【2類】ミニテスト

【2類】泡消火設備の構造・薬剤・消火原理 ミニテスト(10問)

泡消火設備の構造・薬剤・消火原理 ミニテスト(10問)

泡消火設備の全体像・消火原理・膨張比と還元時間・泡消火薬剤3種類の特徴・混合装置・放出方式の構造と機能から出題します。甲種2類の基礎知識を確認しましょう。

元の記事で復習したい方はこちら:
泡消火設備の全体像と消火原理|膨張比・還元時間・設備構成をわかりやすく解説
泡消火薬剤の種類と性質|たん白泡・合成界面活性剤泡・水成膜泡・混合装置をわかりやすく解説
泡消火設備の構造と機能|フォームヘッド・固定泡放出口・高発泡・移動式をわかりやすく解説


【第1問】

泡消火設備が油火災に有効な理由として、最も適切なものはどれか。

(1)泡に含まれる化学物質が油を中和するため
(2)泡が油面を覆い、酸素の供給を遮断する窒息効果があるため
(3)泡の温度が極めて低く、油を瞬時に冷却できるため
(4)泡が油を吸収して燃焼物そのものを除去するため

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正解:(2)
泡消火設備のメインの消火原理は窒息効果です。泡が油面の上に浮かんで薄い泡の層を作り、油面と空気を遮断して酸素の供給を止めます。冷却効果もありますが、あくまで補助的なものです。


【第2問】

膨張比の説明として、正しいものはどれか。

(1)泡水溶液の体積を泡の体積で割った値
(2)泡に含まれる空気の体積を水分の体積で割った値
(3)泡の体積を泡水溶液の体積で割った値
(4)泡水溶液の重さを泡の重さで割った値

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正解:(3)
膨張比は「泡の体積 ÷ 泡水溶液の体積」で求めます。たとえば泡水溶液1Lから10Lの泡ができれば膨張比は10です。この値が大きいほど、空気を多く含んだ軽い泡になります。


【第3問】

低発泡と高発泡の膨張比の組み合わせとして、正しいものはどれか。

(1)低発泡:20未満 / 高発泡:80以上1000未満
(2)低発泡:10未満 / 高発泡:100以上
(3)低発泡:50未満 / 高発泡:50以上500未満
(4)低発泡:20未満 / 高発泡:20以上100未満

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正解:(1)
低発泡は膨張比20未満で、水分が多く重い泡です。高発泡は膨張比80以上1000未満で、空気が多く軽い泡です。低発泡は油面に密着して覆う用途、高発泡は空間全体を泡で埋める用途に使われます。


【第4問】

25%還元時間の説明として、正しいものはどれか。

(1)泡の体積が25%に減少するまでの時間
(2)泡に含まれる水分の25%が液体に戻るまでの時間
(3)泡の膨張比が25%低下するまでの時間
(4)泡を放射してから25%の面積を覆うまでの時間

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正解:(2)
25%還元時間とは、泡に含まれる水分の25%が液体に戻るまでの時間です。この値が長いほど泡が長持ちし、消火性能が高いことを示します。還元時間が短いと油面が再び空気に触れて再着火の危険があります。


【第5問】

たん白泡消火薬剤の特徴として、誤っているものはどれか。

(1)動物性たん白質を原料としている
(2)耐熱性・耐油性が高く、還元時間が長い
(3)流動性が高く、広い面積に素早く広がる
(4)低発泡のみに対応し、高発泡はできない

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正解:(3)
たん白泡は流動性が「低い」のが弱点です。泡がネバネバしているため広がりにくい性質があります。耐熱性・耐油性・還元時間の長さが強みで、石油タンクの消火に適しています。


【第6問】

水成膜泡消火薬剤(AFFF)の最大の特徴として、最も適切なものはどれか。

(1)膨張比80以上の高発泡が可能である
(2)3種類の泡消火薬剤の中で還元時間が最も長い
(3)フッ素系界面活性剤により油面に薄い水の膜を形成する
(4)動物性たん白質を原料とし、茶褐色の液体である

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正解:(3)
水成膜泡(AFFF)の最大の特徴は、フッ素系界面活性剤が油面の上に薄い水の膜(アクアフィルム)を作ることです。泡が多少壊れても水の膜が残って油面を遮断し続けるため、再着火を防ぐ効果が高いです。


【第7問】

液面下注入方式に使用できる泡消火薬剤の組み合わせとして、正しいものはどれか。

(1)たん白泡と合成界面活性剤泡
(2)フッ素たん白泡と水成膜泡
(3)合成界面活性剤泡と水成膜泡
(4)たん白泡とフッ素たん白泡

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正解:(2)
液面下注入方式はタンクの底部から泡を注入するため、泡が油の中を通過しても壊れない高い耐油性が求められます。これに対応できるのはフッ素たん白泡と水成膜泡(AFFF)の2種類のみです。


【第8問】

フォームヘッドとフォームウォータースプリンクラーヘッドの違いについて、正しいものはどれか。

(1)フォームヘッドは閉鎖型で、フォームウォータースプリンクラーヘッドは開放型である
(2)フォームヘッドは感熱体で自動開放し、フォームウォータースプリンクラーヘッドは一斉開放弁で制御される
(3)フォームヘッドは開放型で一斉開放弁により制御され、フォームウォータースプリンクラーヘッドは閉鎖型で感熱体により自動開放する
(4)両方とも閉鎖型で、感熱体により自動開放する

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正解:(3)
フォームヘッドは開放型で、火災感知は別の感知器が行い、一斉開放弁が開くことで区域内の全ヘッドから一斉に泡が放射されます。一方、フォームウォータースプリンクラーヘッドは閉鎖型で、ヘッド自身の感熱体(ヒュージブルリンクやグラスバルブ)が熱で作動して開放します。


【第9問】

高発泡方式に使用できる泡消火薬剤として、正しいものはどれか。

(1)たん白泡消火薬剤
(2)合成界面活性剤泡消火薬剤
(3)水成膜泡消火薬剤
(4)フッ素たん白泡消火薬剤

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正解:(2)
高発泡方式(膨張比80以上1000未満)に使用できるのは合成界面活性剤泡のみです。たん白泡・フッ素たん白泡・水成膜泡は低発泡でしか発泡できないため、高発泡には対応できません。


【第10問】

泡消火設備の構成要素のうち、水系消火設備(スプリンクラー等)にはない泡消火設備固有の構成要素の組み合わせとして、正しいものはどれか。

(1)水源と加圧送水装置
(2)泡消火薬剤貯蔵槽と混合装置
(3)配管と加圧送水装置
(4)水源と泡消火薬剤貯蔵槽

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正解:(2)
泡消火設備は水系消火設備に「泡を作るための仕組み」が加わった構成です。水源・加圧送水装置・配管は水系設備と共通ですが、泡消火薬剤貯蔵槽(薬剤を貯める)と混合装置(水と薬剤を混ぜて泡水溶液を作る)は泡消火設備固有の構成要素です。


おつかれさまでした!

10問中何問正解できましたか?間違えた問題は、元の記事に戻って復習しましょう。

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