【乙6】ミニテスト

【乙6】消火薬剤の種類と性質 ミニテスト(10問)

消火薬剤の種類と性質 ミニテスト(10問)

粉末・強化液・泡・ガス系の各消火薬剤について、化学名・性質・適応火災を問う確認テストです。

元の記事で復習したい方はこちら:
消火薬剤の種類と性質


【第1問】

粉末消火薬剤のうち、A・B・C全火災に適応するものはどれか。

(1)炭酸水素ナトリウム
(2)炭酸水素カリウム
(3)リン酸アンモニウム
(4)炭酸カリウム

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正解:(3)
リン酸アンモニウム(ABC粉末)は、A・B・C全火災に適応する唯一の粉末薬剤です。熱を受けるとメタリン酸のガラス状被膜を形成し、再燃を防止できるためA火災にも対応できます。(1)(2)はBC粉末でA火災に不適応。(4)は強化液の主成分です。


【第2問】

炭酸水素カリウムの消火薬剤について、正しいものはどれか。

(1)A・B・C全火災に適応する
(2)色は白色である
(3)炭酸水素ナトリウムの約2倍の消火能力がある
(4)熱分解でガラス状の被膜を形成する

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正解:(3)
炭酸水素カリウムは炭酸水素ナトリウムの約2倍の消火能力があります。カリウム(K)はナトリウム(Na)より原子が大きく、活性ラジカルをより効率的に捕まえるためです。(1)はBC火災のみ。(2)白色は炭酸水素ナトリウムで、カリウムは淡紫色。(4)はリン酸アンモニウムの特徴です。


【第3問】

粉末消火薬剤の色の組み合わせとして、正しいものはどれか。

(1)リン酸アンモニウム=白色、炭酸水素ナトリウム=淡紫色
(2)リン酸アンモニウム=淡黄色〜淡桃色、炭酸水素ナトリウム=白色
(3)炭酸水素ナトリウム=淡紫色、炭酸水素カリウム=白色
(4)炭酸水素カリウム=淡黄色、リン酸アンモニウム=淡紫色

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正解:(2)
リン酸アンモニウム=淡黄色〜淡桃色、炭酸水素ナトリウム=白色、炭酸水素カリウム=淡紫色(灰紫色)。色の違いで薬剤の種類を見分けることができ、試験でも出題されるポイントです。


【第4問】

強化液消火薬剤について、誤っているものはどれか。

(1)主成分は炭酸カリウムの水溶液である
(2)凝固点は約−20℃で、寒冷地でも使用できる
(3)液性は酸性である
(4)霧状放射であればA・B・C全火災に適応する

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正解:(3)
強化液消火薬剤はアルカリ性です。炭酸カリウム(K₂CO₃)の水溶液であり、酸性ではありません。「強化」の意味は、水にアルカリ金属塩を溶かして凝固点を下げた(凍りにくくした)ということです。


【第5問】

機械泡消火薬剤について、正しいものはどれか。

(1)化学反応で泡を発生させる方式である
(2)C火災(電気火災)にも適応する
(3)泡が油面を覆うことで窒息消火の効果を発揮する
(4)残留物が残らないため精密機器のある場所に適している

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正解:(3)
機械泡消火薬剤は、泡が油面を面で覆い尽くして酸素を遮断する窒息消火の効果を発揮します。(1)機械泡はノズルの機械的構造で空気を巻き込んで泡を作る方式です。(2)泡は水を含むためC火災に不適応。(4)残留物がないのはCO₂やハロゲン化物です。


【第6問】

二酸化炭素(CO₂)消火薬剤の性質として、誤っているものはどれか。

(1)消火器内では高圧で液化された状態で貯蔵されている
(2)放射後に残留物がないため精密機器のある場所に適している
(3)冷却効果が高いためA火災に適応する
(4)密閉空間での使用は酸欠の危険がある

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正解:(3)
CO₂消火薬剤は窒息消火が主であり、冷却効果はほとんどありません。そのためA火災(普通火災)には適応しません。ガスはすぐに空気中に散ってしまい、高温の固体可燃物が再燃してしまいます。


【第7問】

ハロゲン化物消火薬剤が現在新規に製造されていない理由として、正しいものはどれか。

(1)人体に対する毒性が強いため
(2)消火能力が他の薬剤より劣るため
(3)オゾン層を破壊するため、モントリオール議定書に基づき生産が中止されたため
(4)製造コストが高すぎて採算が取れないため

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正解:(3)
ハロンはフロンの仲間で、成層圏のオゾン層を破壊する物質です。モントリオール議定書に基づき1994年以降生産が中止されています。既存のハロン消火薬剤はリサイクルで対応しています。「毒性が強いから」は誤りです。


【第8問】

CO₂消火器の薬剤残量を確認する方法として、正しいものはどれか。

(1)指示圧力計で確認する
(2)容器を振って音で確認する
(3)重量(質量)を測定する
(4)容器を透かして液面を確認する

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正解:(3)
CO₂消火器の薬剤残量は重量(質量)を測定して確認します。CO₂は液化ガスで貯蔵されているため、温度によって容器内圧力が変化し、圧力では残量を正確に判断できません。また、容器は不透明な鋼板製なので透かして見ることもできません。


【第9問】

粉末消火薬剤に共通する性質として、誤っているものはどれか。

(1)吸湿性があり、固結すると放射できなくなる
(2)電気絶縁性があり、C火災に使用できる
(3)消火速度が速い
(4)冷却効果が高く、再燃防止に優れている

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正解:(4)
粉末消火薬剤は冷却効果が弱いです。抑制消火(負触媒作用)が主な消火原理であり、可燃物の温度を下げにくいため再燃しやすいのが弱点です。冷却効果が高く再燃防止に優れているのは強化液消火薬剤です。


【第10問】

消火薬剤と使用上の注意の組み合わせとして、誤っているものはどれか。

(1)粉末 — 放射すると視界が遮られる
(2)CO₂ — 密閉空間では酸欠の危険がある
(3)機械泡 — 電気を通さないため電気設備の近くでも安全に使える
(4)強化液(棒状) — 油火災では油が飛散する危険がある

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正解:(3)
機械泡消火薬剤は水を含んでおり、電気を通します。そのためC火災(電気火災)には使えず、電気設備の近くで使用すると感電の危険があります。「電気を通さない」は誤りです。


おつかれさまでした!

10問中何問正解できましたか?間違えた問題は、元の記事に戻って復習しましょう。

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