【5類】ミニテスト

【5類】避難器具の種類 横断比較 ミニテスト(10問)

避難器具の種類 横断比較 ミニテスト(10問)

8種類の避難器具(緩降機・救助袋・避難はしご・すべり台・避難ロープ・避難橋・避難タラップ・すべり棒)の構造・設置階の制限・使用方法の違いを横断的に比較する問題です。各器具の特徴をしっかり整理しましょう。

元の記事で復習したい方はこちら:
緩降機・救助袋の構造と機能|調速器・交互式・垂直式・斜降式をわかりやすく解説
避難はしご・すべり台・その他の避難器具|4タイプの構造と横さん間隔をわかりやすく解説


【第1問】

避難器具8種類のうち、特別な操作なしに幼児や高齢者でも直感的に使用できる器具として最も適切なものはどれか。

(1)緩降機
(2)避難ロープ
(3)避難タラップ
(4)すべり台

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正解:(4)
すべり台は座って滑るだけで降下でき、特別な操作技術が不要です。幼児・高齢者・車椅子の方でも直感的に使用できるため、保育園・幼稚園・社会福祉施設などに最適です。緩降機はベルトの装着操作が必要で、避難ロープは握力が求められます。


【第2問】

避難ロープの使用が制限される階に関する記述として正しいものはどれか。

(1)すべての階で使用可能であり、高層階にも対応する
(2)適応表において2階のみに限定されている
(3)適応表において主に2階と3階の低層階に限定されている
(4)5階以下であれば使用可能である

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正解:(3)
避難ロープは降下速度を制御する装置がなく、使用者自身の握力で速度を調整するため、高所からの降下は非常に危険です。そのため適応表では主に2階と3階の低層階に限定されています。病院や福祉施設など自力避難が困難な人が利用する施設では使用できません。


【第3問】

緩降機と救助袋の共通点に関する記述として該当しないものはどれか。

(1)どちらも検定対象品目である
(2)どちらも甲種5類の消防設備士の業務範囲に含まれる
(3)どちらも1人ずつ順番に降下する方式である
(4)どちらも降下速度を制御する仕組みを持っている

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正解:(4)
緩降機は調速器(遠心力ブレーキ)で降下速度を機械的に制御しますが、救助袋には機械的な速度制御装置はありません。救助袋は袋の内面と体の摩擦(垂直式ではらせん構造による回転摩擦)で速度を自然に制御する仕組みです。両者とも検定対象品目であり、甲5の業務範囲に含まれます。


【第4問】

避難橋の特徴として正しいものはどれか。

(1)建物の外壁に取り付け、地上まで降下するための器具である
(2)隣接する建物や隣の棟へ水平に移動するための橋状の器具である
(3)建物の屋上にのみ設置が認められている
(4)設置にはクレーン車が必要で、常設は認められていない

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正解:(2)
避難橋は隣接する建物や同一建物の隣の棟へ水平に移動するための橋状の避難器具です。地上まで降下するのではなく、火災が発生した建物から安全な隣接建物へ避難することを目的としています。常設型もあり、バルコニー間をつなぐ形で設けられることがあります。


【第5問】

すべり棒に関する記述として誤っているものはどれか。

(1)高層階からの避難にも幅広く適応しており、5階以上でも使用できる
(2)消防署の訓練施設でよく見られる器具と同じ原理である
(3)金属製の棒を握って滑り降りる方式の避難器具である
(4)握力や腕力が必要なため、幼児や高齢者の使用には適さない

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正解:(1)
すべり棒は適応表において低層階に限定されており、高層階での使用は認められていません。降下速度を自分の手足の摩擦力で制御しなければならないため、長い距離を降下するのは危険です。消防署の出動時に使う棒と原理は同じですが、避難用途では使用階に制限があります。


【第6問】

救助袋の垂直式と斜降式の比較に関する記述として正しいものはどれか。

(1)垂直式は広い地上スペースが必要で、斜降式は省スペースである
(2)垂直式は内袋のらせん構造で速度を制御し、斜降式は真っすぐ滑り降りる
(3)垂直式は省スペースだが、斜降式は斜めに展張するため地上に広いスペースが必要である
(4)垂直式と斜降式は構造が同じで、設置角度だけが異なる

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正解:(3)
垂直式救助袋は建物から真下に垂れ下がるため地上の占有面積が小さく省スペースです。一方、斜降式は設置階から地上まで斜めに展張するため、袋を引き出して固定するための広い地上スペースが必要です。垂直式は内袋と外袋の二重構造でらせん状に降下し、斜降式は滑り台のように斜めに滑り降ります。


【第7問】

避難はしごの4タイプ(固定はしご・立てかけはしご・つり下げはしご・ハッチ用つり下げはしご)に関する記述として正しいものはどれか。

(1)固定はしごは使用時に壁面に立てかけて使う
(2)立てかけはしごは常時建物の外壁に固定されている
(3)ハッチ用つり下げはしごは壁面に取り付けた金具から吊り下げて使用する
(4)つり下げはしごは窓やバルコニーの手すりなどから吊り下げて使用する

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正解:(4)
つり下げはしごは窓やバルコニーの手すりなどの上部に取り付け金具を引っかけ、そこから吊り下げて使用します。(1)は固定はしごの説明ではなく、立てかけはしごの特徴です。固定はしごは常時建物の外壁に固定されています。ハッチ用つり下げはしごは床面のハッチ(開口部)に格納され、ハッチを開くと自重で展張します。


【第8問】

避難タラップの特徴として正しいものはどれか。

(1)ロープと着用具(ベルト)で構成される器具である
(2)金属製の固定された階段状の器具で、常時使用可能な状態にある
(3)布製の袋の中を滑り降りる器具である
(4)折りたたみ式のはしごであり、使用時に展開して壁に立てかける

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正解:(2)
避難タラップは建物の外壁に常時固定された金属製の階段状(ステップ状)の器具です。固定はしごに似ていますが、足を乗せる踏み面が広く、はしごより安定して昇り降りできます。常時使用可能な状態にあるため、緊急時に準備作業なしで即座に使えるのが利点です。


【第9問】

甲種5類の消防設備士が工事・整備を行える避難器具の組み合わせとして正しいものはどれか。

(1)すべり台・緩降機・救助袋
(2)金属製避難はしご・緩降機・救助袋
(3)避難ロープ・避難タラップ・避難橋
(4)8種類すべての避難器具

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正解:(2)
甲種5類・乙種5類の消防設備士が工事・整備を行えるのは「金属製避難はしご」「緩降機」「救助袋」の3種類です。この3つは検定対象品目でもあります。すべり台・避難ロープ・避難橋・避難タラップ・すべり棒は消防設備士の独占業務の対象外です。


【第10問】

緩降機の降下速度の基準として正しいものはどれか。

(1)16cm/秒以上 150cm/秒以下
(2)10cm/秒以上 100cm/秒以下
(3)30cm/秒以上 200cm/秒以下
(4)50cm/秒以上 300cm/秒以下

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正解:(1)
緩降機の降下速度は、使用荷重(100kg)を加えた状態で16cm/秒以上150cm/秒以下と定められています。16cm/秒は1分間で約10mの降下速度であり、遅すぎると避難に時間がかかります。150cm/秒は1分間で約90mの速度であり、これを超えると着地時に危険です。調速器がこの範囲内に速度を自動制御します。


おつかれさまでした!

10問中何問正解できましたか?間違えた問題は、元の記事に戻って復習しましょう。

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