【乙6】ミニテスト

【乙6】点検・整備・耐圧試験 総まとめ ミニテスト(10問)

点検・整備・耐圧試験 総まとめ ミニテスト(10問)

蓄圧式・加圧式の整備手順の違い、水圧試験の圧力値、製造年からの経過年数、薬剤の充てん方法、点検の種類と頻度を横断的に問う総まとめテストです。既存のT6-6とは違う角度から出題しています。

元の記事で復習したい方はこちら:
消火器の点検方法と点検項目
蓄圧式消火器の整備手順
加圧式消火器の整備手順
耐圧性能試験(水圧試験)
消火薬剤の充てん方法と注意事項


【第1問】

加圧式消火器の内部点検が必要となる時期として、正しいものはどれか。

(1)製造年から3年を経過したもの
(2)製造年から5年を経過したもの
(3)製造年から10年を経過したもの
(4)設置後毎年実施する

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正解:(1)
加圧式消火器は製造年から3年を経過したものから内部点検が必要です。蓄圧式は5年です。加圧式は普段内部の状態が見えず、腐食やパッキンの劣化に気づきにくいため、蓄圧式より早く内部点検を始めます。


【第2問】

蓄圧式消火器の整備で排圧操作が必要な理由として、最も適切なものはどれか。

(1)薬剤の性能を測定するため
(2)指示圧力計の精度を確認するため
(3)容器内に常時圧力がかかっており、排圧しないと分解時に部品が飛び出す危険があるため
(4)加圧用ガス容器のガス量を確認するため

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正解:(3)
蓄圧式消火器は窒素ガスなどで常時加圧されています。排圧せずにキャップを外すと、内部の圧力でキャップや部品が飛び出し、重大な事故につながる恐れがあります。排圧は蓄圧式特有の安全手順です。加圧式にはこの操作は不要で、加圧用ガス容器の確認は加圧式の手順です。


【第3問】

耐圧性能試験(水圧試験)で容器に加える圧力として、正しいものはどれか。

(1)消火器の設計圧力と同じ圧力
(2)消火器の設計圧力の1.5倍の圧力
(3)所定の試験圧力(消火器の種類ごとに定められた値)
(4)0.1MPaの一定圧力

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正解:(3)
耐圧性能試験で加える圧力は消火器の種類ごとに定められた試験圧力です。蓄圧式はその消火器の充てん圧力に応じた値、加圧式やCO₂消火器はそれぞれ別の基準があります。一律ではなく、消火器ごとに決まっている点がポイントです。


【第4問】

耐圧性能試験で空気ではなく水を使う理由として、正しいものはどれか。

(1)水のほうが安価だから
(2)空気では容器内に錆が発生するから
(3)水のほうが高い圧力をかけられるから
(4)万が一容器が破裂した場合、水は非圧縮性で衝撃波が小さく安全だから

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正解:(4)
水は非圧縮性の液体であるため、容器が破裂しても急激な膨張が起こらず衝撃が小さくて済みます。一方、空気(気体)は圧縮エネルギーを蓄えるため、破裂すると急激に膨張して爆発的な衝撃が発生し、非常に危険です。これが水圧試験と呼ばれる理由です。


【第5問】

製造年から10年を経過した消火器について、正しいものはどれか。

(1)廃棄しなければならない
(2)耐圧性能試験を実施し、合格すれば引き続き使用できる
(3)外観点検のみで引き続き使用できる
(4)製造メーカーに送り返して再認証を受ける必要がある

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正解:(2)
製造年から10年を経過した消火器は耐圧性能試験(水圧試験)を実施し、合格すれば引き続き使用できます。ただし以降は3年ごとに耐圧性能試験が必要です。試験に不合格の場合は廃棄しなければなりません。10年で自動的に廃棄というわけではありません。


【第6問】

粉末消火薬剤の充てんに関する記述のうち、誤っているものはどれか。

(1)充てん前に薬剤の固結がないことを確認する
(2)防湿のため、薬剤はポリ袋に入れた状態で容器に充てんする
(3)充てん量は消火器に表示された量を正確に守る
(4)異なるメーカーの同一種別の薬剤であっても、混合して使用してはならない

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正解:(2)
粉末薬剤はポリ袋に入れたまま充てんするのではなく、容器に直接充てんします。ポリ袋のまま充てんすると放射時に薬剤がうまく出ない原因になります。固結の確認、充てん量の厳守、異なるメーカーの薬剤を混合しないことはいずれも正しい注意事項です。


【第7問】

蓄圧式消火器の整備完了後に行う操作として、正しいものはどれか。

(1)キャップを締めたらすぐに設置場所に戻す
(2)窒素ガスなどを充てんし、指示圧力計で所定の圧力範囲内であることを確認する
(3)加圧用ガス容器を新品に交換する
(4)容器を逆さにして薬剤が正常に排出されるかテストする

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正解:(2)
蓄圧式消火器は整備完了後に窒素ガスなどを充てんして再加圧し、指示圧力計が緑色の範囲内にあることを確認します。加圧用ガス容器は蓄圧式にはなく加圧式の部品です。逆さにして排出テストをすると薬剤が無駄になり、再度整備が必要になります。


【第8問】

加圧用ガス容器の点検方法として、正しいものはどれか。

(1)容器を振って音で判断する
(2)指示圧力計で容器内の圧力を確認する
(3)容器に穴を開けてガスの有無を確認する
(4)容器の重量を測定し、規定値と比較してガスの減少がないか確認する

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正解:(4)
加圧用ガス容器(CO₂ボンベなど)は重量測定で点検します。規定の重量からの減少でガス漏れの有無を判定します。加圧用ガス容器には指示圧力計はついていません(指示圧力計は蓄圧式消火器本体の部品です)。容器に穴を開けるのは当然ながら厳禁です。


【第9問】

消火器の点検報告の頻度について、正しいものはどれか。

(1)特定防火対象物は1年に1回、非特定防火対象物は3年に1回
(2)すべての防火対象物で毎年報告が必要
(3)特定防火対象物は6か月に1回、非特定防火対象物は1年に1回
(4)報告義務はなく、消防署の立入検査の際に確認される

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正解:(1)
消防設備の点検報告は、特定防火対象物は1年に1回、非特定防火対象物は3年に1回、消防長または消防署長に報告します。なお、点検自体は機器点検が6か月に1回、総合点検が1年に1回実施しますが、「報告」の頻度は特定1年・非特定3年です。


【第10問】

強化液消火器の薬剤に関する点検項目として、正しいものはどれか。

(1)薬剤の色を目視で確認するだけでよい
(2)薬剤の比重またはpH値を測定し、規定範囲内であることを確認する
(3)薬剤を全量入れ替えれば測定は不要
(4)粉末薬剤と同じく固結の有無のみ確認する

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正解:(2)
強化液消火器の薬剤は液体(アルカリ金属塩類の水溶液)であるため、比重やpH値を測定して劣化の有無を確認します。粉末薬剤の固結チェックとは点検方法が異なります。色の目視だけでは劣化の判定には不十分です。


おつかれさまでした!

10問中何問正解できましたか?間違えた問題は、元の記事に戻って復習しましょう。

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