的としているためです。


【第9問】

漏電火災警報器と漏電ブレーカーの違いについて、正しいものはどれか。

(1)漏電火災警報器は漏電を検知すると電路を自動遮断する
(2)漏電ブレーカーの感度電流は200mA~1000mAである
(3)漏電火災警報器は警報を鳴らすが電路を遮断しない
(4)漏電ブレーカーの作動時間は0.3秒以内である

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正解:(3)
漏電火災警報器は漏電を検知しても電路を遮断せず、ベルやブザーで警報を鳴らすだけです。電路を遮断するのは漏電ブレーカー(感度15~30mA、0.1秒以内)の役割です。両者は目的が「火災予防」と「感電防止」で異なります。


【第10問】

漏電火災警報器の受信機について、感度電流と作動時間の基準として正しい組合せはどれか。

(1)公称作動電流値の30%以上で作動し、100%で0.5秒以内
(2)公称作動電流値の50%以上100%以下で作動し、130%で0.3秒以内
(3)公称作動電流値の80%以上で作動し、150%で0.1秒以内
(4)公称作動電流値の100%で作動し、200%で0.3秒以内

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正解:(2)
感度電流は公称作動電流値の50%以上100%以下で確実に作動すること、そして公称作動電流の130%の電流で0.3秒以内に作動することが基準です。例えば公称作動電流値200mAなら、100~200mAで作動し、260mA(130%)で0.3秒以内に作動します。


おつかれさまでした!

10問中何問正解できましたか?間違えた問題は、元の記事に戻って復習しましょう。

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